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いとしさを追いかける (幻冬舎ルチル文庫 す 2-1) 文庫 – 2007/3/1
上京を機に、高校時代に傷つけて以来会ってなかった先輩の掛井に電話した杜国。しかし、掛井は高校時代と同じように優しくて…。商業誌発表作を加筆修正し、書き下ろし続編も収録!!
(イラスト:麻々原絵里依)
(イラスト:麻々原絵里依)
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎コミックス
- 発売日2007/3/1
- ISBN-10434480970X
- ISBN-13978-4344809703
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎コミックス (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 281ページ
- ISBN-10 : 434480970X
- ISBN-13 : 978-4344809703
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,539,665位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,724位ボーイズラブノベルス (本)
- - 274,156位文庫
- - 386,540位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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BL作家。のんびりまったり執筆してます。
「小説ビーボーイ」(旧ビブロス)の新人賞受賞作「星の国から」でデビュー。「chara文庫(徳間書店)」「ルチル文庫(幻冬舎コミックス)」「shyノベルス(大洋図書)」などで執筆。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
杉原さんらしい作品でした。杉原さんの作品って少ないようですが、内容はいつも良いなと思っています。ちゃんと人の心理描写が為されているからでしょうね。人の心を置き去りにしたような作品にはやはり魅力がないですから。 いや〜しかし疲れる恋愛ですよねぇ。否、すべて杜国が原因なんですけど…。親とちゃんとした愛情関係が築けなかった子供の典型のような子です。原因はやはり母親にあるんだろうなァ。子供にちゃんと甘えを教えなかった。幼い頃の盲腸のエピソードが良い例です。我慢強いっていうのとは少し違う。言えば叱られるからです。病気の時ですら甘えることが許されないと子供に思わせる母親なんて、既に立派に母親失格でしょう。幼い時期に母親に女を感じさせられて、母親若しくは女性に失望感や嫌悪感を抱いてしまう例は、男女に関わらず結構多いのだそうです。恋愛観も変わってしまうこともまた同様だそうです。そんな環境で育った杜国は、常に自分を、自分だけを愛してくれる存在を求めていたのでしょうね。しかし環境が環境だったせいでか、かなりひねくれて育ったしまった杜国は、多分恋愛の仕方すら分からない。おまけに甘え方も、自己分析能力もなっていない。まァ、気の毒なのは掛井ですね。こんな相手を好き
2010年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第1話「テレビの夜」と第2話「いとしさを追いかける」が収録されていて、
2作の間には数年のインターバルがあるようです。
でも、その時間差を特に感じさせないのは作者の力なのでしょう。
杜国の一人称でウジウジぐるぐる〜としてる感じのお話ですが(笑)、
実はこれ、杉原作品の中で個人的に一番好きなんですよ。
なんてったって、やっぱり掛井がすごく魅力的なんです〜。
一度過去に手酷く裏切られたにもかかわらず、
ずっと杜国のことが好きで好きでたまらなくて、
1年後に追いかけてきた杜国をやさしく受け入れてしまう。
もーどうしてそんなに好きなの!って思うけど、
いや理屈じゃないんだ、好きなんだ、って感じで。
いいです、こういう想いって。やさしくて。
麻々原さんのイラストが掛井のイメージにぴったりで素敵です♪
第2話はさすがにちょっとウジウジぐるぐる度がUPしてて
正直かなり鬱陶しい気はしますが(笑)、
でも、杜国のこういう不安な気持ちもわかるしね。
いやぁ、ここまで無条件に愛されてみたい、
そんな風に思わせてくれる作品です☆
2作の間には数年のインターバルがあるようです。
でも、その時間差を特に感じさせないのは作者の力なのでしょう。
