和の陰翳を背景に吸血鬼という西欧の伝承を。
どうしようもないなら、受け入れるしかないのか。
諦めてしまえば、安寧が訪れるのか。
着実に終わりに向かっていく日々を、せめて平穏に。
けれど、
この宿痾、独りで背負っていくのは辛すぎる。
道連れが欲しい。
この苦しみを分かち合えるのは、
――この世でただ一人。
シビレル。
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羊のうた 1 (バーズコミックス) コミック – 2002/1/1
冬目 景
(著)
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吸血という病に呪われた一族の、高城一砂と姉・千砂の運命は…。大人気異色コミック!(新装版)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎コミックス
- 発売日2002/1/1
- ISBN-104344800222
- ISBN-13978-4344800229
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出版社より
羊のうた (1) | 幻影博覧会(1) | 空電ノイズの姫君 (1) | 冬目景作品集 空中庭園の人々 | 冬目景画集 20-twenty- SIMPLE EDITION | |
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カスタマーレビュー |
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5つ星のうち4.5
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価格 | ¥594¥594 | ¥649¥649 | ¥693¥693 | ¥693¥693 | ¥4,950¥4,950 |
内容紹介 | 吸血という病に呪われた一族の、高城一砂と姉・千砂の運命は…。大人気異色コミック! | 探偵・松之宮、そして謎めいた助手の真夜。2人の元に舞い込む事件は…。大正を舞台に贈る冬目景のレトロゴシックロマン。 | 抜群のギターテクを持つ女子高生・磨音は、美人転校生・夜祈子と親友に。美しい歌声の夜祈子は、どこかミステリアスで……。 | コメディ&SFそしてセンシティブストーリー――さまざまに紡がれた冬目景待望の作品集! ! | 「冬目景画集羊のうた」「冬目景画集羊のうた 絵顧録」「冬目景画集冬幻響」を収録した画集、デビュー25周年記念普及版で登場!! |
同著者作品 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎コミックス (2002/1/1)
- 発売日 : 2002/1/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 199ページ
- ISBN-10 : 4344800222
- ISBN-13 : 978-4344800229
- Amazon 売れ筋ランキング: - 384,881位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年9月10日に日本でレビュー済み
羊のうた (第1巻) (バーズコミックス)羊のうた (第2巻) (バーズコミックス)羊のうた (第3巻) (バーズコミックス)羊のうた (第4巻) (バーズコミックス)羊のうた (第5巻) (バーズコミックス)羊のうた (第6巻) (バーズコミックス)羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)
冬目景さんの画は、きちんとした技術に裏打ちされているのでどこから見ても破たんがない。流して読むにはもったいない。「鑑賞」すべき画だ。
『羊のうた』は奇病に人生を狂わされた姉弟と周囲の人々の葛藤や苦悩をシリアスに表現している。この作品にユーモアはない。だけれど、その分読み応えのある人間ドラマに仕上がっている。ストーリー構成と、それを読ませるネームも秀逸だ。並々ならぬ才能を感じる。
