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硝子の花束 (幻冬舎ルチル文庫 す 2-4) 文庫 – 2008/8/18
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎コミックス
- 発売日2008/8/18
- ISBN-104344814096
- ISBN-13978-4344814097
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎コミックス (2008/8/18)
- 発売日 : 2008/8/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 253ページ
- ISBN-10 : 4344814096
- ISBN-13 : 978-4344814097
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,808,905位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,682位ボーイズラブノベルス (本)
- - 303,146位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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BL作家。のんびりまったり執筆してます。
「小説ビーボーイ」(旧ビブロス)の新人賞受賞作「星の国から」でデビュー。「chara文庫(徳間書店)」「ルチル文庫(幻冬舎コミックス)」「shyノベルス(大洋図書)」などで執筆。
**同人誌の電子書籍もkindleで販売中です**
活動情報の詳細はこちらへ↓
【twitter】@rio_sugihara
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
淡々と語られる、 杉原さんらしい作品でしたね。主人公の気持ちがやたら切なくって…。自分の気持ちを何か必死に押し込めているような部分は、読んでいて痛いほどでした。瑛の気持ちは痛いほど伝わって来たのに比べて、脩一の気持ちはちょっとわかりずらかったような…。彼が本当に最初に愛したのはどちらだったのでしょう?瑛の面影があったから雅紀に惹かれたのか、雅紀の面影を瑛に求めたのか?そこらあたりが微妙でしたね。すべてが瑛視点で描かれているから仕方がないのでしょうが、ちょっとすっきりしなかった部分でした。まァ、瑛が幼すぎたということがあるからなのでしょうが…。雅紀には何となく分かっていたのでしょうか?そういえば雅紀の気持ちももうひとつわかりずらかった。よく分かったのは、瑛が皆にとても愛されていたことでしょうか。本人は余り自覚がなかったようですけど。雅紀が瑛に脩一のことを告げたのは、瑛の気持ちを確認したかったから?それとも牽制?そこらへんが分からなかった。瑛視点からだけっていう限界なのでしょうか?瑛も脩一も、皆が雅紀の呪縛に捕らわれている。そんな雰囲気が全編に漂っていたような気がします。「死は如何なる理解をも拒む」と言ったのは芥川龍之介だったでしょうか…。そんな言葉を思い出しました。子供の頃の瑛はとても可愛らしく描かれていましたよね。個人的には円城寺が素敵でした。彼は良い男です。出来れば円城寺が主人公のお話も書いて欲しい。そんな風に思わせられる男でしたね。
2018年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「スローリズム」と「37℃」の、一見まともに見えるけど強情なまでに自分を変えない受けと、
それをどこまでも許しちゃう心の広すぎる攻めってパターンがどうにも合わなくて、
この作家さんとは感覚が合わないんだろうなーと思って敬遠していたんですが、
あらすじがずっと気になっていたので、半額になったときに思い切って読んでみました。
思い切ってみてよかった。いろいろ消化不良な感じもしますが、よかったです。
瑛も脩一も雅紀も、大事なものを決定的に失うことを恐れてなんとなく宙ぶらりんな感じ。
