プロレスを守る影の番人ポリスマンを主人公にしたプロレス小説。プロレス界の実情や総合格闘技との関わり合い等が割と詳細に書かれ、度々登場するプロレスシーンも読んでいて力が入る。
一方、一見プロレスと関係がないと思えるロシアの諜報員のスパイ行動が物語に絡み、更に最強格闘家との対決の行方も大いに気になるところです。
ただ、モヤモヤが残るラストで、個人的には分かり易くすっきりとした決着が欲しかった気がしました。
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ポリスマン (幻冬舎文庫 な 21-1) 文庫 – 2006/10/1
永瀬 隼介
(著)
- 本の長さ517ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2006/10/1
- ISBN-104344408551
- ISBN-13978-4344408555
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 517ページ
- ISBN-10 : 4344408551
- ISBN-13 : 978-4344408555
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,080,818位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャレになんないほど、おもしろかったです。
小説好きの格闘家には、特にお勧めします。
餓狼伝よりはるかに面白い、格闘技小説の最高峰。
格闘技小説といえば語弊があるもかもしれませんが。
小説好きの格闘家には、特にお勧めします。
餓狼伝よりはるかに面白い、格闘技小説の最高峰。
格闘技小説といえば語弊があるもかもしれませんが。
2014年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特にプロレス好きというわけではないですが、プロレスを題材にした小説が少ないので読んでみました。確かに興味深く、面白い展開ではあったんですが、ロシアの人達が登場しなくてもよかったんでは?何か殺伐とした現実離れな感じがしました。単純にプロレスラー達の物語を楽しみたかったです。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セルゲイ・クレチェンコ・・・、いくら元最強のアマレスラーとはいえ、50才前の年齢で、しかも戦いの最前線からはとっくに退いたホワイトカラーのオジサンが、現役最強の格闘家をいとも簡単にやっつけるというのはいくらなんでもリアリティに欠けていると思います。
もちろん小説だからそれでいいのですが、他の部分が緻密でリアルに描かれていただけに、そこがよけいに嘘くさく感じてしまいました。
プロレス好きの私は最初から最後まで面白く読めましたが、出尽くした感のある様々なプロレス暴露本を読みあさった自分には目新しさはありませんでした。
もちろん小説だからそれでいいのですが、他の部分が緻密でリアルに描かれていただけに、そこがよけいに嘘くさく感じてしまいました。
プロレス好きの私は最初から最後まで面白く読めましたが、出尽くした感のある様々なプロレス暴露本を読みあさった自分には目新しさはありませんでした。
2018年10月30日に日本でレビュー済み
プロレス、格闘技好きの僕は全体的に楽しく読めたのだが、一点だけどうしても気になる箇所があった。
それは亜細亜プロレス期待のホープである櫻井とブラジリアン柔術の選手であるマリオとの総合格闘技での試合のフィニッシュシーンの描写について。
櫻井が馬乗り、つまりマウントポジションになって下になったマリオにパンチを叩きこんでいく。
しかし、マリオが下から櫻井の腕を取り、両足を首に絡め、三角絞めを仕掛けて櫻井を仕留めたという描写がある。
これはおかしくないか?
マウントポジションではなくガードポジションの間違いじゃないだろうか?
マウントを取ってる相手に対して下から三角絞めを決めるのは不可能ではなかろうか?
