ストーリーが痛快で読み進みやすいのはもちろんだが主人公の心情や事件に巻き込まれた諸藩の武士たちのそれぞれの立場も丁寧に描かれていて物語に奥行をもたせている。
NHKでドラマ化されているので映像と書籍を見比べてみるのも楽しいかと思う。
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御鑓拝借 (幻冬舎文庫 さ 11-1 酔いどれ小籐次留書) 文庫 – 2004/2/1
佐伯 泰英
(著)
豊後森藩を脱藩した赤目小籐次は、江戸城中で他藩主から辱めを受けた主君・久留島通嘉の意趣返しをすべく、秘剣を操り大名行列を襲撃する。圧倒的迫力で贈る書き下ろし長編時代小説。
- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/2/1
- ISBN-10434440484X
- ISBN-13978-4344404847
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/2/1)
- 発売日 : 2004/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 330ページ
- ISBN-10 : 434440484X
- ISBN-13 : 978-4344404847
- Amazon 売れ筋ランキング: - 672,288位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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佐伯泰英(さえき・やすひで)
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。
闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの小説・ノンフィクション作品を手がける。99年、初の時代小説『密命―見参! 寒月霞斬り』を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描き、時代小説の旗手として高い評価を得る。以降、数々の人気シリーズを抱えるベストセラー作家に。
主な著書に、「密命」「居眠り磐音 江戸双紙」「吉原裏同心」「鎌倉河岸捕物帖」「古着屋総兵衛影始末」「酔いどれ小籐次留書」「交代寄合伊那衆異聞」シリーズなど多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月17日に日本でレビュー済み
この作者の日本語使いのおかしさや、文章の拙さについては他でも書いたので割愛します。
この主人公がやったことは、主人の意趣返しとはいえ、立派な強盗殺人です。大藩に対して初老の武士が一人でけんかを売ったのだから、庶民は喝
采するかもしれませんが、参勤交代の大名行列を襲い、行列の供をしている相手の藩士を斬っておいてお咎めなしなどということがあるわけがありま
せん。これは、江戸の庶民から喝采を受けた(と言われる)赤穂浪士の一件を見ても明らかです。確かに、赤穂浪士の場合は御府内(江戸市中)で騒
ぎを起こしたということもあるでしょう。しかし、いくら主君の遺恨を晴らすためであっても、正規の手続きを経ない行為は(いくら市民が支持したとしても)
犯罪として裁かれるということなのです。当然、小藤次がやったこともれっきとした犯罪であって、お咎めなしなどということはあり得ないでしょう。
旧主に対して、彼を愚弄したお歴々が謝罪する。それを見届けて小藤次は腹を切るというのが、当たり前の成り行きです。最初からシリーズ化したかった
からこういう結末にしたのでしょうが、あまりにお粗末です。
それから、江戸時代に庶民相手の刃物研ぎが商売になったとは思えませんし、小説中で小藤次が披露したような研ぎの技術は本阿弥家で修行しなけ
れば身につかないはずなんですがね。そういう設定もお粗末だと思います。
この主人公がやったことは、主人の意趣返しとはいえ、立派な強盗殺人です。大藩に対して初老の武士が一人でけんかを売ったのだから、庶民は喝
采するかもしれませんが、参勤交代の大名行列を襲い、行列の供をしている相手の藩士を斬っておいてお咎めなしなどということがあるわけがありま
せん。これは、江戸の庶民から喝采を受けた(と言われる)赤穂浪士の一件を見ても明らかです。確かに、赤穂浪士の場合は御府内(江戸市中)で騒
ぎを起こしたということもあるでしょう。しかし、いくら主君の遺恨を晴らすためであっても、正規の手続きを経ない行為は(いくら市民が支持したとしても)
犯罪として裁かれるということなのです。当然、小藤次がやったこともれっきとした犯罪であって、お咎めなしなどということはあり得ないでしょう。
旧主に対して、彼を愚弄したお歴々が謝罪する。それを見届けて小藤次は腹を切るというのが、当たり前の成り行きです。最初からシリーズ化したかった
からこういう結末にしたのでしょうが、あまりにお粗末です。
それから、江戸時代に庶民相手の刃物研ぎが商売になったとは思えませんし、小説中で小藤次が披露したような研ぎの技術は本阿弥家で修行しなけ
れば身につかないはずなんですがね。そういう設定もお粗末だと思います。
2013年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKの正月ドラマを見てアマゾンの本を探して見つけた物で内容は、想像以上でした。
2005年5月2日に日本でレビュー済み
主君の屈辱をはらすために脱藩した主人公が暴れ回る痛快なお話です。読み終わってから、すぐに何度も読み返しました。