作者のこれまでのSF系列作品には、「内憂・外患」あるいは「組織構造・生命構造」という
二つの大きなポイントが見受けられたが、今作にはその二つの間に位置する特異な生命体が
登場する。全ての要素を備え持ち、二つの種を取り持つ架け橋となりうる存在でありながら、
おぞましいエゴはそれを善しとしない。人類・ラミア双方にとり、内憂であり外患でもある。
遊びやアクション要素の強い方向性の作品かと思っていたら、最終巻でしっかりSFマインドを
見せて戴いた。これは望外の喜び。仮想空間における食料問題なんて、作者の他に思いつか
ないって(笑)。あとがきの、恒星間侵略方法論も読み応えがあった。これはある意味、『キャッチ
ワールド』から『終わりなき索敵』に至る、ビンボー航宙論の総括なのかもしれない。
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ルナ・シューター 3 (幻狼FANTASIA NOVELS H 2-3) 単行本 – 2009/5/1
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎コミックス
- 発売日2009/5/1
- ISBN-10434481665X
- ISBN-13978-4344816657
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎コミックス (2009/5/1)
- 発売日 : 2009/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 434481665X
- ISBN-13 : 978-4344816657
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,609,222位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 392,169位文学・評論 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月21日に日本でレビュー済み
異星人との月面での戦闘を描くSFの第3巻。これで完結。
前二作は結構面白かったし、この巻も途中までは良かった。特に異星人のコンピュータによる人間の分子レベルからのシミュレーションなんて、いいアイデアだと思う。
でも、ちょっと納得のいかない結末。拍子抜けした。
もう少し、面白い決着のつけ方あったような気がする。もしかして、まだ終わってない?!
前二作は結構面白かったし、この巻も途中までは良かった。特に異星人のコンピュータによる人間の分子レベルからのシミュレーションなんて、いいアイデアだと思う。
でも、ちょっと納得のいかない結末。拍子抜けした。
もう少し、面白い決着のつけ方あったような気がする。もしかして、まだ終わってない?!
2011年8月16日に日本でレビュー済み
逃げない結末としてよかったと思う。
色々濁して終わることが多いSF業界で、
ちゃんと1つの結論を出しています。
そのあたりとても好感が持てます。
話のテーマとしてはカナリ色々なものを扱っていると思う。
にもかかわらず、うまい事まとまっているとおもう。
この3巻で急に駆け足になってしまった。それは残念。
ただし、駆け足にならざるを得ない(物語の中の)状況だった。
と考えれば、まぁ納得できるかなと。
色々濁して終わることが多いSF業界で、
ちゃんと1つの結論を出しています。
そのあたりとても好感が持てます。
話のテーマとしてはカナリ色々なものを扱っていると思う。
にもかかわらず、うまい事まとまっているとおもう。
この3巻で急に駆け足になってしまった。それは残念。
ただし、駆け足にならざるを得ない(物語の中の)状況だった。
と考えれば、まぁ納得できるかなと。