今昔、奇病だの魔法だの妖怪・幽霊だのといったオカルト(ファンタジー)を題材にしたマンガは数知れない。しかし、他の平ぺったい浅はかな作品を読むくらいなら、この『羊のうた』で思いっきり満腹感を味わってほしい。
ただ、伝説的作品と呼ぶにはいま一歩であるとの判断から「星4つ」と評価させていただきました。
冬目景さんの画は、きちんとした技術に裏打ちされているのでどこから見ても破たんがない。流して読むにはもったいない。「鑑賞」すべき画だ。
『羊のうた』は奇病に人生を狂わされた姉弟と周囲の人々の葛藤や苦悩をシリアスに表現している。この作品にユーモアはない。だけれど、その分読み応えのある人間ドラマに仕上がっている。ストーリー構成と、それを読ませるネームも秀逸だ。並々ならぬ才能を感じる。
今昔、奇病だの魔法だの妖怪・幽霊だのといったオカルト(ファンタジー)を題材にしたマンガは数知れない。しかし、他の平ぺったい浅はかな作品を読むくらいなら、この『羊のうた』で思いっきり満腹感を味わってほしい。
ただ、伝説的作品と呼ぶにはいま一歩であるとの判断から「星4つ」と評価させていただきました。
2016年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10巻くらいで、まとまっているマンガを読みたくなり、以前から名前だけは知っていたこの作品をまとめ買いで読破しました。
他人の血が欲しくなるという病に侵された姉弟の物語で、とても綺麗で静かな絵なのですが、暗いトーンが全体を覆っていて
避けられない破滅に向かって少しずつ進んでいく感じです。
……なんですが、自分はそこまでこの姉弟の境遇が悲惨ともいう気がしませんでした。
何故かというと、発作の頻度はそれほどでもなく、血が欲しいといってもカッターでちょいと指を切った程度の量。
周囲の人物はみんな善良なひとばかりで、衣食住は安定し、金銭面も問題なし、つきっきりで面倒を見てくれる医師までいる。
だいたい、身体が弱くなって死に向かっているにしては、頬もこけてないで病人なのに綺麗すぎ――
ここでハッと気づきました、この作品は美少女の悲劇にうっとりと酔いしれるためのものだと(遅すぎ)
だから、大量の血が出るような怪我はさせられないし、たとえ死期が目前に迫っていても美しい姿で当然。
普段から注射で血を溜めておいて、発作が出たら飲めばいいじゃないか、なーんて考えは無粋極まりないわけです。
そう理解してからは、余計な考えを捨て、美しい描写を堪能し、うっとりして読了いたしました。
最終話の1話前で終わったほうがより悲劇的で美しい気がしないでもないですが
姉弟以外の人々のことを考えるとこれはこれで良かったかなと。
結論、わたしのような邪念を抱かないかたに強くオススメです。
(同じ病でも美男美女として生まれなければ、血が貰えなくて死んだんだろうな……などとは考えてはいけない)
他人の血が欲しくなるという病に侵された姉弟の物語で、とても綺麗で静かな絵なのですが、暗いトーンが全体を覆っていて
避けられない破滅に向かって少しずつ進んでいく感じです。
……なんですが、自分はそこまでこの姉弟の境遇が悲惨ともいう気がしませんでした。
何故かというと、発作の頻度はそれほどでもなく、血が欲しいといってもカッターでちょいと指を切った程度の量。
周囲の人物はみんな善良なひとばかりで、衣食住は安定し、金銭面も問題なし、つきっきりで面倒を見てくれる医師までいる。
だいたい、身体が弱くなって死に向かっているにしては、頬もこけてないで病人なのに綺麗すぎ――
ここでハッと気づきました、この作品は美少女の悲劇にうっとりと酔いしれるためのものだと(遅すぎ)
だから、大量の血が出るような怪我はさせられないし、たとえ死期が目前に迫っていても美しい姿で当然。
普段から注射で血を溜めておいて、発作が出たら飲めばいいじゃないか、なーんて考えは無粋極まりないわけです。
そう理解してからは、余計な考えを捨て、美しい描写を堪能し、うっとりして読了いたしました。
最終話の1話前で終わったほうがより悲劇的で美しい気がしないでもないですが
姉弟以外の人々のことを考えるとこれはこれで良かったかなと。
結論、わたしのような邪念を抱かないかたに強くオススメです。
(同じ病でも美男美女として生まれなければ、血が貰えなくて死んだんだろうな……などとは考えてはいけない)
