私はプログラマーですが、自社開発をしようと畑違いの起業、マーケティングの本を乱読しています。
数年前、著者から開発の引き合いがあって打ち合わせをしたことがあります。
その際は失注でしたがひょんな事から本書を知ることになり、昔ご一緒できれば学びになったのに・・・と思いつつ、学習対象テーマなので読みました。
要約すると、ユーザー第一で考えろ。以上。というシンプルかつ王道な主張です。
何ならこの本ではなく、Googleのウェブマスター向けガイドラインを読めという方が著者の意ではないかと思います。
読者をある種突き放していますが、「あなたもマネするだけで月⚪︎万円」という類の本が溢れるこのジャンルにおいて、誠意に満ちているというのが私の感想です。
また、キレイゴトは誰でも述べられますが、本書は結果に裏打ちされたプラグマティックな実践の記録で溢れています。
原理原則、具体的ノウハウ、それらから得られる結果の3つが同居しているこの手の本ってあまりないんですよね。
その一点において、私は素晴らしい本だと思いました。
最後は、自分の細胞や宇宙の全てに感謝するという、それだけ抜き出すとアレな終わり方です。
ただ、大変プラグマティックであろう方がここまでスピリチュアルなことを述べるわけなので、妙な説得力があります。
ご自身の人生観含めて、これまでの半生を全力で注ぎ込んだ書籍ということなんだと思います。
自分の頭で考える素地があって、抽象から具象への落とし込み、具象から抽象への切り上げなど、思考のもう一押しが必要な方にはオススメの一冊になると思います。
※大変感動したので長文のレビューを書いていたところ、ショートカットキーで更新してしまい消えました。
Githubはそのような状態でも裏で保存しています。Amazonは頑張ってほしい
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