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永遠の仔(五)言葉 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2004/11/5
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- 本の長さ345ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/11/5
- ISBN-104344405846
- ISBN-13978-4344405844
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/11/5)
- 発売日 : 2004/11/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 345ページ
- ISBN-10 : 4344405846
- ISBN-13 : 978-4344405844
- Amazon 売れ筋ランキング: - 231,723位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年、愛媛県生まれ。86年に『白の家族』で第十三回野性時代文学新人賞を受賞。93年には『孤独の歌声』が第六回日本推理サスペンス大賞優秀作と なる。96年、『家族狩り』で第九回山本周五郎賞を、2000年にはベストセラーとなった『永遠の仔』で第五十三回日本推理作家協会賞を受賞。2009 年、『悼む人』で第百四十回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 静人日記 (ISBN-13: 978-4163287201 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
虐待を受けた子供達の心の葛藤が描かれますが、その葛藤は体験していない私にはどうも現実感がないように感じてしまいました。
例えば優希の父を山で押すかどうかの葛藤が描かれたシーンではモウルが自分の父と重ねて見ていたというのが理解に苦しみました。また、モウルが殺人を犯した動機も衝動的にとしか言ってませんが、もう少し必然性が感じられず、結果、全体的にふわふわしたファンタジックな印象が残りました。逆にそのお陰で重すぎず読み進められたということも言えると思います。
最後の展開はさすがに自分には想像できていませんでした。
女である自分が女性の強さ、怖さに感動すらして印象深かった。
最近の一連の世の中の事件でも・・女性が強くしたたかであることは
ある意味世の中のバランスとして必要なことなのではないかと
思えることもあります。
読み終わった後にも頭から離れないような内容も大作だったです。
序盤〜中盤は主に雄作に対する激しい憎しみが占めていた。
優希と物理的に距離が近い場面は鼓動が激しくなった。息が苦しかった。
理想とする父親像から、最も遠いところにある人物がそこに居たから。彼の存在を激しく嫌悪した。
終盤は、哀しくてしょうがなかった。
この物語が早く終わって欲しい。主人公達に早く安堵の日々が訪れて欲しい。
祈るようにページを進めていった。
私は彼らのようなひどい虐待を受けてはこなかった。
それでも彼らに気持ちを乗せられたのは、彼らの生きようとする力、救い合い、認め合う力がとても素晴らしかったから。
最後は私の望むような結末ではなかったが、こんなにも胸を熱くさせてくれた、心から感謝したい。
虐待される子供達の心情は痛いぐらいに伝わってきて、苦しいほどです。
また大人の言い訳も屁理屈ながらも、「こういうことをいう大人っていそう...」と思えるリアリティがあります。虐待の描写も生々しく、
充分読み応えがあります。ただ、その虐待の描写に物語が集中しすぎて、
ミステリーとしての殺人の動機や謎かけが甘い気がします。
それぞれが苦しんだのはすごくよくわかるけど、最後にどうしてこの人が
こういう行動に出るの?というのが、納得が行きませんでした。
しかし、「児童虐待」というテーマをここまで掘り下げたことは評価
できると思うし、ミステリーとしての醍醐味を期待しすぎなければ、
読む価値は充分ある物語だと思います。
結末については、単純に考えるなら、この最終巻の展開だけでもいろんな選択肢があっただろうと思う。
最後まで、ある種の意外性も残されているが、
しかし実際に書かれたものを読むと、最終的な処理には、何か重い必然のようなものが感じられる。
それは最初から決まっていたもので、この作家のこの作品にはこれしかなかったのだろうと思われるものだ。
それをどう受け止めるかは、ひとりひとり読者の問題なのだろう。
巻末の「報告」や、長いあとがきを見ても、天童荒太がいかに倫理的な作家かというのはわかる。
参考資料の多さは、真面目な作家であるというだけでなく、
こうした重い問題と、人生の長い時間をかけて付き合って生きていける資質を示すものだろう。
そのスタンスは、なかなか一般の読者には辛いものでもある。
それでも、
自分には重すぎるそれをこの作家がやってくれるからこそ、
彼の作品を読むということもあるのだと思う。
辛く、重苦しいと同時に、頭と心の両方でスリリングで、味わい深い読書体験でもあった。
とにかく起こりうるいやなこと全ての連鎖に、沈み込んでいた4巻まで。
物語は、意外な方向にめぐり、全ての因果は、ここに帰着する。
奈緒子さんの愛情と、まり子さんの引き金とモウル。
遺書とは何かを、もはや灰に帰した紙切れは、思い出の場所すら失って
いく三人には、届かない。
罪の意識も、傷だらけの心も、それがすべて人間なのだと、学習する。
それが大人になることなんだと、知る、いや知らされる。その出発の場が
双海病院の院内学級であったこと。そして学習しきれずに、いや学習して
いる子供たち。
最近聞いた言葉で、とても印象的な言葉。
「人は二度死ぬの。一度は肉体の死。もう一度はみんなの記憶の中の死。」
この言葉がとてもシンクロして、一度に私に向かってくる。
そんな最終巻です。
この作品の長さが必要だったかと、審査委員の議論が交わされたようですが、
確かに微妙です。ただ、一つ一つが確かに必要なパーツであり、一つ一つが
叫んでいる。その叫びの高揚が見事でした。
100点。傑作です。設定はあり得ないけれど。
ただ、ラストが結局誰一人過去のトラウマを本当の意味では乗り越えられなかった事が非常に残念だ。同じような体験をした全ての被害者の為にも誰か一人でも完全にトラウマに打ち勝ち今を生きる姿を見せて欲しかった。