細かい事ではあるが、格闘小説においてこういう間違いがあると気になってしまう。
なので★一個減点。
それ以外は楽しく読めた。
本書が書かれたのは2003年。
日本ではPRIDEなどの総合格闘技の全盛時であり、新日本プロレスなどのプロレス団体は興行成績が落ち込み、プロレスラーが総合格闘技に挑戦しては返り討ちに遭い、プロレス不遇の時代だった。
本書でもその流れに沿って物語が書かれている。
しかし、2018年の現在においては、PRIDEは消滅し、日本の総合格闘技は細々としか行われていない。
一方、新日本プロレスはⅤ字回復をして人気を盛り返し、女子のファンも増えている。
今ではプロレスはプロレス、総合格闘技は総合格闘技と住み分けができ両者がクロスする事もなくなった。
今、本書を読むと不思議な感じがする。当時のマット界の状況を知らないと理解できないかもしれない。
当時の格闘技界を懐かしく思い出しながら読めた。
格闘小説でありながら国際的な謀略などを盛り込んでたのも画期的で楽しめた。
ただ、個人的には著者の格闘小説では「道場シリーズ」の方が好きかな。
それは亜細亜プロレス期待のホープである櫻井とブラジリアン柔術の選手であるマリオとの総合格闘技での試合のフィニッシュシーンの描写について。
櫻井が馬乗り、つまりマウントポジションになって下になったマリオにパンチを叩きこんでいく。
しかし、マリオが下から櫻井の腕を取り、両足を首に絡め、三角絞めを仕掛けて櫻井を仕留めたという描写がある。
これはおかしくないか?
マウントポジションではなくガードポジションの間違いじゃないだろうか?
マウントを取ってる相手に対して下から三角絞めを決めるのは不可能ではなかろうか?
細かい事ではあるが、格闘小説においてこういう間違いがあると気になってしまう。
なので★一個減点。
それ以外は楽しく読めた。
本書が書かれたのは2003年。
日本ではPRIDEなどの総合格闘技の全盛時であり、新日本プロレスなどのプロレス団体は興行成績が落ち込み、プロレスラーが総合格闘技に挑戦しては返り討ちに遭い、プロレス不遇の時代だった。
本書でもその流れに沿って物語が書かれている。
しかし、2018年の現在においては、PRIDEは消滅し、日本の総合格闘技は細々としか行われていない。
一方、新日本プロレスはⅤ字回復をして人気を盛り返し、女子のファンも増えている。
今ではプロレスはプロレス、総合格闘技は総合格闘技と住み分けができ両者がクロスする事もなくなった。
今、本書を読むと不思議な感じがする。当時のマット界の状況を知らないと理解できないかもしれない。
当時の格闘技界を懐かしく思い出しながら読めた。
格闘小説でありながら国際的な謀略などを盛り込んでたのも画期的で楽しめた。
ただ、個人的には著者の格闘小説では「道場シリーズ」の方が好きかな。
2004年1月19日に日本でレビュー済み
タイトルに引かれて買ってしまいました。この本、読む者を睡眠不足にしてくれます。読み終わるまで眠ることを許してくれない面白さでした。一見、冴えないプロレスラーが主人公です。しかし! それは冴えていないだけで弱いということではなかったのです。彼が抱える複雑な悩みの数々。その一つ一つが絡み合って、物語に面白みを加えます。格闘技(というよりもプロレス)に詳しくなかろうが詳しかろうが男ならば誰もが覚える、強いということへの憧れ。その思いは、満たされるのではないでしょうか?悲しい結末なのか、感動的な結末なのか…感じ方は、人それぞれでしょう。格闘技ブームの昨今、ぜひとも一読を!
2006年12月6日に日本でレビュー済み
多くの男は格闘技が好きだ。いまやマイナーになったプロレスは、日の目を見なくなった分、かえって愛好者を依怙地に熱狂させている。永瀬もまたプロレスファンの一人なのだろう。総合格闘技家にプロレスラーを勝たせている。桜庭の奇跡にヒントを得たのだろうなあ。
本作は、無法国家となったロシアの暗部と、プロレスとをクロスさせて仕上げたエンターテイメントである。
怪物セルゲイと、亜細亜プロレスの裏番長「ポリスマン」の深見を軸に、因縁の物語がつむがれる。プロレス技は、基本的に殺人技である。暗黙のルールがなければ、この小説のように、双方が死に直面してしまう。小説ならではの、真の殺人技のオンパレードに迫力がある。ただ、ちょっと人が簡単に死にすぎかな。
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