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性遍歴 (幻冬舎文庫 ま 5-3) 文庫 – 2004/4/1
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/4/1
- ISBN-104344405110
- ISBN-13978-4344405110
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/4/1)
- 発売日 : 2004/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 219ページ
- ISBN-10 : 4344405110
- ISBN-13 : 978-4344405110
- Amazon 売れ筋ランキング: - 898,850位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
※著者プロフィール
松本侑子(まつもと・ゆうこ)作家・翻訳家。
島根県出雲市生まれ、筑波大学社会学類卒、政治学専攻。
1987年、『巨食症の明けない夜明け』ですばる文学賞を受賞して作家デビュー。
2010年、評伝小説『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(光文社文庫)で新田次郎文学賞を受賞。
著書に、詩人金子みすゞの小説『みすゞと雅輔』(新潮社)、幕末維新小説『島燃ゆ 隠岐騒動』(光文社文庫)など多数。
訳書に、シェイクスピア劇やアーサー王伝説などの英米文学と聖書からの引用を海外の図書館で多数解明して解説した日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)が刊行中。
『アン』解説書は、『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』(集英社)、『英語で楽しむ赤毛のアン』(ジャパンタイムズ出版)、『赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行』(JTBパブリッシング)、『赤毛のアンへの旅 秘められた愛と謎』(NHK出版)など多数。
毎年6月、『赤毛のアン』シリーズ4作の舞台と著者モンゴメリの生涯の地を旅するカナダ東海岸4州ツアーの企画・同行解説・通訳をつとめ、プリンス・エドワード島渡航は20回以上。全国から500人以上が参加。
Twitter https://twitter.com/officeyuko
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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これだけで、この本は価値があると思います。ただし、この本を一冊買うだけの価値ではなく、時間を費やしても、無駄にならないと言う意味です。
一章以外の章は、お好きな方にはお好きでしょう。しかし、ヘテロの私にとっては、他には一つの章は読めましたが、後は、飛ばしました。一応、読みはしましたが、読むに耐えない。読みつづけるのが苦痛となって、結果、読むのを止めて、その時間の価値に満たないと言わざるを得ませんでした。
図書館で借りて、好きな章だけ読む。そういう本でしょう。一冊買うとするなら、文庫でも必ずしも時間と希望のバランスを、
全ての読者に
もたらすとは、思えません。
ちょっとした息抜きで読んでみると良いでしょう。
表題作のヒロインの気持ちを手繰りながら、当時の恥ずかしいような甘酸っぱいような気持ちがよみがえってきた。
この作品以外はヘテロセクシャルではなくホモセクシャル、ユニセクシャルを取り上げている。性の垣根を越え、己の心の奥にうずめく感覚を埋めようとするそれぞれの主人公の心の動きは非常に見事にそして丁寧に描かれている。
単純なハッピーエンドでもなく、絶望の感も残さない。
しかし読み終わったあとに余韻を感じる作品集である、
女装趣味の男性を描いた「女装夢変化」
完全なユニセックス社会が実現した近未来を描いた「初恋」
裕福だけど親の愛情に飢える同じ女子大の同級生を描いた「ナツメの実」
レズビアンのカップルが誕生するまでを双方の視点から描いた「新しい扉」
五つの短編小説集です。
いずれも、主人公の視点に立った、等身大の物語です。
僕が一番好きなのは、表題作「性遍歴」
健康な女性が語る自分の性遍歴は、かくもたくましく、美しいものかと感激しました。特に過去の恋人の描写が良いと思います。
もちろん、恨み辛みもあるでしょうし、小説だからというのもあるのでしょうが、客観的な描写で描かれる高校時代の先輩との逸話に、甘く苦しい思春期のリアリティーが感じられました。
最近色々な分野でご活躍しているのをしりました。翻訳家だと思っていましたが、どの分野もテーマがあり面白く拝読できました。