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偽善エコロジ-: 「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 た 5-1) 新書 – 2008/5/30
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- ISBN-104344980808
- ISBN-13978-4344980808
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/5/30
- 言語日本語
- 本の長さ230ページ
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/5/30)
- 発売日 : 2008/5/30
- 言語 : 日本語
- 新書 : 230ページ
- ISBN-10 : 4344980808
- ISBN-13 : 978-4344980808
- Amazon 売れ筋ランキング: - 388,387位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 332位環境問題
- - 604位都市開発・都市問題 (本)
- - 694位幻冬舎新書
- カスタマーレビュー:
著者について
1943年東京都生まれ。工学博士。東京大学教養学部基礎科学科卒業。その後、旭化成ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学教授。世界で初めて化学法によるウラン濃縮に成功し日本原子力学会平和利用特賞を受賞、内閣府原子力委員会および安全委員会専門委員などを歴任。原子力、環境問題をめぐる発言で注目されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義 (ISBN-10: 4093882851)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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マスコミは企業(スポンサー)の環境利権等との癒着関係等から真実を伝えず、その利権の都合の情報を世間に流して世論操作を行なっており、そのマスコミによって形成され社会の中に存在する、奇抜で無く普通と感じる世論や空気が存在し、世間の人達はそれに対して疑う事も無く、安易に乗じてしまっています。
社会的にブランド価値が認められている、名前の通った大手企業がCMを流しているからと言って、その企業の言う事を、多くの人達は安易に信用しています。CMは飽く迄もマーケティング、営利目的で行われており、そのまま受け入れる事は、企業やそれと癒着関係にある政府や官僚から洗脳されるだけで、企業に操作され、税金等も含めて搾取され、羊の様に「奴隷」となってしまいます。正しい情報を得る事は、身分や地位、立場で上に居る者達から、操作されず、奴隷にされず、自立して独立する事を可能にします。
世間・社会には「偽善」や「矛盾」が満ち溢れ、環境に良いと言いながら自分の懐を肥やしたり、同様に健康の為、病気の予防や治療の為と言いながら私腹を肥やしている者達が多いです。その偽りの善に騙されない様に、搾取されない様に、安易に鵜呑みにせずに、安易に頼らずに、正しい知識を得る勉強をし、自分で出来る自立した姿勢・行動を得る必要があると思います。
私自身が思う事でもあるのですが、本書は専門的な科学的知識が無いと、著者の主張の真偽が少し解り難いのではないかと思います。表面的に言われている事は世間一般の人でも皆理解している事なので、深い部分での専門的知識が絡んでくる事において理解が難しい部分も有ります。その上で、著者が東大卒や大学教授等の経歴を持っているからと安易に信用する事も、同じ様に間違ってしまう事になります。現に、2011年の3.11地震の前の初版出版当時(2008年)までに、著者は内閣府原子力安全委員会専門委員、文部科学省科学技術審議会専門委員等と歴任されており、国の「御用学者」であった可能性も有ります。
反利権の立場で、国や官僚、財界、環境団体、マスコミ等を批判している事は解ります。偽善が世の中にはびこっている事も共感し理解出来ます。但し、主張・内容には一長一短が有る様に、私は思います。
割り箸の使用が、間伐材の有効利用に繋がる事は理解出来ます。人件費や輸送費等の理由で間伐材が森林の中に放置され、大雨等でそれらが河川の洪水や土砂崩れの災害の被害をより増幅している事が在ります。
無農薬と化学肥料不使用の有機栽培に使用する堆肥には、残留農薬や化学肥料使用、遺伝子組み換えの食品を食べていた牛等の糞を利用したり、その他生ごみに他の有害な物質が含まれている可能性も有る為に、リサイクルする事が必ずしも良いとは言えない事も在ります。