杜国の一人称でウジウジぐるぐる〜としてる感じのお話ですが(笑)、
実はこれ、杉原作品の中で個人的に一番好きなんですよ。
なんてったって、やっぱり掛井がすごく魅力的なんです〜。
一度過去に手酷く裏切られたにもかかわらず、
ずっと杜国のことが好きで好きでたまらなくて、
1年後に追いかけてきた杜国をやさしく受け入れてしまう。
もーどうしてそんなに好きなの!って思うけど、
いや理屈じゃないんだ、好きなんだ、って感じで。
いいです、こういう想いって。やさしくて。
麻々原さんのイラストが掛井のイメージにぴったりで素敵です♪
第2話はさすがにちょっとウジウジぐるぐる度がUPしてて
正直かなり鬱陶しい気はしますが(笑)、
でも、杜国のこういう不安な気持ちもわかるしね。
いやぁ、ここまで無条件に愛されてみたい、
そんな風に思わせてくれる作品です☆
2007年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「おまえの顔は見たくない」とまで傷つけた先輩なのにどうしても顔が見たくて、声が聞きたくて、後先も考えずにわずか5分の場所に部屋をきめてしまった杜国。会えた先輩は高校時代と同じようにやさしくて、傷つけてしまったことを責められないのがつらいと思う。それでもそのことを言ってこの関係を終わらせてしまいたくなくて・・・。
杜国はどう考えても先輩に恋してるっていうのに自分の気持ちになかなか気付かない。
なんだかもどかしい。
先輩が何をされても許せてしまうのは、杜国を好きだから。キライになろうとしてもできないし、無理。
そんな自分が一番馬鹿だとわかっているのです。
杜国はどう考えても先輩に恋してるっていうのに自分の気持ちになかなか気付かない。
なんだかもどかしい。
先輩が何をされても許せてしまうのは、杜国を好きだから。キライになろうとしてもできないし、無理。
そんな自分が一番馬鹿だとわかっているのです。
2007年4月13日に日本でレビュー済み
とても面白い作品です。
淡々とした筆致で主人公・杜国と掛井の現在と過去が丁寧に綴られるのに、物語の底には常に狂熱を孕んでいるような感じを受け
そのアンバランスさに妙に心が落ち着きませんでした。
それは不快な物ではなく、熱のありかを探るような面白さがあり・・・・
読後には自分が感じた熱が杜国のものであり、掛井のものであった気がして、物語に同化したような幸せな心地でした。
エンターテイメントの派手さはありませんが、物語の構築と人物の造形に筆者の機微と真摯さを感じて
小説の面白さを味わいました。
楽しみな作家様を見つけた気がして、これからはこの方の作品があれば大事に読ませて頂きたいなと
そんな風に思った作品です。
淡々とした筆致で主人公・杜国と掛井の現在と過去が丁寧に綴られるのに、物語の底には常に狂熱を孕んでいるような感じを受け
そのアンバランスさに妙に心が落ち着きませんでした。
それは不快な物ではなく、熱のありかを探るような面白さがあり・・・・
読後には自分が感じた熱が杜国のものであり、掛井のものであった気がして、物語に同化したような幸せな心地でした。
エンターテイメントの派手さはありませんが、物語の構築と人物の造形に筆者の機微と真摯さを感じて
小説の面白さを味わいました。
楽しみな作家様を見つけた気がして、これからはこの方の作品があれば大事に読ませて頂きたいなと
そんな風に思った作品です。
2009年11月8日に日本でレビュー済み
『テレビの夜』と『いとしさを追いかける』の2編が収録されています。
読んでいてもう、なんて言うか「掛井、あんたやさしすぎるよ」と、奴のために泣いてやりたいような気分になります。
いや、いっそ半ばうさんくささを感じるほどやさしいです。
ラストに杜国はどんでん返しを喰らうかもしれないと、かすかに思ってしまったくらいです。
なかったですが。
杜国も、別に悪いやつじゃないんですけどね。
やっぱり寂しい育ち方をしたせいで、愛情を求めていて、でもそれを与えられても幸せに浸りきるよりは、それを失うことを恐れてしまう、つまりは相手を信じ切れない悲しい奴なんですね。
お互いの想いは強いのに、双方片想い的なじれったさがある話でした。
こういうの好きです。
まあ、一口で言ってしまえば、とにかく最初から最後まで、掛井がいい人なお話でした。
読んでいてもう、なんて言うか「掛井、あんたやさしすぎるよ」と、奴のために泣いてやりたいような気分になります。
いや、いっそ半ばうさんくささを感じるほどやさしいです。
ラストに杜国はどんでん返しを喰らうかもしれないと、かすかに思ってしまったくらいです。
なかったですが。
杜国も、別に悪いやつじゃないんですけどね。
