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放蕩者に魅せられて (ラベンダーブックス L 1-1) 文庫 – 2008/11/26
メアリー・ジョー・パトニー
(著),
中村藤美
(翻訳)
- 本の長さ549ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/11/26
- ISBN-104344412257
- ISBN-13978-4344412255
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/11/26)
- 発売日 : 2008/11/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 549ページ
- ISBN-10 : 4344412257
- ISBN-13 : 978-4344412255
- Amazon 売れ筋ランキング: - 127,880位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年5月11日に日本でレビュー済み
ヒーローもヒロインも大人です。2人がそれぞれに抱える試練を乗り越えていく物語。ぜひ電子書籍化してほしいです
2011年3月10日に日本でレビュー済み
あらすじを見て、なんか暗そうな話だと思い購入を悩んだのですが、皆さんのレビューがよくて読んでみました。
暗い話ではありませんでした。むしろ前向きな話だと思いました。
イライラするほどすれ違いがあったり、お互いのどうでもいいような誤解を解くことに膨大なページを費やしたり、相手の気持ちを試すのに「それってどうなの?」という方法を使ってみたり、そういう大人気ないヒーロー・ヒロインが最近嫌いになりました。
他の作品のレビューを読むと、私と同じように感じている人も多いようです。
この作品は、ヒーローもヒロインも十分に知的で大人です。
悪いと思えば謝るし、誤解があっても騒いだりなどもせず、抑制されたものです。
惹かれあう気持ちがありながら、傷付いた過去に縛られて恋愛関係は進みません。
それでも大人の2人はお互いの良いところを認めて相手を理解し、信頼関係を築いているので、読んでいてイライラはしません。
ロマンス小説特有のフワフワ感はあまりなく、深く読ませる作品だと思います。
ヒーロー・ヒロイン双方に共感できたし、2人の再生を素直に応援できました。
暗い話ではありませんでした。むしろ前向きな話だと思いました。
イライラするほどすれ違いがあったり、お互いのどうでもいいような誤解を解くことに膨大なページを費やしたり、相手の気持ちを試すのに「それってどうなの?」という方法を使ってみたり、そういう大人気ないヒーロー・ヒロインが最近嫌いになりました。
他の作品のレビューを読むと、私と同じように感じている人も多いようです。
この作品は、ヒーローもヒロインも十分に知的で大人です。
悪いと思えば謝るし、誤解があっても騒いだりなどもせず、抑制されたものです。
惹かれあう気持ちがありながら、傷付いた過去に縛られて恋愛関係は進みません。
それでも大人の2人はお互いの良いところを認めて相手を理解し、信頼関係を築いているので、読んでいてイライラはしません。
ロマンス小説特有のフワフワ感はあまりなく、深く読ませる作品だと思います。
ヒーロー・ヒロイン双方に共感できたし、2人の再生を素直に応援できました。
2013年12月20日に日本でレビュー済み
なかなか面白いラブロマンスでした。
よくある好きだの嫌いだのといった単純なロマンスではなく、ヒーローの自立とヒロインの自己再生の物語。
物語に入りやすい巧みな文章に、読み始めたら家事を放り投げて一日読みふけってしまいました。
読み終わって、ふと出版社の付けた帯をみると
「破滅に向かう男と、運命を変えようとする女」
「不屈の名作、ロマンス小説に高くそびえる金字塔。ただひたすら傑作中の傑作」
と、あります。
ここまで、大げさなストーリーではなかったけどねと、突っ込みたくはなりましたけど(笑)
でも、良作であることは、確かです。
あと、装丁がいいです。
よくある、こんなのヒロインのイメージじゃな〜い!といったものでなく、ちゃんと表紙の女性モデルの写真は、両目の色が変えてあり、キリリとしてカッコいい。
ここまで整った美人だというイメージは、物語からは汲み取れませんでしたけど、非常に魅力的な女性であるという印象は重なります。
読んで損はない一冊です。
よくある好きだの嫌いだのといった単純なロマンスではなく、ヒーローの自立とヒロインの自己再生の物語。
物語に入りやすい巧みな文章に、読み始めたら家事を放り投げて一日読みふけってしまいました。
読み終わって、ふと出版社の付けた帯をみると
「破滅に向かう男と、運命を変えようとする女」
「不屈の名作、ロマンス小説に高くそびえる金字塔。ただひたすら傑作中の傑作」
と、あります。
ここまで、大げさなストーリーではなかったけどねと、突っ込みたくはなりましたけど(笑)
でも、良作であることは、確かです。
あと、装丁がいいです。
よくある、こんなのヒロインのイメージじゃな〜い!といったものでなく、ちゃんと表紙の女性モデルの写真は、両目の色が変えてあり、キリリとしてカッコいい。
ここまで整った美人だというイメージは、物語からは汲み取れませんでしたけど、非常に魅力的な女性であるという印象は重なります。
読んで損はない一冊です。
2008年11月27日に日本でレビュー済み
幻冬舎さんが出したロマンス、ということで読んでみました。
大満足!