2018年9月29日に日本でレビュー済み
発作的に手段を選ばず他人の血を飲みたくなる奇病をもつ姉弟のお話。
ストーリーは練られていて、心理描写が上手で、絵も描けていて、最後まで興味深く読めました。
嵌って一気に読んだので☆5をつけますが、読後、気になった部分があります。
例えば、姉弟が悩み苦しむ病気ですが、言うほど凶暴性や暴力性が感じられず、また少量の血を飲めば落ち着くところから、他に手段がありそうな感じがします。
(輸血を貰う。医師により親族等から血を与えて貰うなど。)
この一番肝心な部分に疑問を持ってしまうと、数々のエピソードが興覚めしたものになります。
この点はあまり深く考えず、それらの手段も通じない先天性の不治の病と把握するのが良いかも知れません。
ストーリーは練られていて、心理描写が上手で、絵も描けていて、最後まで興味深く読めました。
嵌って一気に読んだので☆5をつけますが、読後、気になった部分があります。
例えば、姉弟が悩み苦しむ病気ですが、言うほど凶暴性や暴力性が感じられず、また少量の血を飲めば落ち着くところから、他に手段がありそうな感じがします。
(輸血を貰う。医師により親族等から血を与えて貰うなど。)
この一番肝心な部分に疑問を持ってしまうと、数々のエピソードが興覚めしたものになります。
この点はあまり深く考えず、それらの手段も通じない先天性の不治の病と把握するのが良いかも知れません。
2013年5月18日に日本でレビュー済み
内容については他の方が書かれているので僭越ながら省力させて頂きます。
・絵が緻密で、洗練されている。
今まで読んだ漫画の中で最も「美しい」。活字の無いコマでも、細かな表情の描写から精神面を推察できる楽しさがある。
・いつまでも余韻が残る。
読み終えた後の余韻の大きさが、詰まるところ漫画の深さや面白さだと僕は判断している。間違いなく漫画の中で1番だと思う。ほとんどの小説よりも優っていると言っていい。
私ごとで恐縮だが、僕は大学生3回生の時に、恐らく一生治せない精神病に罹患してしまった。本当に登場人物の一砂や千砂に深く共感できる。そしてその可能性は誰にだってある。他人事だと考えず1度この作品を読んで欲しい。
・絵が緻密で、洗練されている。
今まで読んだ漫画の中で最も「美しい」。活字の無いコマでも、細かな表情の描写から精神面を推察できる楽しさがある。
・いつまでも余韻が残る。
読み終えた後の余韻の大きさが、詰まるところ漫画の深さや面白さだと僕は判断している。間違いなく漫画の中で1番だと思う。ほとんどの小説よりも優っていると言っていい。
私ごとで恐縮だが、僕は大学生3回生の時に、恐らく一生治せない精神病に罹患してしまった。本当に登場人物の一砂や千砂に深く共感できる。そしてその可能性は誰にだってある。他人事だと考えず1度この作品を読んで欲しい。
2008年4月19日に日本でレビュー済み
好きな人や育ての親友人を傷つけない手段として
会う事も話す事も
関わる事を一切なくす
そんな手段しか無いとしたら
絶望は計り知れないものになるだろう。
そんな行き場の無い葛藤を見事に描き出した傑作です。
また、置かれている状況が一般的ではないので
表現こそ異質ですが
とても深い恋愛の感情を読み取る事が出来ます。
話のまとまりやテンポがこれ以上無いくらい磨かれていて
一気読みをせざるを得ませんでした。
会う事も話す事も
関わる事を一切なくす
そんな手段しか無いとしたら
絶望は計り知れないものになるだろう。
そんな行き場の無い葛藤を見事に描き出した傑作です。
また、置かれている状況が一般的ではないので
表現こそ異質ですが
とても深い恋愛の感情を読み取る事が出来ます。
話のまとまりやテンポがこれ以上無いくらい磨かれていて
一気読みをせざるを得ませんでした。
2006年10月18日に日本でレビュー済み
バカなノリが大好きなムサい男どもが、黙々と読みふける本です。
貸したら最後、学年中で行ったり来たりして、なかなか返ってきませんでした。
笑えたり、興奮したりする漫画じゃないのですが。
全体的に虚無感のようなものが漂っていて、話が進むごとに、読んでる自分を中心とした世界が張りつめていきます。
「風前の灯火」という雰囲気を強く感じられますが、それに引き込まれていきます。
★ネタばれ?
