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永遠の仔(三)告白 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2004/9/30
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- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/9/30
- ISBN-104344405730
- ISBN-13978-4344405738
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/9/30)
- 発売日 : 2004/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 278ページ
- ISBN-10 : 4344405730
- ISBN-13 : 978-4344405738
- Amazon 売れ筋ランキング: - 217,535位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年、愛媛県生まれ。86年に『白の家族』で第十三回野性時代文学新人賞を受賞。93年には『孤独の歌声』が第六回日本推理サスペンス大賞優秀作と なる。96年、『家族狩り』で第九回山本周五郎賞を、2000年にはベストセラーとなった『永遠の仔』で第五十三回日本推理作家協会賞を受賞。2009 年、『悼む人』で第百四十回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 静人日記 (ISBN-13: 978-4163287201 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
もっともっとと思い読みふけったのは久しぶりでした。
私はこの中の(仔)と同じような生い立ちをもっています。
天童さんがその子どもや親の人間がとてもことばでは
表せないような細部の心や行動がどうしてこんなにも
理解して表現してくれているのか・・ということに感動して読み終えました。
最終章の展開もとてもショッキングでした。
とにかく自分がこの本の中で子どもに戻って行動している
そんな錯覚がありました。
優希の家の焼失が前半で、衝撃的な告白が、後半を占めます。
子供の心理、なんて甘い世界ではありません。
比較的えげつない経験をしてきたし、周りから見ると、おかしな
ことを知っているつもりでしたが、この告白はその中でもかなり
深いものに当たります。
とにかくよく取材され、一部はご職業がらみの知識なのでしょう。
細部にわたって緻密に描かれる世界は、とにかくどろどろしていて、
その深みの中に自らが落ちていく感じ。
この手の、過去と現在を行ったり来たりして、少しづつ焦点が
絞られていく作品は、時にその焦点が呆けがちですが、非常によく
描かれており、秀逸です。
但し。テーマがあまりにも陰湿。ここからどのように展開するのか。
80点。暗すぎる。落ちるところまで落ちる感じ。
この、何か起こりそうでいて実際にははっきり示されない、
示されないような流れでいて、事件が描かれる、
という出し入れのさじ加減がなかなか巧みだ。
展開は私が予想したよりも重いものだった。
たまたま前の巻から間を開けて読んで、
この作家の文章のしっかりしていることや、行間から窺える倫理観のようなものが好ましく感じられて、
妙に安心してしまっていたせいもあるだろう。
相当な破局のような悲劇のようなものがあるのは、暗示にせよかなりはっきりしているから、
いよいよその段階に入りつつあるのだな、と、あらためて読む側として、
ある種の覚悟のようなものを覚えた巻だった。
文庫本で5冊ですが、皆さんがレビューで書かれている通り、
先が気になりどんどん読み進んでしまいます。
幼少時代と現在を行き来し物語は展開していきます。
幼少時代は主人公の3人がある施設で知り合い、
不器用ながら交流していき、
最終的にある事件を起こす事になります。
このある事件の真相は最後の最後までわかりません。
一方現在は、幼少時代につらい体験で傷ついた3人が
刑事・弁護士・看護婦となり再会するところから始まり、
こちらはどちらかといえばサスペンスとして展開します。
幼少時代と現在の交互にどちらもおもしろいので、
どんどん読み進んでしまうのです。
絶対に読むべしです!
本当にひどい話です。誰も幸せにならない。
傷付き、悩み、もがき、結局誰も救われない。
その描写力も半端でないです。
ものすごい量の参考文献からもわかりますが、心を病んだ人間について、作者が徹底的に調べ上げ、それらと向かい合うことで完成作品であることがわかります。
この作品を完成させるために、作者が心身を病んだというのもわかります。
量も量なので、登場人物の「人生の重み」がありありと迫って来ます。
その結果、読後にはかなりの疲労感を伴います。
「さくっと読めました」なんてレビューしてる人もいますが信じられません。
けれど一方で、登場人物たちを羨ましくも思えるのです。
僕はここまで人生に真摯に取り組んでいるのだろうか。
これほど自分のその後を想い合ってくれる仲間はいるのだろうか。
これほどに人生は険しく、美しいものなのか。 自分のちっぽけな人生と比較してやはり羨望の想いすら感じてしまう魔力がある作品です。
重苦しい作品ですが、読み応え十分です。今では安く手に入るのもいい。★5つです。
1999年文春ミステリーベスト10 2位。
2000年 第53回日本推理作家協会賞長篇部門
第121回直木賞候補作品
作者の代表作品。
直木賞の選考では、選考委員の大先生方に「作品が長すぎる」「子供同志の会話が子供らしくない」等々の評価を受けたようであり、実際読んでみると、なるほどその通りである。しかし、その不器用さゆえ、読者に強いメッセージが伝わっているように思う。作品自体は過去と現在に起きた殺人事件を軸に展開するミステリーとなっているが、まず作者が作品を通して伝えたいメッセージがあり、その表現方法としてミステリーを選択したように感じた。とにかく「力」がみなぎった作品である。