いわゆる「ロマンス」の要素だけではなく、
ヒロインとヒーローが抱えている苦しみや将来への不安、
それを乗り越えていく過程が丁寧に描かれていて、
とっても読み応えのある小説です。
ヒロインは、諸般の事情から結婚をあきらめつつある、
ほぼ仕事一色の毎日を送る「ワーキングウーマン」
(あえて職業は書かないでおきますね)。
でも、恋愛や結婚、子どもをもつことなどへの
あこがれの気持ちもおさえられず…。
眠りに落ちる前に、ふともんもんとしてしまう…。
なんていうシーンもあって、19世紀の英国を
舞台としたヒストリカルロマンスとはいえ、
思いきり感情移入しながら読めるんです。
いわゆる「ロマンス小説ファン」ではない私にとっても、
読み応え十分の作品でした。
この作家さんの作品、次が出るのが今から楽しみです。
大満足!
いわゆる「ロマンス」の要素だけではなく、
ヒロインとヒーローが抱えている苦しみや将来への不安、
それを乗り越えていく過程が丁寧に描かれていて、
とっても読み応えのある小説です。
ヒロインは、諸般の事情から結婚をあきらめつつある、
ほぼ仕事一色の毎日を送る「ワーキングウーマン」
(あえて職業は書かないでおきますね)。
でも、恋愛や結婚、子どもをもつことなどへの
あこがれの気持ちもおさえられず…。
眠りに落ちる前に、ふともんもんとしてしまう…。
なんていうシーンもあって、19世紀の英国を
舞台としたヒストリカルロマンスとはいえ、
思いきり感情移入しながら読めるんです。
いわゆる「ロマンス小説ファン」ではない私にとっても、
読み応え十分の作品でした。
この作家さんの作品、次が出るのが今から楽しみです。
2010年10月1日に日本でレビュー済み
買おうかどうしようか迷っていた作品です。
あらすじを読んでもあまり魅力を感じなかったのですが、高評価に迷った末に購入。
はじめのほんの少しだけ、物語に入りづらかったんですが、読み進めていくうちに、どんどん面白くなってきて。
中盤以降は、はやく先が知りたくて、ワクワクしながら読みました。
話が面白いと、くどいラブシーンは邪魔なものですが、そこらへんはさらりとしていて話の妨げになりません。
ヒーローが結構暗い過去を背負っているのですが、読後感はさわやかで、重苦しくはありませんでした。
キーマンな脇キャラが多いのですが、話が混乱することなく、それぞれがいい味を出して話を盛り上げてくれます。
お勧めの一冊です。
あらすじを読んでもあまり魅力を感じなかったのですが、高評価に迷った末に購入。
はじめのほんの少しだけ、物語に入りづらかったんですが、読み進めていくうちに、どんどん面白くなってきて。
中盤以降は、はやく先が知りたくて、ワクワクしながら読みました。
話が面白いと、くどいラブシーンは邪魔なものですが、そこらへんはさらりとしていて話の妨げになりません。
ヒーローが結構暗い過去を背負っているのですが、読後感はさわやかで、重苦しくはありませんでした。
キーマンな脇キャラが多いのですが、話が混乱することなく、それぞれがいい味を出して話を盛り上げてくれます。
お勧めの一冊です。
2008年12月8日に日本でレビュー済み
「放蕩者に魅せられて」という題からは定番の「放蕩者=実は誠実な人」や「ヒロインと出会って別人に」パターンを想像しますが、この作品にはよい意味で予想を裏切られました。そんじょそこらの中身のないロマンスじゃ太刀打ちできない、良質の大人のロマンス。寝る前にちょっと読もうと思って手にしたが最後、気がついたら夢中で読了、朝の五時です。
なんといっても自立した賢い女性のヒロインが素敵!176センチの長身や両目の色が違うことなど、ちょっと珍しいヒロインです。そしてヒーロー。わたしは結構今まで読んできた中で一番好きなヒーローかもしれない。(もちろんミスター・ダーシーは別格ですが。)ふたりとも周囲の人を思いやる優しさを持った大人なので、自然と応援してしまいます。ありがちな、自己中心さを衝動的な魅力と勘違いしたヒロインは出てきません。ヒロインが後見人となっている金髪で愛らしい美貌の若い女の子でさえ分別があって、人のことを思う心にあふれていて、「無邪気にヒロインを苦境に立たせてしまう」というようないらないドラマはないです。
そう、いらない要素はなくて、ひたすらふたりの人間がぶつかりあい、成長し、愛を育んでいく、濃厚なロマンスなんです。この作家はライバルや事故、事件などの小細工に頼りません。ふたりのロマンスはあくまでふたりが人間として知り合っていく中で育っていくのです。もちろん肉体的にも強く惹かれあっているのですけど(なんといってもふたりはあらゆる意味で成熟した大人なので:)、それよりお互いを人間として尊敬しあい、受け入れていくのが感動的です。ソウルトークの場面なんか涙もの。そこでもわたしはよい意味で期待を裏切られました。とにかく、著者は安っぽいスリルやロマンスは一切使わない人みたいです。
著者は18世紀社会について造詣が深いようで、社会的な側面への切り込みもある、ずっしり読み応えたっぷりの作品です。時代考証もしっかりしてるんだけれども、ヒロインとヒーローがあそこまで語り合っちゃうのは現代だな〜と思いました。つまり、本格的な時代ものでありながら、現代の読者も満足するような要素もたっぷりってことですね。えんえんと語っていたいですけれどもここらで。おすすめです!
