賃貸住宅を経て購入した一軒家が欠陥住宅だった内容のエッセイであるが
性愛に意味を見出す筆者の過激な文体は本書でも思う存分発揮されており
行為の描写もスピード感とリズム感をもち細部まで書き込んでいく展開は
流石である。
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欠陥住宅物語 (幻冬舎文庫 さ 4-5) 文庫 – 2005/2/1
斎藤 綾子
(著)
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2005/2/1
- ISBN-104344405994
- ISBN-13978-4344405998
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2005/2/1)
- 発売日 : 2005/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 333ページ
- ISBN-10 : 4344405994
- ISBN-13 : 978-4344405998
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,347,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年5月6日に日本でレビュー済み
この小説は、作者が実際に欠陥住宅をつかまされて、裁判を行った体験に基づいているらしい。小説というより、エッセイ、といってもいいのかな?まぁ、虚実のバランスはよくわからん。で、内容的には、裁判とか、欠陥住宅の話はあんまり出てこない。その前の、家を買おうとする段階の話や、作者の昔の話が主だ。で、この本の中に出てくる出来事で、「あれ、これあの小説のもと?」という事がいくつかあった。なので、斉藤綾子のほかの小説を読んだことがあったほうが楽しめるかな?とは思いました。(「フォーチュンクッキー」とかね)
2019年4月15日に日本でレビュー済み
この本を手に取ったのはおそらく八年は前のはずです。今は潰れてしまった古本屋で購入しました。私は斎藤綾子さんを全く知らずに読み始めました。それから何度も読み直しています。大抵の本は一回読めば本棚にしまうか、ダンボールにしまいこんでしまう私ですが、この本だけはなぜか何度も読み返してしまうのです。どこがいいの?共感するところなんて一つもないのに、と思うし、人に聞かれても説明できません。だけどこの小説を読むとすごく元気が湧いてきます。パワーをもらってるっていうのかな、そんな感じがします。多分この先もずっと手元に残して読み続けると思います。多分みんながみんなこの小説からパワーは感じないと思いますが、私にとっては人生に一部とも言える本なのは間違いありません。ちなみにどう作者の本は一冊も読んでいないのでファンです、なんて口が裂けても名乗れないのが残念ですね。
2004年8月20日に日本でレビュー済み
小説とうたっているけど、内容はエッセイもしくは日記
1人暮らしを始めた時から一軒家購入
後、裁判が終了するまでの日々の暮らしを書いた
これは、斎藤綾子に思い入れがないと面白くもなんともない
家を購入予定の人が参考にする内容でもない
貯金が二千万あったのが、唯一驚いたけど
1人暮らしを始めた時から一軒家購入
後、裁判が終了するまでの日々の暮らしを書いた
これは、斎藤綾子に思い入れがないと面白くもなんともない
家を購入予定の人が参考にする内容でもない
貯金が二千万あったのが、唯一驚いたけど
2005年3月19日に日本でレビュー済み
作者が一戸建て住宅の購入を決意するまでのいきさつ、「これぞ」という中古物件にめぐりあい購入するまでのあれこれ、そして購入後に欠陥住宅だとわかり訴訟を起こし判決が出るまでの話が、作者の私生活もからめて日記調まとめられている。個人的には、「100%先方に非があったとしても、買ったら最後、解約はありえないし、先方からお金を引き出すにも微々たる額しかひきだせない」ということがよくわかった。注意してほしいのは、本書は欠陥住宅をテーマにあれこれ薀蓄(うんちく)を語っている本ではないことだ。どちらかというと、学生や新婚さんのように、「何年か先に家を買うことになるであろうが、それはまだ少し先。知識も殆どない。」という人が、他人事で週刊誌やワイドショーを見る感覚で読む内容だ。決して知恵や知識をつけるための本ではない。※著者名で作品を検索すれば一目瞭然であるが、作者はいわゆる「エロ」物の物書きで、本作品にもそういった内容が含まれている。
2003年9月15日に日本でレビュー済み
男に振られ、母親になじられ、不動産業者にだまされ、裁判でも正当な扱いを受けらなかったり。それでも著者は一人で強く生きていきます。時にはパチンコで、時にはエロ小説の原稿料で稼ぎながら、親から自立し、自分の生きる場を確かなものにしていきます。そして、ダイビングという趣味や複数の愛人との気ままな行き来と、人生を楽しむことも忘れません。普通だったら子供がいる年齢の女性が、独身ゆえにぶちあたる苦労や、独身だからこそ味わえる喜びを、著者特有の笑いとエロに交えて疑似体験できます。しかも不思議と読み終わったときには、老いや肉親の愛憎、結婚の意味といった普遍的なテーマについても、考えさせられています。バカにできない本です。
2003年6月24日に日本でレビュー済み
セックス好きのポルノ作家斎藤綾子は数々のアパートを経て、信濃町に中古一軒家を購入する、が、そこは欠陥住宅であった。彼女は弁護士を雇い、不動産業者と売り主を相手に裁判を起こす。
バイタリティあふれる彼女の生活及び文体、法廷闘争に関してもわかりやすく書かれている、官能小説的展開も織り込まれており読む者を飽きさせない、でも根底には、女系家族独特の母親や妹達との葛藤が描かれている。ポルノチック富岡多恵子
バイタリティあふれる彼女の生活及び文体、法廷闘争に関してもわかりやすく書かれている、官能小説的展開も織り込まれており読む者を飽きさせない、でも根底には、女系家族独特の母親や妹達との葛藤が描かれている。ポルノチック富岡多恵子