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仮面 (幻冬舎文庫 や 6-9) 文庫 – 2005/3/1
山田 正紀
(著)
- 本の長さ358ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104344406311
- ISBN-13978-4344406315
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 358ページ
- ISBN-10 : 4344406311
- ISBN-13 : 978-4344406315
- Amazon 売れ筋ランキング: - 159,358位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年10月29日に日本でレビュー済み
内容が物語過ぎる、というのが読後感である。すなわち非現実的過ぎるのだ。事件の真相を解明する鍵は、「手記」にあるのだが、その「手記」を主人公の探偵がやってみせたように見抜く手段は現実には(おそらく)存在しない。これは物語内に作者によって意図的に記号が付されているからこそそう見えるのであって、その記号がなければ誰にも「手記」に他人の文章が混ざっているとは考えないし、考えたとしてもそれを抜き出す手段はないに等しい。つまりは挿入された記号というヒント自体が、作者に意図する方向へ読者を導いて納得させるための仕掛けなのだ。ならばその仕掛けは事件とは関係ない。純粋に作者の「物語の記述」上の問題だ。また物語内の探偵も、作者の引いた記号という点線に沿って、推理を展開しているように見える。あまりにもトリックに懲りすぎて本末転倒してしまった、という内容であると思う。
2016年11月24日に日本でレビュー済み
私はあまり入り込む事が出来ませんでした。時間軸の変化がうっとうしかったのかも・・・、でも他の人がいいといっているのでいいのでしょう。私は今一でした。
2008年8月7日に日本でレビュー済み
二重に解釈出来る文というか、
中立の語り手と犯人の捏造と探偵の謎解きが、
同時に一つの視点として語られる驚異の三重構造。
問題提示編と解決編を同時に語る驚愕の叙述トリックが爆裂する。
ダイイングメッセージものとしても巧い。
ジョン・ディクスン・カー の『火刑法廷』に匹敵するなら文句なく星五つと言いたいが、
真犯人の動機が弱いので星四つ。
風水火那子シリーズの第2作だが、
第1作の『阿弥陀(パズル)』 読まずに読んでしまったが、
問題ありませんよね?
まさかエラリー・クイーン のレーン四部作のような仕掛けはしてないよな?
中立の語り手と犯人の捏造と探偵の謎解きが、
同時に一つの視点として語られる驚異の三重構造。
問題提示編と解決編を同時に語る驚愕の叙述トリックが爆裂する。
ダイイングメッセージものとしても巧い。
ジョン・ディクスン・カー の『火刑法廷』に匹敵するなら文句なく星五つと言いたいが、
真犯人の動機が弱いので星四つ。
風水火那子シリーズの第2作だが、
第1作の『阿弥陀(パズル)』 読まずに読んでしまったが、
問題ありませんよね?
まさかエラリー・クイーン のレーン四部作のような仕掛けはしてないよな?
2008年9月7日に日本でレビュー済み
店を閉めることになったクラブ「クレイモア」のお別れパーティーに集まった、仮装した七人の男女。が、パーティーが始まって間もなく惨劇が。密室状態のクラブの中で次々と殺されていく参加者たち。この不可能犯罪に立ち向かうのは、パーティーのための出張シェフのアルバイトとしてやってきた風水火那子。名探偵の仮面をかぶり他人の秘密を暴き立てると非難され窮地に陥る火那子。魔女に死神、AV女優、道化師などなど、凝った仮装の中に、さらに犯人の仮面をかぶっている者をつきとめることはできるのか?
ある人物の事件の手記と、事件の関係者の回想とで物語は進んでいくのですが、とても大きな仕掛けが隠されていて、ミステリファンなら十分に楽しめます。ただ、構成上記述上止むを得ないことだったのでしょうが、謎をわかり易くしている箇所があるのがとても残念です。
また、非難されながらも名探偵の仮面をかぶったまま生きていこうとする風水火那子の清々しい爽やかな姿がとても印象的。この先ずっと応援していきたいヒロインの一人になりました。
ある人物の事件の手記と、事件の関係者の回想とで物語は進んでいくのですが、とても大きな仕掛けが隠されていて、ミステリファンなら十分に楽しめます。ただ、構成上記述上止むを得ないことだったのでしょうが、謎をわかり易くしている箇所があるのがとても残念です。
また、非難されながらも名探偵の仮面をかぶったまま生きていこうとする風水火那子の清々しい爽やかな姿がとても印象的。この先ずっと応援していきたいヒロインの一人になりました。