やっぱり寂しい育ち方をしたせいで、愛情を求めていて、でもそれを与えられても幸せに浸りきるよりは、それを失うことを恐れてしまう、つまりは相手を信じ切れない悲しい奴なんですね。
お互いの想いは強いのに、双方片想い的なじれったさがある話でした。
こういうの好きです。
まあ、一口で言ってしまえば、とにかく最初から最後まで、掛井がいい人なお話でした。
2007年10月22日に日本でレビュー済み
中村中さんの『友達の詩』を聞くと反射的に涙ぐんでしまう私ですが、
この作品はそんな「友達ぐらいでいい――並んで歩くくらいが丁度いい」という歌詞が
聴こえてくるような、切ないボーイズラブです。
ノンケの後輩・杜国(受け)の不安定な心の向きを、
]真性ゲイの掛井(攻め)が自分の不安を押し隠して見守ろうとする、
その静かで哀しい一途さに胸が絞られました。
当事者はもちろん、脇キャラも活きている構成力と描写力。
なにより作者の透明な感性が光ります。
是非この作品で杉原さんに出逢って頂きたい、心の琴線に触れる珠玉のドラマです★
この作品はそんな「友達ぐらいでいい――並んで歩くくらいが丁度いい」という歌詞が
聴こえてくるような、切ないボーイズラブです。
ノンケの後輩・杜国(受け)の不安定な心の向きを、
]真性ゲイの掛井(攻め)が自分の不安を押し隠して見守ろうとする、
その静かで哀しい一途さに胸が絞られました。
当事者はもちろん、脇キャラも活きている構成力と描写力。
なにより作者の透明な感性が光ります。
是非この作品で杉原さんに出逢って頂きたい、心の琴線に触れる珠玉のドラマです★
2017年2月14日に日本でレビュー済み
レビューがよかったので期待値が高くなってしまいました。
かつて傷付けた人の近くに引っ越してきた杜国。全く何も無かったかのように普通に電話してテレビの配線を頼む。
あらすじはとてもシンプルでこの他の説明を付けた方が先入観が入りすぎる気がします。最初の「テレビの夜」はなかなかいい感じで杜国の必死さが好きです。掛井も振り回されてたり平気なふりしたり展開が楽しめました。
が、次の「せつなさを追いかける」からが、ただひたすら杜国が面倒な奴にしか感じられませんでした。恋愛中は一人でぐるぐるして反対のことばっか言ってしまったり言葉が足りずに誤解される言動ばかり、というのはわかりますが。わかりますがただ面倒くさい。
掛井との絡みっぷりによってはそのよくある面倒なことが切なくなったのかもしれませんがいっそウザいんじゃないかとまで思ってしまいました。
かつて傷付けた人の近くに引っ越してきた杜国。全く何も無かったかのように普通に電話してテレビの配線を頼む。
あらすじはとてもシンプルでこの他の説明を付けた方が先入観が入りすぎる気がします。最初の「テレビの夜」はなかなかいい感じで杜国の必死さが好きです。掛井も振り回されてたり平気なふりしたり展開が楽しめました。
が、次の「せつなさを追いかける」からが、ただひたすら杜国が面倒な奴にしか感じられませんでした。恋愛中は一人でぐるぐるして反対のことばっか言ってしまったり言葉が足りずに誤解される言動ばかり、というのはわかりますが。わかりますがただ面倒くさい。
掛井との絡みっぷりによってはそのよくある面倒なことが切なくなったのかもしれませんがいっそウザいんじゃないかとまで思ってしまいました。
2011年6月2日に日本でレビュー済み
掛井さんは素敵なひとなんだけど^^;
杜国の行動にイラッとしました。「テレビの夜」のほうはまだよかったんだけど、「いとしさを追いかける」のほうは、身勝手さが目についてしまって、感情移入できなかったです。
そこで口に出して言えばいいのに、と思う場面が何度もありました。そのたびにイライラが募って…
それでも、杜国のことを深い愛で包み続ける掛井さん。本当にいい男です。まさ二十歳なのに人間ができている。
掛井さんの懐の深さがなければ、とっくに破綻していると思う。
掛井さんは良いところも悪いところも、すべてを受け入れてくれる存在。
それに甘えず、今度は杜国が掛井さんに尽くすお話が読んでみたいなあと思いました。
杜国の行動にイラッとしました。「テレビの夜」のほうはまだよかったんだけど、「いとしさを追いかける」のほうは、身勝手さが目についてしまって、感情移入できなかったです。
そこで口に出して言えばいいのに、と思う場面が何度もありました。そのたびにイライラが募って…
それでも、杜国のことを深い愛で包み続ける掛井さん。本当にいい男です。まさ二十歳なのに人間ができている。
掛井さんの懐の深さがなければ、とっくに破綻していると思う。
掛井さんは良いところも悪いところも、すべてを受け入れてくれる存在。
それに甘えず、今度は杜国が掛井さんに尽くすお話が読んでみたいなあと思いました。