雅紀が、宙ぶらりんを打破する一歩を踏み出したとたんに死んでしまった感じで、残されたふたりはますます宙ぶらりん。
瑛視点でのお話なので瑛の気持ちはわかりやすいんですが、脩一と雅紀の気持ちがよくわからない。
このふたりがそれぞれ本当に大事にしていたのは誰なのかがハッキリしないままで、ちょっともやもや。
でも、このもやもや感がこの本の良さな気もするし…。
脩一視点と雅紀視点のサイドストーリーでもあればもっと面白かったような気がして、妙に悔しい。
それをどこまでも許しちゃう心の広すぎる攻めってパターンがどうにも合わなくて、
この作家さんとは感覚が合わないんだろうなーと思って敬遠していたんですが、
あらすじがずっと気になっていたので、半額になったときに思い切って読んでみました。
思い切ってみてよかった。いろいろ消化不良な感じもしますが、よかったです。
瑛も脩一も雅紀も、大事なものを決定的に失うことを恐れてなんとなく宙ぶらりんな感じ。
雅紀が、宙ぶらりんを打破する一歩を踏み出したとたんに死んでしまった感じで、残されたふたりはますます宙ぶらりん。
瑛視点でのお話なので瑛の気持ちはわかりやすいんですが、脩一と雅紀の気持ちがよくわからない。
このふたりがそれぞれ本当に大事にしていたのは誰なのかがハッキリしないままで、ちょっともやもや。
でも、このもやもや感がこの本の良さな気もするし…。
脩一視点と雅紀視点のサイドストーリーでもあればもっと面白かったような気がして、妙に悔しい。
2008年9月2日に日本でレビュー済み
『37℃』がとても面白かったので、読んでみた。細やかな風景描写と心理描写が心地良い。『37℃』がもう若くない青年たちの話だったので、幼なじみの大学生と社会人のお話は初々しいと思うほど。
両親が離婚して父と二人暮しを始めた瑛は、お隣のおばあちゃんの孫である脩一と出会う。脩一が小学生、瑛が幼稚園の頃のこと。母に連れて行かれた瑛の六才年上の兄の雅紀が戻ってきたときには、瑛は脩一を実の兄のように慕っていた。兄の雅紀はそれが気に入らなかったようだが、やがて同い年の脩一と親しくなってしまう。瑛は脩一への気持ちが恋であることを自覚すると同時に失恋する。兄を慕いながら嫉妬してしまう。ところが兄の雅紀が事故で死んだ。残された二人は死んだ雅紀を間にはさんだまま、本当の兄弟のように暮らしている。そんな2人の関係を動かしたのは、雅紀が家庭教師をしていた瑛と同じ年の大学生だった。
硝子の花束があらわしているのは瑛の心。一度は砕け散った花を、ひとつひとつ元に戻していく話。いろいろとつっこみどころはあるけれど、文章に力があるので面白い。もしかしたらBL的な場面がないほうが、もっと感動するかも。
両親が離婚して父と二人暮しを始めた瑛は、お隣のおばあちゃんの孫である脩一と出会う。脩一が小学生、瑛が幼稚園の頃のこと。母に連れて行かれた瑛の六才年上の兄の雅紀が戻ってきたときには、瑛は脩一を実の兄のように慕っていた。兄の雅紀はそれが気に入らなかったようだが、やがて同い年の脩一と親しくなってしまう。瑛は脩一への気持ちが恋であることを自覚すると同時に失恋する。兄を慕いながら嫉妬してしまう。ところが兄の雅紀が事故で死んだ。残された二人は死んだ雅紀を間にはさんだまま、本当の兄弟のように暮らしている。そんな2人の関係を動かしたのは、雅紀が家庭教師をしていた瑛と同じ年の大学生だった。
硝子の花束があらわしているのは瑛の心。一度は砕け散った花を、ひとつひとつ元に戻していく話。いろいろとつっこみどころはあるけれど、文章に力があるので面白い。もしかしたらBL的な場面がないほうが、もっと感動するかも。
2008年9月5日に日本でレビュー済み
「ー修くん、俺を好きになりなよ」って帯は受けのセリフだったのね・・・
この一言が表すとおり終盤近くまで受けの片思いがつづきます。
・・・せつなかった。攻めと知り合ったのは受けが先だったのにいつの間にか攻めと兄は付き合い始める。その兄が事故で死に、忘れられない攻め。
つまらなくはなかったけど萌えはなかったなぁ。
この一言が表すとおり終盤近くまで受けの片思いがつづきます。
・・・せつなかった。攻めと知り合ったのは受けが先だったのにいつの間にか攻めと兄は付き合い始める。その兄が事故で死に、忘れられない攻め。
つまらなくはなかったけど萌えはなかったなぁ。