最終回のラストがちょっと、描いてる途中で気が変わったのか?と思える所があります。
その流れがちょっと強引な気がしてしまったので、これが−1です。
しかしながら、読み終わった時の虚無感は大きく、
コレは読み手の気も持って行ってしまう本だなと思いました。
漫画版はお勧め出来ます。
■アニメ版…
アニメ版も出ているんですが、そちらの方はBGMやSEがうるさくて。
「ほらほらっホラーアニメやでえ」って感じな表現をしているせいで、興ざめしてしまいました。
漫画は、擬音の文字の形や吹き出しの中の字とかも含めて紙面での表現となっていると思うのですが、
(例えばジョジョとか)そのあたりの表現が、ちょっと違和感があったのです。
そんなわけで、アニメよりは漫画版をおススメするのです。
貸したら最後、学年中で行ったり来たりして、なかなか返ってきませんでした。
笑えたり、興奮したりする漫画じゃないのですが。
全体的に虚無感のようなものが漂っていて、話が進むごとに、読んでる自分を中心とした世界が張りつめていきます。
「風前の灯火」という雰囲気を強く感じられますが、それに引き込まれていきます。
★ネタばれ?
最終回のラストがちょっと、描いてる途中で気が変わったのか?と思える所があります。
その流れがちょっと強引な気がしてしまったので、これが−1です。
しかしながら、読み終わった時の虚無感は大きく、
コレは読み手の気も持って行ってしまう本だなと思いました。
漫画版はお勧め出来ます。
■アニメ版…
アニメ版も出ているんですが、そちらの方はBGMやSEがうるさくて。
「ほらほらっホラーアニメやでえ」って感じな表現をしているせいで、興ざめしてしまいました。
漫画は、擬音の文字の形や吹き出しの中の字とかも含めて紙面での表現となっていると思うのですが、
(例えばジョジョとか)そのあたりの表現が、ちょっと違和感があったのです。
そんなわけで、アニメよりは漫画版をおススメするのです。
2021年8月8日に日本でレビュー済み
『羊のうた』は奇病に侵された兄妹の悲哀を描いた漫画になります。
本作を読んでまず思ったのは絵柄が独特であるという事です。
いわゆる男性受けするかわいい絵柄とはかけ離れた
美術系のエッセンスを持った絵柄になります。
また人情の機微という所に描写の重点が割かれているので、
恐らくは女性読者に受け入れやすい作風なのだと思います。
一方で構成を含めたストーリーは単調で起伏が少なく感じてしまい
テーマもぼやけて見えたのでこの辺りは評価できません。
要するに、結末がどうなっていくか考えるというよりは
登場人物のやり取りを素直に楽しむのが望ましいでしょう。
総括すると世界観や構成、ストーリー等に難点はあるものの
独特の作風に価値があると考え星3つになります。
評価としては厳し目にしてしまいましたが、
作者の初期段階の作品ですし、伸びしろも含めて
見どころがないとは思いません。
なので、特に女性読者の方やある種の耽美的雰囲気に浸りたい方には
一定の需要が認められる作品及び作者だと思いますね。
本作を読んでまず思ったのは絵柄が独特であるという事です。
いわゆる男性受けするかわいい絵柄とはかけ離れた
美術系のエッセンスを持った絵柄になります。
また人情の機微という所に描写の重点が割かれているので、
恐らくは女性読者に受け入れやすい作風なのだと思います。
一方で構成を含めたストーリーは単調で起伏が少なく感じてしまい
テーマもぼやけて見えたのでこの辺りは評価できません。
要するに、結末がどうなっていくか考えるというよりは
登場人物のやり取りを素直に楽しむのが望ましいでしょう。
総括すると世界観や構成、ストーリー等に難点はあるものの
独特の作風に価値があると考え星3つになります。
評価としては厳し目にしてしまいましたが、
作者の初期段階の作品ですし、伸びしろも含めて
見どころがないとは思いません。
なので、特に女性読者の方やある種の耽美的雰囲気に浸りたい方には
一定の需要が認められる作品及び作者だと思いますね。