なんといっても自立した賢い女性のヒロインが素敵!176センチの長身や両目の色が違うことなど、ちょっと珍しいヒロインです。そしてヒーロー。わたしは結構今まで読んできた中で一番好きなヒーローかもしれない。(もちろんミスター・ダーシーは別格ですが。)ふたりとも周囲の人を思いやる優しさを持った大人なので、自然と応援してしまいます。ありがちな、自己中心さを衝動的な魅力と勘違いしたヒロインは出てきません。ヒロインが後見人となっている金髪で愛らしい美貌の若い女の子でさえ分別があって、人のことを思う心にあふれていて、「無邪気にヒロインを苦境に立たせてしまう」というようないらないドラマはないです。
そう、いらない要素はなくて、ひたすらふたりの人間がぶつかりあい、成長し、愛を育んでいく、濃厚なロマンスなんです。この作家はライバルや事故、事件などの小細工に頼りません。ふたりのロマンスはあくまでふたりが人間として知り合っていく中で育っていくのです。もちろん肉体的にも強く惹かれあっているのですけど(なんといってもふたりはあらゆる意味で成熟した大人なので:)、それよりお互いを人間として尊敬しあい、受け入れていくのが感動的です。ソウルトークの場面なんか涙もの。そこでもわたしはよい意味で期待を裏切られました。とにかく、著者は安っぽいスリルやロマンスは一切使わない人みたいです。
著者は18世紀社会について造詣が深いようで、社会的な側面への切り込みもある、ずっしり読み応えたっぷりの作品です。時代考証もしっかりしてるんだけれども、ヒロインとヒーローがあそこまで語り合っちゃうのは現代だな〜と思いました。つまり、本格的な時代ものでありながら、現代の読者も満足するような要素もたっぷりってことですね。えんえんと語っていたいですけれどもここらで。おすすめです!
2008年12月16日に日本でレビュー済み
ふらりと立ち寄った本屋さんで、「レジーには深刻な飲酒癖があり・・・」これだけを読んで買ってしまいました。
とは言え正直、あんまり期待はしていませんでした。聞いたことのない作家でしたし・・・
いや〜!みごとに裏切られました!これが89年に書かれたロマンスとは驚きです。ヒロインがあまりに正直に自分の欲望を吐露して、枕を抱いて一人悶々とするのです。ヒーローも何度も断酒に失敗するのです。ほんとうに2人が人間くさくて、身近に感じられます。今までに読んだことのない類のリージェントです。
やっぱり、幻冬舎の選択はすごい!次が本当に楽しみです!
とは言え正直、あんまり期待はしていませんでした。聞いたことのない作家でしたし・・・
いや〜!みごとに裏切られました!これが89年に書かれたロマンスとは驚きです。ヒロインがあまりに正直に自分の欲望を吐露して、枕を抱いて一人悶々とするのです。ヒーローも何度も断酒に失敗するのです。ほんとうに2人が人間くさくて、身近に感じられます。今までに読んだことのない類のリージェントです。
やっぱり、幻冬舎の選択はすごい!次が本当に楽しみです!
2008年12月8日に日本でレビュー済み
放蕩者が思いがけず田舎の領地を与えられ、出向いてみると、執事は長身の女性だった……。
いきなりの斬新な設定に、冒頭からぐいぐいと引きつけられました。
聡明で辛辣、けれど思いやり深いヒーローとヒロインが互いに不可欠な存在になっていくようすが丁寧に描かれる一方で、当時の社会が抱える問題にも触れていく。なんともどっしりした、骨太のロマンス小説です。
もちろんロマンス小説には欠かせない情熱的なシーンもありますが、作者は2人の「男女関係」よりも「人間関係」に重点を置いているのだなと感じました。
じっくり読ませるロマンス小説が好き、という方には強くお奨めです。
いきなりの斬新な設定に、冒頭からぐいぐいと引きつけられました。
聡明で辛辣、けれど思いやり深いヒーローとヒロインが互いに不可欠な存在になっていくようすが丁寧に描かれる一方で、当時の社会が抱える問題にも触れていく。なんともどっしりした、骨太のロマンス小説です。
もちろんロマンス小説には欠かせない情熱的なシーンもありますが、作者は2人の「男女関係」よりも「人間関係」に重点を置いているのだなと感じました。
じっくり読ませるロマンス小説が好き、という方には強くお奨めです。