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Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス コミック – 2003/10/24

4.6 5つ星のうち4.6 142個の評価

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19世紀英国。没落貴族の公爵家の娘・グレースは愛人のロウランド宅で謎の死を遂げた。彼女の息子ライナスとロレンスは実父・ロウランド伯爵に引き取られるが、ライナスは母の死にロウランド家の人々が関わっていると疑念を抱く。真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった。
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商品の説明

著者からのコメント

初版に誤植があります。

公爵→侯爵
誰か盗んだ→誰かが盗んだ

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎コミックス (2003/10/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/10/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 216ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4344803167
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344803169
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 142個の評価

著者について

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船戸 明里
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1973年3月21日生 フリーイラストレーター

1993年デビュー

「カオスシード」キャラクターデザイン・イラスト

「LUNAR」シリーズコミカライズ・レイアウト・イラストなど

他、ゲーム関連、小説挿絵、漫画など

エンターブレイン「ファミ通ブロス」で2001年オリジナル作品「Honey Rose」を連載。

「Honey Rose」は電子書籍を販売中。(「under the rose」の「honey Rose」の章として収録予定)

現在、幻冬舎コミックスで「Honey Rose」より前の時代を描く「Under the Rose」を連載中。

掲載誌「月刊バーズ」が2018年6月30日発売号を最後に休刊後、毎月書き下ろしの電子配信で連載継続中。

幻冬舎コミックスの「Under the Rose」公式アカウントで最新の連載情報をお知らせ中です。 https://twitter.com/Undertherose_bc

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
142グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月27日に日本でレビュー済み
裕福で繁栄した伯爵家に潜む後ろ暗い秘密が明らかになっていく英国貴族漫画 

 「Under the Rose」は秘密のままでという意味の慣用表現で、巻を追うごとにこの家の抱える孤独、拒絶、無知、傍観、諦観などの病巣の深さに絶望させられ、なんとも言えない気持ちの奔流にひたすら襲われます それなのに、可愛い子供達が仲睦まじく成長していくシーンやちょっとしたギャグシーンがどこかにあって読むのがやめられないです

 また、自分のように19世紀の滅びゆく英国貴族にノスタルジックを覚える人には、ノアールな雰囲気で統一されたこの漫画の絵が刺さりまくると思います

 何より、キャラ造形が素晴らしく、ほぼ全てのキャラのプラス・マイナスの側面がしっかり描写されているので、リアルで共感できてなんだかんだ誰も嫌いになれないところが好きです
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
19世紀後期のイングランドの作品をでいろいろと漁っていたところ、外国物語紹介サイトで強くお勧めされていたこともあり、期待がかなり高い状態で読みました。太くて粗々しいのに緻密な絵が特徴的で、漫画作品として気に入りましたが、期待していた物語や風俗・世俗的な要素はイマイチ満足できず、何回か繰り返し読みましたが理解できず、続巻を買い渋っていました。

思い出したように1年後くらいに2巻を買って、1巻のことが嘘のように引き込まれました。冬の物語は2巻の半分くらいで幕を閉じますが、オチがあって初めて1巻の話に筋が通るように構成されていて、2巻を読了してからは1巻も大満足の作品であることに気づきました。

興味深いのは、1巻はグレースの情報が濃く描写されていますが、巻を読み進めるごとに、1巻の余韻と意味が増して、彼女という存在が静かに浮き彫りになっていく点です。ライナスが見ていたグレース、アーサーが見ていたグレース、兄弟たちが見ていたグレース、マリーが見ていたグレース、アンナが見ていたグレース・・・。グレースの愛しさと深みが全編にわたって紡がれていて、まさにこの1巻が、グレースの死が、物語の始まりとしてふさわしいと思わされます。いい作品に出合いました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すっきり纏まった絵、構図、そして何よりもストーリーにぐいぐい引き込まれました。人間のルサンチマンの系譜だと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年6月10日
1巻しか読んでいないので侍女を殺した犯人が判らないがゴルゴでも雇ったのか?雇ったのはアーサーしか思いつかないが・・・
p201の水面に沈んでいる棒状のものはヒノキの棒か銃なのか?侍女が銃を、それもアルバートが持っている様な銃を所持するか?
p203 「銃創はこめかみにひとつ 死体は午後の内に速やかに始末された」「物盗りだとか自殺だとか 誰もが穏便に事を済ませたがった」
主人公の銃よりもウィリアムの銃の方が本命だろう。木の枝を撃ち落していたので腕も確かだろう。

まぁ何にせよ、物語の世界観に引き込まれた。主人公が初っ端から突っ張って突っ張って頑張っているけれど、
初っ端に銃をぶっぱするって・・・主人公の心情を上手く描いていると思った。
碌でもない母親だったが、それでも仇を討ってやろうって、必死で駆けずり回り、
考え、空回りしながら、タイムリミットまでにと真相を諦めずに追い求める。

しかし、ロウランド家の息子たちは平気で殺人をしようとする辺り、手慣れているし、死体を見慣れている様だ。
なかなかに楽しい一家の様だ。

侍女さんがとても魅力的だった。ばれてからの啖呵も良かった。
悪人になり切れなかった主人公は、心優しい少年のままだった。
主人公の葛藤が盛りだくさんで、心理描写を沢山味わえる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月30日に日本でレビュー済み
表紙に惹かれて購入。
エマみたいな英国メイドものをちょっとハードにした感じか…?と思ってたらこれがすごかったです。
どちらかというとミステリー作品で、ミスリードや伏線がたくさん散りばめられてて、人間ドラマと相まってすごい読み応えでした☆
でも単純に絵が可愛いかっこいい!な感じでも読めます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月14日に日本でレビュー済み
キャラ、シナリオ、世界観と全てが重厚で圧倒されます
ただ、刊行ペースは中々の遅さで1巻から10巻まで15年ぐらいは掛かっており、序盤に比べてキャラの性格が少しブレてる気がしないでもないですが、そんなことが気にならない面白さです
この作品の未来を描いている「Honey Rose」も読んでいますが、これはこれで別の世界の話として、本編では別の幸せな未来であって欲しいと思います
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年11月6日に日本でレビュー済み
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何かのチラシに載っていた主人公ライナスのイラストにひと目惚れして、たどりついたのがこの本でした。
公爵家の貴族の子弟だったライナスは母の死と、家の没落をきっかけに伯爵である父のもとに嫌々引き取られていく。その現実の裏側にある思惑、それは母の不審な死の原因が何であるのか知りたい、それだけだった。だから優しい父や異母兄弟たちにちっとも溶け込めない。大切な実の弟にも冷たく接してしまったりと、痛々しいくらいに尖がった生き方をしている。
ライナスのそのプライド高さと精神の脆さを、絶妙に描ききっている作者の力量は脱帽ものだと思います。
47人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年10月27日に日本でレビュー済み
まずまずの出来ではないでしょうか。
前作がちょっと理解出来なかったので(僕の頭が悪かったのかもしれないですけど、未消化の話が多すぎたと思うんですよね)、正直今回は心配だったのですが、判る話になっています。
絵が奇麗だし、雰囲気も良く出てるので、話を置いておいて、見ていても面白いです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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