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永遠の仔(一)再会 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2004/9/30
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- 本の長さ396ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/9/30
- ISBN-104344405714
- ISBN-13978-4344405714
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/9/30)
- 発売日 : 2004/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 396ページ
- ISBN-10 : 4344405714
- ISBN-13 : 978-4344405714
- Amazon 売れ筋ランキング: - 298,785位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年、愛媛県生まれ。86年に『白の家族』で第十三回野性時代文学新人賞を受賞。93年には『孤独の歌声』が第六回日本推理サスペンス大賞優秀作と なる。96年、『家族狩り』で第九回山本周五郎賞を、2000年にはベストセラーとなった『永遠の仔』で第五十三回日本推理作家協会賞を受賞。2009 年、『悼む人』で第百四十回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 静人日記 (ISBN-13: 978-4163287201 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
天童さんの作品はほとんどを読破しました。
重い気持ちにならないというのは嘘ですが
どうしても読まずにはいられない
ドキドキ感と感動を静かに味わえる。
三人の主要登場人物のうち、
優希は心理描写が足りなくて過去に酷い目に遭ってる割には何かと感情があっさりしてるように感じるし、個性がないのでどんな人間なのかも見えてこない。しかもそうしないと三人のバランスが取れないと作者が思ったせいなのか、何故か笙一郎じゃなく梁平とやってるし。いや好きな男とやれよと。その好きな相手の笙太郎にしてもいつ好きになったのかわからんし。
梁平に至っては自分勝手のやりたい放題で大嫌いなキャラなのでこいつが出てくるたび不快だった。三人の中で一番恵まれてるのに、自分を引き取りたいという優しい叔父夫婦をいくら当時子供だったからとはいえ「あいつらダサいから嫌だ」とか抜かすし。そして一途に自分を想ってくれる恋人にあの仕打ち。自分が傷つけられた過去があるからといって他人を傷つけていいわけじゃないということを誰かこいつに教えてやってほしい。ラストシーンの志穂の遺書に書かれていた「あの人(優希父)も過去につらいことがあったかもしれない。ですがそのこととあなた(優希)は関係ありません」っていうのはおまえに言ってんだよ肝に銘じろこのゴミ男とも思った(とやたらと熱く書いているのは、つらい過去がある知人に、自分がちょっとでも傷つくとぎゃあぎゃあその傷とやらを主張してきて、その割には人を平気で傷つける奴が非常に多いためです)。
一番(というか唯一)好感が持てて感情移入出来た笙一郎に至ってはあんな感じでもうやるせないわ切ないわ、、、
「親にも愛されないこんな自分は生きていてもいいのだろうか。こんな苦しい過去を抱えたまま生き続けてもいいのだろうか」、これが三人に共通の考えだったと思うのですが、それはおそらく虐待という理不尽極まりない暴力に遭ったが故の抱えなくていい罪悪感に起因するもので、それに対して作者は最後に「生きてていいんだよ」と答えを出している。
でも現実の世の中、罪悪感じゃなく寂しさ、孤独を抱えて生きている人の方が多いと思うので、そういった多くの人々には「生きてていいんだよ」より「生きててほしい」の方がもっとほしい言葉なんじゃないかな。少なくとも私はそうだ。
もちろん、普通の人間なら当たり前に思っている「自分は生きてていい」という感覚、それさえも与えられなかった三人の境遇を作者は書きたかったのだろうけど。
同じ虐待をテーマにした物語なら、葉真中顕さんの「Blue」の方がよっぽど面白いし訴えかけてくるものがあったし感動した。
第八病棟を舞台とした前者の描写が秀逸です。後者の描写も、
最初は惹きこまれますが、だんだん事件内容と物語のテーマ
との乖離が目立ってきて、冗長な割には最後で些か荒っぽい
着地となり、ミステリとしてはバランスが悪いと言わざるを
得ません。
また、他の方も指摘されていますが、ひとつの文章中でめった
やたらに読点[ 、]が目立ったのが読んでいて気になりました。
日本推理作家協会賞を取っていますが過大評価され気味なので、
ミステリとしては★ひとつ、むしろ文学作品にカテゴライズした
ほうが良いと感じました。
期待通りの作品。
大満足です。
情景、感情、雰囲気などを思い起こさせる文脈の造りには素晴らしいものがあります。
ただ、それが逆に物語を有らぬ方向へと向かわせてしまっていると思います。
実際の情景や出来事を文章で表現しようとすれば当然、仔細に綴らねばならなくなります。
ですが、この作者はその仔細にとらわれ過ぎているように感じました。
ある意味で細かすぎる。私には合わなかった。
愚かな親によって付けられた深い傷を、子どもは一生背負って、翻弄されながら、自分自身の存在意義を常に問いながら生きて行かねばならない。親から愛されず、または歪んだ愛情しか与えられず、それでも親を心から恨み憎むことが出来ない。そればかりか、時には自分を犠牲にして守ろうとする。そんな痛々しい姿が、細かな情景描写に助けられ鮮明に脳裏に浮かぶ。読んでいる間中、胸が締め付けられ続ける。
子どもをきちんと育てることの意味を、あらためて考えさせられる作品だ。子育ては、親から子へ、子から孫へと、受け継がれてゆくものなのだ。
自分自身を犠牲にして子を守る、ということを出来ない親が増えた、現代社会への警鐘のように思えてならない。
ぜひ、子を持つ親に読んで貰いたい。
単行本で二段組、上下2巻。
しかし、その厚さを感じさせないような作品でした。
ただ気になったのは、
彼らの疎外感や被害意識を際立たせるために
意図的に描いているのだとは思うのですが
(あるいは彼らの目を通して描いているためか)、
医療関係者や学校関係者の3人への対応、言葉などが
あまりにも無神経で、あまりにも何の知識もないように
描かれていることです。
90年代という時代のせいなのかとも思いましたが、
この点に違和感を感じました。
評判がいいので、購入したが期待外れ。これを
読んだ本ナンバー1にした人は他の小説やノンフィクション
を読んだことがないのかと思う。
あまりにも実態から離れた認知症老人の姿には失笑しかない。
子供のように露骨に甘える老人などいない。
ましてや股間を平気でさらして、甘えるなどない。
プライドがあり、それまでの生活歴のある人たちだから
甘え方も屈折している。こんなにストレートに甘えてこない
精神科に入院していた子供の話が中心のようだが、
何を持って入院したのかまだわからない。今後読んでいて、面白くなるだろうか?