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天命 (幻冬舎文庫 い 5-13) 文庫 – 2008/9/1
五木 寛之
(著)
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- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/9/1
- ISBN-104344411919
- ISBN-13978-4344411913
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対象商品: 天命 (幻冬舎文庫 い 5-13)
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/9/1)
- 発売日 : 2008/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 241ページ
- ISBN-10 : 4344411919
- ISBN-13 : 978-4344411913
- Amazon 売れ筋ランキング: - 449,413位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,038位幻冬舎文庫
- - 13,798位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1932年、福岡県生まれ。66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門・筑豊編』ほかで吉川英治文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 愛について (ISBN-13:978-4591117514)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月13日に日本でレビュー済み
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この本を読んでからますます自分のいのちや人生を大切にしようと思いました。五木さんならではのやさしい語り口が、悩みや苦しみを乗り越えるんじゃない、共存していくんだ、そう言っているようで、最近、悩むことや落ち込むことがめっきり減りました。私にとっては人生のバイブル的存在の一冊です。
2020年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前五木寛之が雑誌に書いていた不眠症の苦悶との闘いと書く本の時代の流れを見ながら辿りゆく人間の強さを深く感じます。我頑張らねばと思います。
2020年6月19日に日本でレビュー済み
五木さんのエッセイは仏教を核においている特徴はあるものの、どれも一般的、庶民的な印象が強い。
ただ、あるべき事態をあるがままに淡々と述べている。多分そうであろうし、そうでしかない、としか言いようがない。逆に言えば、その平易さ、驕りのなさ、腰の低さが共感をもたらしている。
現代人においては「神は死んだ」という言葉に表出されるように、人が死ねば無になると思う人が大多数だろう。それにもかかわらず、心のどこかでそれに代わる何かを求めているのもまた確かである。仏教の教えを動画で流す僧侶やマインドフルネスの密やかな流行にもその端緒が見てとれる。宗教の持つ意味の重要さはますます増しているのかもしれない。ただ、もしニーチェが生きていたらなら、こうした現象に再び痛烈な批判を浴びせるだろう。「否、否、否」と・・・。
ただ、あるべき事態をあるがままに淡々と述べている。多分そうであろうし、そうでしかない、としか言いようがない。逆に言えば、その平易さ、驕りのなさ、腰の低さが共感をもたらしている。
現代人においては「神は死んだ」という言葉に表出されるように、人が死ねば無になると思う人が大多数だろう。それにもかかわらず、心のどこかでそれに代わる何かを求めているのもまた確かである。仏教の教えを動画で流す僧侶やマインドフルネスの密やかな流行にもその端緒が見てとれる。宗教の持つ意味の重要さはますます増しているのかもしれない。ただ、もしニーチェが生きていたらなら、こうした現象に再び痛烈な批判を浴びせるだろう。「否、否、否」と・・・。
2020年9月12日に日本でレビュー済み
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五木寛之さんの考え方心に響きます。
2012年1月31日に日本でレビュー済み
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五木寛之氏は、下り坂の社会の中で下り坂の人生をいかに生きるべきかという問いに正面から取り組んでおり、最近の著作である「遊行の門」「下山の思想」の内容は示唆に富んでおりました。
「天命」は6年ほど前の著作ですが、最近の思索の原点と思われる内容が述べられていました。以下特に印象に残った記述を記します。
・天命を知るということは人間にとって不可能なことです。しかしこの自分の命が、自力で生きているだけでなく何か大きなものの一部として生かされているという感覚が「天命を知る」ことではないでしょうか。
・他人の死は自分の死の学習にはなりません。どんなに感動的な死であっても、こころに残る死であってもそうです。
・人生というものは理不尽なものであると覚悟したほうがいい。死もまったく同様なだといまつくづく思います。
・敗戦後の引き揚げ時に善良な私の母親は死に、生き延びるために手段を選ばなかった自分のような人間が生き延びている。
・生きるために、われわれは「悪人」であらざるをえない。しかし親鸞は、たとえそうであっても、救われ、浄土へいけると言ったのです。
以下真正面からの五木氏の思索が続きますが、自分の思索とは異なる面もあり、何回も読みかえすべき大変刺激的な著作と思いました。
「天命」は6年ほど前の著作ですが、最近の思索の原点と思われる内容が述べられていました。以下特に印象に残った記述を記します。
・天命を知るということは人間にとって不可能なことです。しかしこの自分の命が、自力で生きているだけでなく何か大きなものの一部として生かされているという感覚が「天命を知る」ことではないでしょうか。
・他人の死は自分の死の学習にはなりません。どんなに感動的な死であっても、こころに残る死であってもそうです。
・人生というものは理不尽なものであると覚悟したほうがいい。死もまったく同様なだといまつくづく思います。
・敗戦後の引き揚げ時に善良な私の母親は死に、生き延びるために手段を選ばなかった自分のような人間が生き延びている。
・生きるために、われわれは「悪人」であらざるをえない。しかし親鸞は、たとえそうであっても、救われ、浄土へいけると言ったのです。
以下真正面からの五木氏の思索が続きますが、自分の思索とは異なる面もあり、何回も読みかえすべき大変刺激的な著作と思いました。
2005年10月4日に日本でレビュー済み
悲しみに暮れていた時、本屋で「天命」に出会いました。「善きものは逝く」死ほど不公平で、自分の力が及ばないことを思い知らされることはない、と実感させられた直後です。まだまだ話したいことがあった、返したいことがあった、最期の分かれ方は、いつものとおり簡単で、こんなときがやってくるとは思わなかった…。以前、「だんな様を大切にしなさいよ」と何気なく言っていたその人の言葉があまりにも重く思い出されました。身近な人間の死を通じ、周りの全ての命が限られていること、自分の命も限りあるものであること、そして、一瞬一瞬、大切にしなければ一生の後悔に繋がることがある、ということを実感させられた時でした。
2014年1月10日に日本でレビュー済み
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生き物にたいしての感謝と自分の生き方をみつめなおす
きっかけになった本です。 少しばかりオーバーかもしれませんが
そんな気がします。「いただきます」の意味を思い知りました。
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