「記者クラブは、その構成員や記者会見出席者が、クラブの活動目的など本見解とクラブの実情に照らして適正かどうか、判断しなくてはなりません。」
これは、「記者クラブに関する日本新聞協会編集委員会の見解」にある記述です (2006年3月9日第656回編集委員会一部改定)。
ところで、朝日新聞は、未だに「記者クラブ」の「構成員」である様ですね。
「記者クラブ」を構成する朝日新聞以外の新聞社やテレビ局は、あれ程朝日新聞を叩いているのに、なぜ、朝日新聞が「記者クラブ」の「構成員」として「適正」かという議論を大々的に行わないのでしょうか。
捏造をする新聞社が「記者クラブ」の「構成員」として「適正」であるとは私には思えません。朝日新聞は「記者クラブ」によってその「構成員」から外されることが必要だと思います。
もちろん、今すぐに、ということは難しいと思うので、例えば「今から2年後に3ヶ月間」など、猶予や外される期間の設定が必須であるとは思いますが。
と、申しますか・・・
現在朝日新聞を購読していない私としては、記者クラブの構成員でない時期の朝日新聞の記事は、是非読んでみたいと素朴に思います。
本書によると、ニューヨーク・タイムズのハワード・フレンチ元東京支局長は、著者の上杉隆さんに以下の様に語ったということ。
「記者クラブに所属している日本の新聞やテレビを報道機関というのはおかしい。あのような仕事は政府の広報機関と同じ役割だ。私が取材した中で思うのは、日本で報道機関といえるのは、雑誌だけだろう。彼らや一部のフリーランスだけがわれわれと同じジャーナリストと認められる」(177頁)
これが日本のマスコミの実体であるとするならば、記者クラブの構成員でない時期の朝日新聞は、その時だけは「政府の広報機関」ではなく「ジャーナリスト」である可能性があることになります。
そして、朝日新聞の記者は、そもそも非常に人数が多く、そして非常に優秀と聞きます。その様な人々が「政府の広報機関」から「ジャーナリスト」に大挙してなったとしたなら、何か凄い記事が出て来るのではないかと期待してしまいます。
「『記者といえどもしょせんは会社員なのです。冒険する必要はまったくありません。』(朝日新聞記者)」(本書 231頁)
この感覚は非常に良く分かります。
しかしながら、無責任な一読者としては、朝日新聞の記者の方々には、一時期でも良いので「記者クラブ」から離れることで「政府の広報機関」の一員から「ジャーナリスト」に変わり、「冒険」をして、凄い記事を書いて頂けたらと、勝手ながら期待します。
本書を読んだ時、最近の朝日新聞のことが頭に浮かんだので、思ったことを記しました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥814¥814 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥814¥814 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥26¥26 税込
配送料 ¥215 6月9日-11日にお届け
発送元: 新明商店 販売者: 新明商店
¥26¥26 税込
配送料 ¥215 6月9日-11日にお届け
発送元: 新明商店
販売者: 新明商店
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1) 新書 – 2008/7/1
上杉 隆
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥814","priceAmount":814.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"814","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"XrGugR%2Fc4avG4jTklXfxsB771A2HB%2FUi01KM8MgBRnRWNa6GE7SRAt0LW8S6fLL%2F5ljzatbN56Pds8VFgV8t2RZrZZ2vwxuKPAhxOWJH0peNdh55fXCxodeFwLOb1VPD","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥26","priceAmount":26.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"26","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"XrGugR%2Fc4avG4jTklXfxsB771A2HB%2FUifg75KBNvjSou3JGuE1ZohWvuN4XG9NfyW8dzQVGV9JEJAtF8q2NBM08sAv8f7c9YpqPIsrKxT5GVKjAXKIy1jImgc2zRW0c6XO9kSaCKwJHIRSVliHhB4kERA3oO7cOnVyG%2BfpQl8XB98ltPzoeKQYSMwuBNoRko","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- ISBN-104344980883
- ISBN-13978-4344980884
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/7/1
- 言語日本語
- 本の長さ234ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1)
¥814¥814
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/7/1)
- 発売日 : 2008/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 234ページ
- ISBN-10 : 4344980883
- ISBN-13 : 978-4344980884
