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アルゼンチンババア (幻冬舎文庫 よ 2-13) 文庫 – 2006/8/1
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- 本の長さ80ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2006/8/1
- ISBN-104344408357
- ISBN-13978-4344408357
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2006/8/1)
- 発売日 : 2006/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 80ページ
- ISBN-10 : 4344408357
- ISBN-13 : 978-4344408357
- Amazon 売れ筋ランキング: - 192,701位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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はがっちりで、期待通りで安心して読めます。何回味わってもいいなあ、と感じられるのは
ファンの証拠。
でも、この話はまさか!、という行動にでる人物が他著では女友達、もしくは一人称本人である場合
がおおいのに、父親ってところが考えちゃいますね。
父親だと生臭なってしまいかねないし、父親の相手が昔はバタ臭くてきれいだったんだけど、今は
だらけきったゴミ屋敷のおばさん。背景的にはぜんぜんきれいでない。
・・・父親なん?自己の投影ではないし、また、自分の一部を構成している「恋人」でもなし。
自分の一部であることには疑いようがないのだが、いままで自覚されず埋まってたのだが、なんか
のひょうしに掘り出してみると、かなり異質なもので扱いようがわからない、とういうものの
体現化かなあ?で、わかんないので様子をみていると、とんでもない女の人とすんでいたという。
ああ、私ってなに?
日本的な、清潔な生活を維持するのには、かなりの手間と労力がかかってて、それは習慣化されて
普段は気がつかないのだけれど、そういう手間をかけなくても人間は幸せなんだってことを気づか
せてくれたようにおもいます。
禁欲的で勤勉でなくてもいいじゃないの、とか、将来設計はそう深刻になってもならなくても
大してかわらないので気楽にいこうとか、まあ、アルゼンチンのような価値観をみせてくれます。
そう、アルゼンチンの空はスカッとどこまでも青くて美しいので、それですべてよし、なのです。
それだけで幸せで、青い空がない幸せは、結局、うわべだけの偽物なのです。
というお話だとおもいました。
序盤は淡々と進むが、とちゅうからアルゼンチンババアこと、ユリさんの人柄が伝わってきて、どんどんのめりこんでいった。
母親の墓石を、母が大好きだったイルカに変える。まるまるとしたイルカが、笑って喜んでる。お墓は、生きてる人たちの心のよりどころ。どうしても、お墓は神聖なもの、こうあるべきだと思っていたが、母が喜んでくれるなら、お墓参りに行く人が母を懐かしむことができるのなら、これもありだと思う。
ユリさんを中心に、家族がまとまってゆく。みつこにとって、ユリさんが大切な家族になってゆくのがわかる。心和む物語である。
のもとに住み着いた父親。
父親の作るモザイクの曼荼羅が、印象的だった。
こういうひと、いる。 不思議なひと、町にひとり。
それを可愛く不思議に描写するばななさんは、やはり鬼才。
異空間、はじめは、昔読んだ秘密の花園をイメージした。でもきっとその花園よりも、もっともっと人間味があるというか、その場所自体が生き物というか。
なんてきれいなのだろうと
そして私は以前伺ったこんな話を思い出す
「私の思う人間の一番素晴らしいところは他者を想う心です
そしてそこに本当のしあわせがあるのではないでしょうか」
人の手で人の命が奪われているこの世界で
人の手で人の命が祈られることなど
まるで白昼夢か何かのように思われることさえある
けれど確かに
今日も人は祈る
好きだと言って欲しいだとか
頭を撫でて欲しいだとか
そんな大それたことではない
私の生きているこの世界に
貴方が生きていて欲しいと
ただそれだけを
求めることを与えること
与えることを求めること
愛し愛される
これほどの幸福が
どこにあるのだろう
最後のお話までは凄く良かった、どんなラストだろーと楽しみにしてたのに……