トウモロコシやサトウキビ等を使用するバイオエタノールによる、食料の自動車の燃料化が、人口増加と富裕者の投資によるマネーゲームによって、貧困層に食糧が行き届かない「飢饉」が生じています。食糧の本来の使用方法では無く、米国の石油団体や農業団体の利権の都合によって自分達の私腹を肥やし、富や食料の格差が生じています。
リサイクルとして、日本で不要となった電化製品等を海外の発展途上国に輸出していますが、それらは現地で壊れても修理出来ず交換する部品も無い為に、現地にて「廃棄物」となって捨てられます。それが現地の環境汚染にも繋がり、結局は日本の廃棄物を発展途上国に押し付けている事となっています。またそこに、リサイクル利権も絡んでいます。
家電リサイクル等でも、横流し等が行われている様です。
一方、地球温暖化については、2013年時点で今後10年後辺りに小氷河期が訪れて、逆に「地球寒冷化」となる可能性が有ります。一般的に用いられるデータは直近数十年分程のデータのみで、長い歴史上のデータにおいては、石油を燃料として使用していなかった頃の方が気温が高かった時代も有りました。よって、CO2が温暖化の原因では無い事が言えます。また、一時的な気温の上昇傾向に過ぎないと言う事も言えます。
ダイオキシンや水銀は、タバコと同様、程度の問題では無く「ゼロ」で全く無い事が正しく、食品や洗剤、化粧品、医薬品、農薬等に添加されている石油由来の合成化学物質も同じく極力「ゼロ」に近付けて避けるべきだと思います。同様に、狂牛病も危険で避けるべきであると思います。それらは全て、お酒等の様に適量であれば健康に良いと言う物とは異なります。
「心が満足していると物は少なくてすむ」(本書より)。足るを知らなければ、次から次へと欲しくなって、きりが有りません。欲望の奴隷、依存症です。物を多く持っても、遺品整理の後に有効利用もされずに、ただ埋められるだけです。それらは人間の様に土にはなりません。結局その人間の欲望が、環境破壊を起こしているのです。
しっかり考えろ、という主張。
周りに「マイ箸」を使う人が増えた。
しかし、マイ箸で緑は増えない。
再生紙だってそうだ。「環境のため再生紙を使用しています」という
名刺を使っている会社は環境のことなど考えていない。
再生するために使うエネルギーの方が新規に紙を作るよりも多い。
ポリ袋をマイ袋に変えても、むしろ環境は悪化する。
ポリ袋は石油の「不要な部分」を使えるようにした技術をもって生産されるからだ。
300億枚のポリ袋が作られなくなったら、その「不要な部分」を廃棄せねばならない。
それは環境を汚すことに他ならないのではないか?
行動と目的が一致しているかを今一度考え直すきっかけになる本。
例えば学校教育などで批判的な姿勢を育成するのには向いているかも。それくらい突っ込みどころが満載です。
ゴミの分別をしても意味がありません。
ペットボトル、発砲トレイは殆どリサイクルされず、燃やされています。
牛乳パックは手間暇がかかる上には効果があまり期待できません。
家電リサイクル法により料金を払い、回収される
パソコン、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビは殆どがリサイクルされていません。
分別収集や家電リサイクル法は国民のお金の負担になるだけで
儲けているのは役所です。
アルミ缶はリサイクルに適しており、金属もリサイクルの効果があります。
私は著者の意見は正しいと思います。
古紙のリサイクルに対しても著者は反対していますが
古紙は現在業者が高値で取引しており
それなりの意味はあると思います。
企業から行政までこぞって進めるエコ活動だが、どこまでが本当にエコロジーの役に立って、
どこからが商売なのかを筆者なりの調査で分析している。
そのままじゃゴミとなるものに、しかるべき価値を与えて有効活用していたものが、レジ袋や国産割り箸だ。
石油からガソリンやプラスティック、化繊等の原料を取った、言わば残りカスで作られるレジ袋。
その替わりのマイバッグは、レジ袋とは比較にならない希少な成分を使うし、ガソリン等の
石油製品がまんべんなく減らない限り、我々の目に見えないゴミが増えるだけで、
石油の消費量もCO2減らず、エコにはなっていないのだ。
国産の割り箸が売れなくなって間伐材の流通も減り、国産林業が衰退した挙げ句に、
海外から割り箸原料を買って外国の森を荒らしていたりする。
筆者も言ってるとおり、自分でデータを収集して検証するのも大事だから、
筆者の理屈も自分で検証してみることも大事だ。 でも、ゴミ分別、冷房28度、CO2削減の
どれもに論理のカラクリがあるってことを、普段とは別の視点で眺めてみる事もたまには良いだろう。
人の優しさにつけ込んだ商売、それが今のエコなのだということには異論無しだ。