- Amazon 売れ筋ランキング: - 686,949位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 756位ジャーナリズム (本)
- - 969位幻冬舎新書
- - 176,667位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
ジャーナリスト・経営者・僧侶
処女作『石原慎太郎「五人の参謀」』が17万5000部のベストセラーに。
次作の『田中眞紀子の恩讐』『田中眞紀子の正体』でもともに5万部を売り上げる。
第一次安倍内閣の内幕を描いた『官邸崩壊』は10万部を超えるベストセラーとなり、直後に政権崩壊で予言の書と言われる。
共著を合わせると約50冊。総売上約100万部。
2019年1月25日、50歳で京都・聖護院門跡にて得度。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今のジャーナリスト崩壊が嘆かわしい。
新聞・テレビの取材記者がまさに答えあわせのような質問を続けている。
そのため事実の信憑性が薄く信頼性も薄れているため、メディア以外より情報を取り寄せる人間も多い。
このような状況に対し一石を投じた著者の姿は真のジャーナリストとして尊敬に値する。
新聞・テレビの取材記者がまさに答えあわせのような質問を続けている。
そのため事実の信憑性が薄く信頼性も薄れているため、メディア以外より情報を取り寄せる人間も多い。
このような状況に対し一石を投じた著者の姿は真のジャーナリストとして尊敬に値する。
2008年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■日米ジャーナリズム比較論
著者上杉氏のニューヨークタイムズ、NHK所属体験談を交えた日米ジャーナリズ
ム比較論は説得力がある。米国との比較において日本のジャーナリズム(特に新
聞社)は事実だけを正確に伝える通信社と同等のワイヤーサービスでありジャー
ナリズムではないという。
全く同感である。
■日本のジャーナリズムの弱点
日本のジャーナリズムの弱体化を自らのジャーナリズムに対する甘さ、無責任(匿名記事)、
事なかれ主義、護送船団方式、記者の採用方針、記者クラブと政界との利権構造
等々、実体験から具体的社名や実名をあげて問題点として浮き彫りにしている。
ここまで酷いとは・・・・。
■記者クラブの解放
日本のジャーナリズム健全化の解決策として記者クラブから優秀な記者たちを解
放すべき、と上杉氏は指摘している。
どんなに優秀な記者でも記者クラブという牢獄の中では大人しくするしかない。
この牢獄から優秀な記者たちを解放することで日本のジャーナリズムは健全化す
るというのである。
論点の脱線も体験談として面白く、全体を通して何物にも怖じしない爽快感のある一冊である。
著者上杉氏のニューヨークタイムズ、NHK所属体験談を交えた日米ジャーナリズ
ム比較論は説得力がある。米国との比較において日本のジャーナリズム(特に新
聞社)は事実だけを正確に伝える通信社と同等のワイヤーサービスでありジャー
ナリズムではないという。
全く同感である。
■日本のジャーナリズムの弱点
日本のジャーナリズムの弱体化を自らのジャーナリズムに対する甘さ、無責任(匿名記事)、
事なかれ主義、護送船団方式、記者の採用方針、記者クラブと政界との利権構造
等々、実体験から具体的社名や実名をあげて問題点として浮き彫りにしている。
ここまで酷いとは・・・・。
■記者クラブの解放
日本のジャーナリズム健全化の解決策として記者クラブから優秀な記者たちを解
放すべき、と上杉氏は指摘している。
どんなに優秀な記者でも記者クラブという牢獄の中では大人しくするしかない。
この牢獄から優秀な記者たちを解放することで日本のジャーナリズムは健全化す
るというのである。
論点の脱線も体験談として面白く、全体を通して何物にも怖じしない爽快感のある一冊である。
2010年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者の言う記者クラブの弊害に関しては同意見です。きっとおっしゃられていることは正しいのではと思います。ただし、論理的にというより私怨っぽく語られているために、返って嘘っぽく聞こえてしまいます。それが残念でなりません。横並びを意識することも、談合がまかり通るのも、メディアだけでなく、日本社会の特徴だと思いますし、アメリカのジャーナリズムがそれと比較してそんなに完璧だとは思いません。記者クラブの構造や今のようになっている背景をもっとインナーサークルにいたものだからこそ分かる視点で書いてほしかったです。
2010年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
記者クラブの問題点が、繰り返し説得的にに述べられています。
「政治権力の監視者たるべきマスコミ」が、実は権力者と蜜月な関係にあることはあまり知られていない。
本書の全てを鵜呑みにするわけじゃないですが、この本を読んでしまった後では
新聞やテレビ報道が「ニュースという名のフィクション」を流しているのではと疑いの目で見てしまいます。
本書の説得力・臨場感は、上杉さんが本物の「ジャーナリスト」だから出せたんだと思います。
本文中で引用されている「官邸崩壊」も是非とも読んでみたい!
ちなみに私の家族も国賠訴訟を提起した際メディアスクラムの被害?にあったことがありますが
最もタフな取材攻勢を仕掛けてきたのは、TVや新聞社ではなく雑誌社でした(笑)
「政治権力の監視者たるべきマスコミ」が、実は権力者と蜜月な関係にあることはあまり知られていない。
本書の全てを鵜呑みにするわけじゃないですが、この本を読んでしまった後では
新聞やテレビ報道が「ニュースという名のフィクション」を流しているのではと疑いの目で見てしまいます。
本書の説得力・臨場感は、上杉さんが本物の「ジャーナリスト」だから出せたんだと思います。
本文中で引用されている「官邸崩壊」も是非とも読んでみたい!
