元証券マンで週刊誌の株式相場予測で有名な木戸次郎氏が著者。2004年に刊行されたものを大幅に加筆修正し文庫化したものです。
基本的には、「株式投資」をベースに投資顧問業や講演等で生活している著者の人生の浮き沈みを裏世界の様子もまじえながらリアルに描いたノンフィクション作品に仕上がっています。
本書は株式投資の失敗で抱えた1億5千万円の借金の返済「後」の話ですので、株式投資そのものについて書いたものを読みたい方には不向きです。
ですが、普通の人の人生よりも大きな乱高下を経験した著者の言葉(「人生というのは、ほんの些細なきっかけが雌雄を決し、その場の状況やその後の展開を劇的に変えていくものだろう」等)がすっと自然に自分に入ってきますので一種の「人生哲学」として読まれるとおもしろいと思います。
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修羅場の鉄則: 1億5000万円の借金を9年間で完済した男のそれから (幻冬舎アウトロー文庫 O 64-2) 文庫 – 2006/12/10
木戸 次郎
(著)
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2006/12/10
- ISBN-104344408896
- ISBN-13978-4344408890
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2006/12/10)
- 発売日 : 2006/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4344408896
- ISBN-13 : 978-4344408890
- Amazon 売れ筋ランキング: - 784,061位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 350位幻冬舎アウトロー文庫
- - 48,294位投資・金融・会社経営 (本)
- - 74,039位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年4月4日に日本でレビュー済み
前作『修羅場のマネー哲学』を読んで、修羅場の連続とも言える筆者の苦労話と借金返済への道程について、興味を持って読みました。
本書はその続編にあたり、多額の借金を返済した後、パチンコにのめり込み、気がつけば、父親の会社(投資顧問)の運営が上手く廻らない状態から筆者の奮闘振りが書かれています。ダイヤルQ2に活路を見出し、2000年のITバブルに乗じて、ソフトバンク株とセガの株を推奨したくだりもその通りの状況が当時生まれていました。筆者の推奨株などの時代性もよく描けています。結局のところどうなったかは本書を読んでほしいわけです。
実際に体験した話で、多少の脚色はあるにせよ、一般人には想像もつかないような窮地からの脱却劇ですから、一定の面白さは本書でも維持されています。
前著が幻冬舎から出版されるようになった経緯や、社長・編集長との会話もまた臨場感があります。前著ほどのダイナミックスさはありませんが、厳しい経済環境が続く現在においても負けない心、不屈の闘志を燃やす、という意味において参考になる事例ではないでしょうか。
株式投資に興味がない方でも十分に楽しめる内容ですし、生き様だと思います。もう少し濃厚な描写があればもっと読者は喜ぶと思いました。無いものねだりかも知れません。
第5章の負けない投資哲学は、確かに大事な株式取引の奥儀のような話でした。元有能証券マンだけあって世界経済の見方も的確だとは思いましたが、その後の世界を震撼とさせたリーマンショック後の世界経済の窮乏まで読むことが出来たかどうか、別の書で知りたいものです。
本書はその続編にあたり、多額の借金を返済した後、パチンコにのめり込み、気がつけば、父親の会社(投資顧問)の運営が上手く廻らない状態から筆者の奮闘振りが書かれています。ダイヤルQ2に活路を見出し、2000年のITバブルに乗じて、ソフトバンク株とセガの株を推奨したくだりもその通りの状況が当時生まれていました。筆者の推奨株などの時代性もよく描けています。結局のところどうなったかは本書を読んでほしいわけです。
実際に体験した話で、多少の脚色はあるにせよ、一般人には想像もつかないような窮地からの脱却劇ですから、一定の面白さは本書でも維持されています。
前著が幻冬舎から出版されるようになった経緯や、社長・編集長との会話もまた臨場感があります。前著ほどのダイナミックスさはありませんが、厳しい経済環境が続く現在においても負けない心、不屈の闘志を燃やす、という意味において参考になる事例ではないでしょうか。
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第5章の負けない投資哲学は、確かに大事な株式取引の奥儀のような話でした。元有能証券マンだけあって世界経済の見方も的確だとは思いましたが、その後の世界を震撼とさせたリーマンショック後の世界経済の窮乏まで読むことが出来たかどうか、別の書で知りたいものです。