読んでいる序盤で「あ、恩田さんの変な超能力系の話かも。それかSFオチかも」と不安になりましたが、そんなことはなかったです。パニックの描写はとてもリアルで怖かったです。
ただ、中盤くらいで「あ、これオチはっきりしないやつだ」と思っていたらその通りでした。でも非常に満足感あり。
最後まで飽きることなく、とーってもドキドキしながら読むことができました。
ミステリーならユージニアの次にいいかも。
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Q&A (幻冬舎文庫 お 7-8) 文庫 – 2007/4/1
恩田 陸
(著)
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Q&A (幻冬舎文庫) [文庫] [Apr 01, 2007] 恩田 陸
- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2007/4/1
- ISBN-104344409361
- ISBN-13978-4344409361
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 382ページ
- ISBN-10 : 4344409361
- ISBN-13 : 978-4344409361
- Amazon 売れ筋ランキング: - 203,370位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月7日に日本でレビュー済み
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一気に読み切りました。最後までどうなるのか全く分からず、とても楽しめました。
2022年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
途中まではとてもシリアスですが、聞き手の立場が変わったあたりから徐々にショートショートのようになって終わります。そのため読後感は意外とさっぱりです。
2017年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年ぶりに再読。
あくまでもストーリーの重大死傷事件は人々の心を映し出すプリズムの役割。
「北京の蝶々」のような、ある作為による波紋の広がり、奥行きの深さが感じられるラストシーンがとても好き。
ぞっとするけど。賛否両論はあるけれど。
あくまでもストーリーの重大死傷事件は人々の心を映し出すプリズムの役割。
「北京の蝶々」のような、ある作為による波紋の広がり、奥行きの深さが感じられるラストシーンがとても好き。
ぞっとするけど。賛否両論はあるけれど。
2007年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真実は人の数だけあるのでしょうか。
ある日の出来事。商業施設での災難。死傷者多数ながら、事件なのか事故なのかも分からない。目撃者はたくさんいる。しかし誰も何もわからない。
関係者へのインタビュー形式で、そのときに何が起こったのか。
一人ひとりの視点から出来事を描き出すが、
一向に見えてこない真実。
本当のことが知りたくて知りたくて、貪る様に読み薦めました。
ある日の出来事。商業施設での災難。死傷者多数ながら、事件なのか事故なのかも分からない。目撃者はたくさんいる。しかし誰も何もわからない。
関係者へのインタビュー形式で、そのときに何が起こったのか。
一人ひとりの視点から出来事を描き出すが、
一向に見えてこない真実。
本当のことが知りたくて知りたくて、貪る様に読み薦めました。
2017年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いです。
自分の後に家族も読んで皆面白いと言っています。
買ってよかった
自分の後に家族も読んで皆面白いと言っています。
買ってよかった
2017年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「情報がないときの群衆の怒りたるや凄まじいものですから」
本文中の一言ですが、まさしくその通りです。
投げっぱなしにも程があるでしょう。
怖そうな雰囲気だけ漂わせて、最後の最後まで事件の原因は明確に明かされません。作者自身考えるのが面倒になって匙を投げたようなつまらない結末に呆れました。
ミステリー小説特有の、長く読み進めた難解な謎がスッキリと解き明かされる瞬間は、病みつきになるほどの快感が訪れます。しかし、この本を読み終わってもそういった気持ちよさは全くありません。
謎だけ用意したのであとは勝手に考えて!なんて夢オチ以上の禁じ手ではないでしょうか。期待はずれのラストにがっかりです。
本文中の一言ですが、まさしくその通りです。
投げっぱなしにも程があるでしょう。
怖そうな雰囲気だけ漂わせて、最後の最後まで事件の原因は明確に明かされません。作者自身考えるのが面倒になって匙を投げたようなつまらない結末に呆れました。
ミステリー小説特有の、長く読み進めた難解な謎がスッキリと解き明かされる瞬間は、病みつきになるほどの快感が訪れます。しかし、この本を読み終わってもそういった気持ちよさは全くありません。
謎だけ用意したのであとは勝手に考えて!なんて夢オチ以上の禁じ手ではないでしょうか。期待はずれのラストにがっかりです。
2019年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
題材は非常に面白い。明石花火大会歩道橋事故などの痛ましい群衆事故は現実に起こっているし、
集団心理によってパニックが発生することやその恐怖は、日頃大規模な駅やショッピングセンター
を移動することがあれば理解できると思う。
とはいえ見せ方は残念ながら物足りなかった。
大惨事を経験した人間の心の揺れ動きというストーリーになっていくが、そちらに集中するには
ショッピングセンターでの事故での目撃証言が興味深すぎてしまう。結果的にどちらに注目して
読み進めればいいのかがぼやけてしまっている、と思う。
集団心理によってパニックが発生することやその恐怖は、日頃大規模な駅やショッピングセンター
を移動することがあれば理解できると思う。
とはいえ見せ方は残念ながら物足りなかった。
大惨事を経験した人間の心の揺れ動きというストーリーになっていくが、そちらに集中するには
ショッピングセンターでの事故での目撃証言が興味深すぎてしまう。結果的にどちらに注目して
読み進めればいいのかがぼやけてしまっている、と思う。