ちなみに私の家族も国賠訴訟を提起した際メディアスクラムの被害?にあったことがありますが
最もタフな取材攻勢を仕掛けてきたのは、TVや新聞社ではなく雑誌社でした(笑)
2011年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事実を知りながら報道しない政治記者/担当する政治家が出世すれば自分も出世/国民ではなく権力側に寄り添う新聞/メモ合わせをする記者/自由な言論を許さないメディア/記事よりも大事な社内の権力闘争/日本固有の記者グラブ制度/喜多川氏ひとりにひれ伏す日本メディア/日本外国特派員協会と日本メディア/署名記事/実名報道/政治記者たちの奇妙な同質性/健全なジャーナリズムとは
本書は、以上のような内容(抜粋)を含む。そして本書は、おそらく著者自身の判断基準に従えば、ジャーナリズムの書ではなく、メモワールあるいはエッセイになるだろう。つまり本書は、「日本のメディアの喜劇の物語集である」。
全体的な印象は、日本のメディア、特に記者クラブやNHKに対するうらみつらみを、皮肉交じりのユーモアで晴らしつつ、あるべきジャーナリズムの形を論じているというところか。
主観的に、そして率直に「物語」が進められていくため、読みやすい反面、独りよがりな印象が強く、にわかに著者の主張に賛同することができない。健全なジャーナリズムのかたちとして、ニューヨーク・タイムズが称賛されているが、日本のメディアをすべてアメリカのようにすればそれでよし、というわけにはいかない。もちろん、著者もそのように考えているわけではないはずである。日本のジャーナリズムのための具体的な案が提案されているわけでもない。しかし、本書における著者の様々な批判から、その糸口をつかむことはできる。
引用元・情報源の提示、署名記事の重要性、記者クラブの閉鎖性、政治記者におけるジェンダー偏差、新聞社の採用方法、誤報の検証可能性の有無などなど、本書は多くの問題提起をしている。もっとも、これらの問題はこれまでも指摘されてきたものである。いっこうに改善されていないということなのだろう。
本書は、以上のような内容(抜粋)を含む。そして本書は、おそらく著者自身の判断基準に従えば、ジャーナリズムの書ではなく、メモワールあるいはエッセイになるだろう。つまり本書は、「日本のメディアの喜劇の物語集である」。
全体的な印象は、日本のメディア、特に記者クラブやNHKに対するうらみつらみを、皮肉交じりのユーモアで晴らしつつ、あるべきジャーナリズムの形を論じているというところか。
主観的に、そして率直に「物語」が進められていくため、読みやすい反面、独りよがりな印象が強く、にわかに著者の主張に賛同することができない。健全なジャーナリズムのかたちとして、ニューヨーク・タイムズが称賛されているが、日本のメディアをすべてアメリカのようにすればそれでよし、というわけにはいかない。もちろん、著者もそのように考えているわけではないはずである。日本のジャーナリズムのための具体的な案が提案されているわけでもない。しかし、本書における著者の様々な批判から、その糸口をつかむことはできる。
引用元・情報源の提示、署名記事の重要性、記者クラブの閉鎖性、政治記者におけるジェンダー偏差、新聞社の採用方法、誤報の検証可能性の有無などなど、本書は多くの問題提起をしている。もっとも、これらの問題はこれまでも指摘されてきたものである。いっこうに改善されていないということなのだろう。
2019年4月18日に日本でレビュー済み
再掲
図書館本
ブログ等で世間を賑わせている上杉氏(1968- )のジャーナリズム論。
記者クラブという仲良しクラブ、色が付いてないようで色が付いて
いそうな新卒記者(コネや政治家推薦書をお持ちになるとか)。
ご自身のニューヨークタイムズ記者とのして経験を交え
(NHK勤務、鳩山議員秘書も経験)て日本における報道の在り方
を綴る。
メディアという権力の監視装置が権力や権威に寄り添った時の恐怖
を現在の日本人は忘れかけているのだろう。そこに上杉氏の危惧
があるように思う。
権力と権威は分離してなければならないし、そこにマスメディアは
中立という立場(これが難しい)で立ち向かわねばいけないのだろう。
逆に新聞であれTVであれ、または週刊誌であれ情報の受け手にも
理解する能力と十分な判断基準が求められるのである。
何気に書かれていた、石原慎太郎の言葉「批判が良いが侮辱はよくない」はジャーナリズムに対する的を得た指摘だし常識であってほしい。
図書館本
ブログ等で世間を賑わせている上杉氏(1968- )のジャーナリズム論。
記者クラブという仲良しクラブ、色が付いてないようで色が付いて
いそうな新卒記者(コネや政治家推薦書をお持ちになるとか)。
