仏像を作る職人、「仏師」たちの仏像の工房「瑞祥房」を舞台に、
仏像が笑ったり、血を流したり、仏師の行方不明が起きたり
と、さまざまな「怪奇現象」が起きるという、一風変わった物語。
広大な広さと、美しい敷地内には仏像を作る為の様々な建物や
巨大な釜や仏師たちの宿(宿坊)などがある「瑞祥房」はまるで
外界から遮断された、巨大な結界の中にある別世界のような異様な所。
そこに暮らす仏師たちもまたほとんど外界との接触は無く、
「瑞祥房」そのものが彼らの「世界」になっている。
その「世界」に住む仏師たちと主人公(道尾さん)たち「外界からの訪問者」
のそれぞれの行い「業」が複雑に絡み合い(因果の連鎖の果て)
ついに「鬼」を誕生させてしまう・・・・。
この物語は仏像がテーマとなっているので、仏像や仏教の勉強に
なるし、仏像そのものが重要な「カギ」を握っていて、他のジャンルには
無い面白さが魅力的。ヽ(・∀・)ノ
最後まで読んで真っ先に思ったのは、仏陀の教えの一つである「一切皆苦」。
(この世の全ては苦しみの世界である。人もまた苦なる存在という意味。)
「鬼」は沢山の仏像たちに見守られ「加護」を得るも、その苦しみは癒えない・・・。
「鬼」の起こした「業」から予想もつかない最後の連鎖の果ての「業」に号泣゚(゚'Д`゚)゚
まさに「一切皆苦」を痛感させられる物語として、見ごたえがありますよ~。
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骸の爪 (幻冬舎文庫 み 11-3) 文庫 – 2009/9/1
道尾 秀介
(著)
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- 本の長さ486ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2009/9/1
- ISBN-104344413601
- ISBN-13978-4344413603
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2009/9/1)
- 発売日 : 2009/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 486ページ
- ISBN-10 : 4344413601
- ISBN-13 : 978-4344413603
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1975年東京生まれ。04年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年には『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞。『向日葵の咲かない夏』は、オリコン調べによる“09年度で最も売れた本”となる。最近では、月9ドラマ『月の恋人~Moon Lovers~』(CX系)の原作を書いたことでも話題に。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月10日に日本でレビュー済み
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2020年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
背の眼、花と流れ星、と読んで最後にこの本を読みました。真備シリーズの3つの作品はどれもなかなかおもしろかったです。私個人的には背の眼が一番面白くドキドキしながら読みました。また花と流れ星は短編なので毎夜、少ない時間で一話ずつ読むのにちょうど良かったです。骸の爪はその中間、結構短時間で読みました。つまり犯人や結末が知りたかったから。そういう意味ではとてもドキドキハラハラさせられる面白い本と言えます。送って来られた本はほぼ新品同様の綺麗な状態の本でとても良かったです。
2021年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミステリとしての風格や、ホラーとしてのレトリックやうんちくの面白さも、すべては読者を騙すことに主軸が置かれているためか、非常に中途半端。おそらく読者を混乱させるためか、すべての登場人物が共感できない叙述をされている。詳しくはふれないが、クライマックスの殺人幇助はひどい。読者の膝を打たせるには、逆にトリックを絞って、そこを強調したほうがよかったのでは。
2013年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きれいな状態で満足しました。迅速な発送に感謝します。まだ読んでいないのですが、楽しみです。
2019年6月29日に日本でレビュー済み
ホラー的な導入から快刀乱麻の謎解き、そしてダークなオチ。実に巧い。端から終わりまでよくできている
……けれど、ホラーとミステリの融合や、真犯人が二転三転する様は三津田信三には叶わないし、登場人物たちの複雑な心理が絡まって奇妙な事件を作ったという構図や、民俗学的蘊蓄の謎解きは京極夏彦の二番煎じ感がある。独自性が弱い。
とはいえそんな本書最大の魅力は、何といっても仏所という舞台だろう。寺が神社はよく舞台になるが、仏所とは珍しい。しかし考えてみれば怪しい物語との相性もバッチリで、なぜ今までに使われてこなかったのだろうと驚くくらい。なによりその舞台の得意性が、事件の動機やトリックもよく結びついている。
なにより感心したのが死体の隠し方。これ、本当に完全犯罪できるんじゃないか、という説得力がある。道尾秀介のトリックの中でも一番白眉だと思う。大胆かつ本格かつ独自性がきちんとある
……けれど、ホラーとミステリの融合や、真犯人が二転三転する様は三津田信三には叶わないし、登場人物たちの複雑な心理が絡まって奇妙な事件を作ったという構図や、民俗学的蘊蓄の謎解きは京極夏彦の二番煎じ感がある。独自性が弱い。
とはいえそんな本書最大の魅力は、何といっても仏所という舞台だろう。寺が神社はよく舞台になるが、仏所とは珍しい。しかし考えてみれば怪しい物語との相性もバッチリで、なぜ今までに使われてこなかったのだろうと驚くくらい。なによりその舞台の得意性が、事件の動機やトリックもよく結びついている。
なにより感心したのが死体の隠し方。これ、本当に完全犯罪できるんじゃないか、という説得力がある。道尾秀介のトリックの中でも一番白眉だと思う。大胆かつ本格かつ独自性がきちんとある
2018年5月28日に日本でレビュー済み
読んでいると背筋がゾクゾクする。
一度や二度で終わらない衝撃の事実は、まさに推理小説の醍醐味。唐間木老人の最後の言葉が悲しい。
一度や二度で終わらない衝撃の事実は、まさに推理小説の醍醐味。唐間木老人の最後の言葉が悲しい。
2017年6月30日に日本でレビュー済み
道尾さん、まだお若いとのことですが、とにかく巧い!
京極夏彦先生を思わせる回りくどさ!
私は好きでした。
ストンと腑に落ちる種明かし、実にわかりやすく若者も読みやすいのではないでしょうか。
いくつか読みましたがこれが私は好きですね。
京極夏彦先生を思わせる回りくどさ!
私は好きでした。
ストンと腑に落ちる種明かし、実にわかりやすく若者も読みやすいのではないでしょうか。
いくつか読みましたがこれが私は好きですね。
2015年4月8日に日本でレビュー済み
大変面白く一気に読めました。
中弛みが無いので、読みやめるのが難しいくらいです。
今までミステリーやホラー、推理小説の類は読んだことがなかったのですが読みやすく拒絶反応もなく読めました。
伏線がたくさん貼られていて、読み終わった後にもう一度読みたくなります。
仏像すきにも興味深い作品でした。
雑学知識も詰まっているなと思います。
中弛みが無いので、読みやめるのが難しいくらいです。
今までミステリーやホラー、推理小説の類は読んだことがなかったのですが読みやすく拒絶反応もなく読めました。
伏線がたくさん貼られていて、読み終わった後にもう一度読みたくなります。
仏像すきにも興味深い作品でした。
雑学知識も詰まっているなと思います。