割る数の逆数をとるとなぜ掛け算になるのか。これをどう説明するのか注目しましたが、
簡単な数で調べてみて「ホラ正しいでしょ」という教え方に、なんだか騙されたみたい。
ただ、簡単で具体的な数字で考えさせ、実感として納得させる教え方もありと思いました。
『約分』『素因数分解』から『素数』の話へ。『0乗が1になる』を挟んで『約数と倍数』
から『完全数』『メルセンヌ素数』へ。(アー分数の話が遠くなる)と思って読み進むと、
話が分数に戻って『約分・通分』から『最小公倍数・最大公約数』『ユークリッドの互除法』
さらに『分数と小数』ときて「1/4+1/5は2/9ではない。小数に直して計算してみなさい。
違ってるでしょ。」私には目から鱗の説明法で、妙に感心してしまいました。最後は『無限』
のはなし。興味をそらさぬストーリー展開で、楽しい本でした。おすすめします。
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はじめまして数学 3 (幻冬舎文庫 よ 9-3) 文庫 – 2006/12/1
吉田 武
(著)
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2006/12/1
- ISBN-104344408853
- ISBN-13978-4344408852
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 274ページ
- ISBN-10 : 4344408853
- ISBN-13 : 978-4344408852
- Amazon 売れ筋ランキング: - 771,020位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2016年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供が図書館で何度も借りるので
購入しました。
お気に入りです。
イラストが面白くて
理解の助けになります。
購入しました。
お気に入りです。
イラストが面白くて
理解の助けになります。
2007年11月14日に日本でレビュー済み
小学生を対象とした数学入門『はじめまして数学』シリーズの第3巻にして最終巻。「自然数」「整数」ときて、ついに「有理数」の世界へ。このシリーズは、本来3冊分で1冊の本なのだと思う。しかし、それでは大変な分量(600ページ超)になるので3冊に分けた、という印象。3冊合わせて五つ星。
極端な言い方をすれば、この本、分数の加減乗除の説明をするためだけに1冊250ページまるごと費やしている。著者には、「効率よく計算規則をおぼえさせよう」などというつもりは毛頭ない。計算規則を暗記することになんか何の意味もないのだ。実際、本文中に「本書では、手順を暗記するのでも、証明を追い掛けるのでもなく、実例を体験して貰うこと、数に対する感覚を養い、基本的な法則に対する親しみを持って貰うことを主眼としている」とあった。『数の悪魔』(エンツェンスベルガー 2000年 晶文社)も評判に違わず良い本だったが、こちらのシリーズの方が内容もイラストもずっと良いと思う。
子供相手に本気モード全開。相手が子供だと思って小手先で書かれている本は大人が読んだらつまらないが、子供相手に本当に本気で書かれている本はむしろ大人向きの本よりも面白い。そんな本は、大人が読んでも、あるいは、大人が読んだ方が、面白い。僕はこの本と大人として今出会ったことを幸運に思う。小学生の頃にこの本を読んでいたとして、たぶんこの本の素晴らしさを感じることはできなかっただろう。
極端な言い方をすれば、この本、分数の加減乗除の説明をするためだけに1冊250ページまるごと費やしている。著者には、「効率よく計算規則をおぼえさせよう」などというつもりは毛頭ない。計算規則を暗記することになんか何の意味もないのだ。実際、本文中に「本書では、手順を暗記するのでも、証明を追い掛けるのでもなく、実例を体験して貰うこと、数に対する感覚を養い、基本的な法則に対する親しみを持って貰うことを主眼としている」とあった。『数の悪魔』(エンツェンスベルガー 2000年 晶文社)も評判に違わず良い本だったが、こちらのシリーズの方が内容もイラストもずっと良いと思う。
子供相手に本気モード全開。相手が子供だと思って小手先で書かれている本は大人が読んだらつまらないが、子供相手に本当に本気で書かれている本はむしろ大人向きの本よりも面白い。そんな本は、大人が読んでも、あるいは、大人が読んだ方が、面白い。僕はこの本と大人として今出会ったことを幸運に思う。小学生の頃にこの本を読んでいたとして、たぶんこの本の素晴らしさを感じることはできなかっただろう。
2007年2月10日に日本でレビュー済み
センス・オブ・ワンダーを実感できる本。
数学本を読むのと、SF本を読むのは同じ動機なのだ。
とりわけ「目で楽しむ循環小数」にそれはある。
数学本を読むのと、SF本を読むのは同じ動機なのだ。
とりわけ「目で楽しむ循環小数」にそれはある。
2004年5月4日に日本でレビュー済み
一般的に「キライな科目」「苦手な科目」といわれがちな数学を、なんとか好きになってほしい、理解してほしい、という情熱と偏愛を傾けた作品。イラストをたくさん盛り込んで、なんとか、読者をひっぱってゆこうという、努力がひしひしと伝わってくる。「苦手な数学を好きになるように」という願いで買うのは、どうかな?数学大好き中学生にみせたところ「んんん、イラストがとってもかわいくて、ちょっと見てみたみたいな、という気になる」とのこと。大好き少女がこのくだいなので、大嫌いギャルには、困難だと思う。数学の好きな大人とか、リベンジをはかるムキにはとってもいいと思う本です。