ご自身のニューヨークタイムズ記者とのして経験を交え
(NHK勤務、鳩山議員秘書も経験)て日本における報道の在り方
を綴る。
メディアという権力の監視装置が権力や権威に寄り添った時の恐怖
を現在の日本人は忘れかけているのだろう。そこに上杉氏の危惧
があるように思う。
権力と権威は分離してなければならないし、そこにマスメディアは
中立という立場(これが難しい)で立ち向かわねばいけないのだろう。
逆に新聞であれTVであれ、または週刊誌であれ情報の受け手にも
理解する能力と十分な判断基準が求められるのである。
何気に書かれていた、石原慎太郎の言葉「批判が良いが侮辱はよくない」はジャーナリズムに対する的を得た指摘だし常識であってほしい。
2008年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■ 【ジャーナリストは、公権力の監視人です。 】
著者の主張は、次の様に明快である。『ジャーナリズム
とは、三権(立法・行政・司法)に対する監視役であり、
公権力の監視役である。』現在の日本のメディア業界、
特に、NHKと朝日新聞など業界をリードする立場の法人
を特定して、如何に、『記者クラブ』を通して、官民癒着
(護送船団方式による)しているかを明らかにしている。
■ 【ニューヨークタイムズのジャーナリスト魂】
著者のジャーナリスト歴は、当初のNHKからスタートし、
国会議員の公設秘書、途中からニューヨークタイムズな
どに勤め、6年前にフリー(一匹オオカミ)のジャーナリス
トとなったようだ。上記の著者の軸足は、その中でも、
ニューヨークタイムズ時代に培われたもののようだ。そこ
からは、到底、現代日本の『記者クラブ』を介在させるメ
ディア業界は、我慢の出来るものではないし、ネット社会
を迎える明日には、崩壊すると強く警鐘している。
■ 【島国の「記者クラブ」(護送船団方式)】
ジャーナリストとは、ジャーニーすなわち旅する人、そこ
から自由人である。とここまでは、知っていたが、そこか
ら更に「公権力の監視人」という視点は新鮮で、成程と
思った。残念ながら、その視点は、島国である日本には
育ちにくかった視点かとも思う。しかし、経済面・社会面
などグローバル化促進時代を迎え、ジャーナリストに必
須な重要な視点ではないか。(グローバル化の点は、最
近の官民癒着による複数業界の「談合」体質からの脱
皮が叫ばれているのも共通です。)
■ 【今風の話題満載で読み易い】
取上げられている話題(北海道洞爺湖サミットなど)が、
新しく(直ぐ忘れ易い私達島国人にとって)ドキドキ感を
持って読み終わってしまった。メディア業界が、相変わら
ず(数十年前と同じ大本営発表風)の様子を見せている
こと(しかも重症)が分かった。著者の言う『記者クラブ』
の解散により、是正されることを期待したい。
著者の主張は、次の様に明快である。『ジャーナリズム
とは、三権(立法・行政・司法)に対する監視役であり、
公権力の監視役である。』現在の日本のメディア業界、
特に、NHKと朝日新聞など業界をリードする立場の法人
を特定して、如何に、『記者クラブ』を通して、官民癒着
(護送船団方式による)しているかを明らかにしている。
■ 【ニューヨークタイムズのジャーナリスト魂】
著者のジャーナリスト歴は、当初のNHKからスタートし、
国会議員の公設秘書、途中からニューヨークタイムズな
どに勤め、6年前にフリー(一匹オオカミ)のジャーナリス
トとなったようだ。上記の著者の軸足は、その中でも、
ニューヨークタイムズ時代に培われたもののようだ。そこ
からは、到底、現代日本の『記者クラブ』を介在させるメ
ディア業界は、我慢の出来るものではないし、ネット社会
を迎える明日には、崩壊すると強く警鐘している。
■ 【島国の「記者クラブ」(護送船団方式)】
ジャーナリストとは、ジャーニーすなわち旅する人、そこ
から自由人である。とここまでは、知っていたが、そこか
ら更に「公権力の監視人」という視点は新鮮で、成程と
思った。残念ながら、その視点は、島国である日本には
育ちにくかった視点かとも思う。しかし、経済面・社会面
などグローバル化促進時代を迎え、ジャーナリストに必
須な重要な視点ではないか。(グローバル化の点は、最
近の官民癒着による複数業界の「談合」体質からの脱
皮が叫ばれているのも共通です。)
■ 【今風の話題満載で読み易い】
取上げられている話題(北海道洞爺湖サミットなど)が、
新しく(直ぐ忘れ易い私達島国人にとって)ドキドキ感を
持って読み終わってしまった。メディア業界が、相変わら
ず(数十年前と同じ大本営発表風)の様子を見せている
こと(しかも重症)が分かった。著者の言う『記者クラブ』
の解散により、是正されることを期待したい。