実話をベースにした小説だがいまいち
ドキュメントに徹した方が迫力があったのに
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夏の炎 (幻冬舎文庫 や 3-9) 文庫 – 2003/12/1
梁 石日
(著)
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購入オプションとあわせ買い
一九七四年夏。二三歳のテロリスト・宋義哲は、朴正煕大統領を標的に、韓国、北朝鮮、日本、アメリカの政治謀略が渦巻く闇の底へと疾走していく……。かつてない衝撃のアジア・ノワール!
- 本の長さ530ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2003/12/1
- ISBN-104344404688
- ISBN-13978-4344404687
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2003/12/1)
- 発売日 : 2003/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 530ページ
- ISBN-10 : 4344404688
- ISBN-13 : 978-4344404687
- Amazon 売れ筋ランキング: - 386,696位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実話を元にしているとはつゆ知らずで購入しました。
読み始めて少したって偶然「文世光事件」を知り、自分が今まさに読んでいる小説の主人公が
文世光のモデルになっていると大変衝撃を受けました。
また読む直前に訪問したソウルでたまたま西大門刑務所にいったのですが、何とそこで、文世光は処刑されてたのです。単なる
偶然には思えない寒気を感じました、「引き寄せ」たんでしょうね。。。
私の中では忘れられない作品
読み始めて少したって偶然「文世光事件」を知り、自分が今まさに読んでいる小説の主人公が
文世光のモデルになっていると大変衝撃を受けました。
また読む直前に訪問したソウルでたまたま西大門刑務所にいったのですが、何とそこで、文世光は処刑されてたのです。単なる
偶然には思えない寒気を感じました、「引き寄せ」たんでしょうね。。。
私の中では忘れられない作品
2014年1月1日に日本でレビュー済み
親北=左派・親南=右派と日本国内は分かれていて、北に洗脳されたテロリストがヒロイズムに酔ってクネクネの親父を殺そうとしたところクネクネの母親を殺してしまいそのせいで、クネクネは性格が曲がってしまったのだと思う。
それにしても、解説の姜尚中は蛇足だと思う。
あいつは最近「転向」して韓国にすり寄ってるだろ。
それにしても、解説の姜尚中は蛇足だと思う。
あいつは最近「転向」して韓国にすり寄ってるだろ。
2011年4月18日に日本でレビュー済み
本書は1974年に起こった「文世光事件」をベースにしたフィクションである。「文世光事件」とは在日朝鮮人である文世光が、大阪市内の派出所から警官の拳銃を奪って海を渡り、韓国の光復節(8月15日)に当時の大統領朴正煕を暗殺しようとした事件である。朴正煕は死ななかったが夫人は亡くなった。
北朝鮮の金総書記がこの事件に北朝鮮が絡んでいることを正式に認めているが、本書も日本の過激派、公安、KCIA、CIAの暗躍のなかで、北朝鮮もその中に入っていることを活写している。
前年には「金大中事件」も起きており、きな臭い時代であった。私自身は宋義哲(文世光のモデル・主人公)と年齢が同じであったので、当時、この事件に対する関心は高かった。
本書は完成度においてはやや首を傾げるものの、ほぼ大阪を舞台(私も大阪出身)にしているだけに、遠い世界の出来事とは思えず、よりリアルに読むことができた。
北朝鮮の金総書記がこの事件に北朝鮮が絡んでいることを正式に認めているが、本書も日本の過激派、公安、KCIA、CIAの暗躍のなかで、北朝鮮もその中に入っていることを活写している。
前年には「金大中事件」も起きており、きな臭い時代であった。私自身は宋義哲(文世光のモデル・主人公)と年齢が同じであったので、当時、この事件に対する関心は高かった。
本書は完成度においてはやや首を傾げるものの、ほぼ大阪を舞台(私も大阪出身)にしているだけに、遠い世界の出来事とは思えず、よりリアルに読むことができた。
2022年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
脚色はあるにせよ実話に基づいた話です。
1人の真面目な青年が政治と歴史に翻弄されて
暗殺者に仕立て上げられるお話です。
ラストは実話と違い射殺されていますが
実話では投獄され、自分が政治に利用された
事を知り、最後は殺してしまった相手に
謝意を示し、自分の愚かさを述べ
母親に遺言を残して処刑されます。
日本に残した家族の方は村八分状態に
なり筆舌尽くしがたい御苦労なされましたが
ご自身のアイデンティティは韓国にある事に
キチンと向き合われ、生まれ育った場所で
暮らしておられます。
この事件で母を亡くし後に大統領となった
朴槿恵が怪しい占い師に騙され獄中で暮らす
中で彼女のターニングポイントとならざるを
得なかったこの事件の真実について
知ったらどう思うのだろう?等々
色々考えさせられる小説です。
1人の真面目な青年が政治と歴史に翻弄されて
暗殺者に仕立て上げられるお話です。
ラストは実話と違い射殺されていますが
実話では投獄され、自分が政治に利用された
事を知り、最後は殺してしまった相手に
謝意を示し、自分の愚かさを述べ
母親に遺言を残して処刑されます。
日本に残した家族の方は村八分状態に
なり筆舌尽くしがたい御苦労なされましたが
ご自身のアイデンティティは韓国にある事に
キチンと向き合われ、生まれ育った場所で
暮らしておられます。
この事件で母を亡くし後に大統領となった
朴槿恵が怪しい占い師に騙され獄中で暮らす
中で彼女のターニングポイントとならざるを
得なかったこの事件の真実について
知ったらどう思うのだろう?等々
色々考えさせられる小説です。