ストリンガー社長の前任者は?ということで出井氏の著書を開いてみた。
日本の再生、再成長について種々の視点を提案し、転換への方策を啓蒙している。発信力と切り口に長けているところから、著者は評論家としてはよいのかもしれない。しかし、ご当人の現役時代のことがあるので私には素直に読みにくい。あのソニーをこんなにしてしまった、ルーツ経営者としてストリンガーより罪は重いだろう。
「デジタル・ドリームキッズ」なる斬新な標語をひっさげて登場した、このスター経営者がCEOだった時代を通じて、売上げ、利益、株価、ソニーらしい大型新製品の欠如など、企業価値は大きく棄損した。
「あの人が言っていることでしょう?」
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日本大転換: あなたから変わるこれからの10年 (幻冬舎新書 い 3-2) 新書 – 2009/9/20
出井 伸之
(著)
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2009/9/20
- 寸法11 x 0.9 x 17.3 cm
- ISBN-104344981413
- ISBN-13978-4344981416
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2009/9/20)
- 発売日 : 2009/9/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 194ページ
- ISBN-10 : 4344981413
- ISBN-13 : 978-4344981416
- 寸法 : 11 x 0.9 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,537,692位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,200位幻冬舎新書
- - 194,445位ノンフィクション (本)
- - 398,946位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月22日に日本でレビュー済み
世界各地を見て歩いて、自分なりの主観で「2020年にはこうなります」と述べているだけのような内容。
こういう提唱は無責任極まりないからやめて欲しい。
ましてや仮にこの方向性に政治家などが振り回されていたとしたら勘弁して欲しい。
こういう提唱は無責任極まりないからやめて欲しい。
ましてや仮にこの方向性に政治家などが振り回されていたとしたら勘弁して欲しい。
2009年11月27日に日本でレビュー済み
日本大転換というタイトルの通り、これからの日本はどうすれば
良いのか、具体的な提言を行っている。
まず、工業化の時代から知識の時代を迎えた世界は、
個人が主役の「エンドユーザーズ・イノベーション」の
時代を迎え、個人がネットワークによって結びつくことで、
新しい価値を生み出す時代に入ったという。
自分でつくり自分で売るのではなく、また大量生産大量消費の
時代でもない。今ソニーをつくるなら、工場を持たないファブレス・ソニーか、
通信・管理部門すら持たないサービスレス・ソニーだろうともいう。
そして、縦割りになっている官僚組織をはじめ、旧来の体制を解体し、
日本が誇るインフラ技術、環境技術や日本文化を発信すること等を柱とする
構造改革を進めることを提案する。
縮小するアメリカ経済と台頭する中国・インド、民族問題、経済問題等
火種を抱える欧州という構造の中で、日本には活躍の場があるとも言っている。
京都発のエコカーレースとか、日本のアーティストたちによるシルクロード・ライブ
といった提案も含めて、日本を代表する経営者の世界・日本の見方が参考になる一冊です。
良いのか、具体的な提言を行っている。
まず、工業化の時代から知識の時代を迎えた世界は、
個人が主役の「エンドユーザーズ・イノベーション」の
時代を迎え、個人がネットワークによって結びつくことで、
新しい価値を生み出す時代に入ったという。
自分でつくり自分で売るのではなく、また大量生産大量消費の
時代でもない。今ソニーをつくるなら、工場を持たないファブレス・ソニーか、
通信・管理部門すら持たないサービスレス・ソニーだろうともいう。
そして、縦割りになっている官僚組織をはじめ、旧来の体制を解体し、
日本が誇るインフラ技術、環境技術や日本文化を発信すること等を柱とする
構造改革を進めることを提案する。
縮小するアメリカ経済と台頭する中国・インド、民族問題、経済問題等
火種を抱える欧州という構造の中で、日本には活躍の場があるとも言っている。
京都発のエコカーレースとか、日本のアーティストたちによるシルクロード・ライブ
といった提案も含めて、日本を代表する経営者の世界・日本の見方が参考になる一冊です。
2017年6月9日に日本でレビュー済み
何か意味のある順番を考えて書いたのか、思いつくまま書いたのか分かりませんが、次から次にいろいろな話題が浅く広く提供され、知らないことが多い自分にとっては、目新しく楽しんで読んだ。
Sonyでhuge onusを負ってきた方なので、そこからの切り口が欲しかった。
Sonyでhuge onusを負ってきた方なので、そこからの切り口が欲しかった。
2009年10月12日に日本でレビュー済み
目新しい事実、この著者ならではの発想と提案が私には見えて来ない。超一流企業の代表者だった人ならもっと違うことが書けるんじゃないの!と思えてしまうくらいがっかりした。
ビルゲイツの自宅に招かれたこと、北京オリンピックと同じ時期に香港の富豪が開いたパーティーに顔を出したこと(そういう立場にあること)、精華大学内部のある組織に招待されて北京オリンピックの開会式に出たこと等々自慢話ともとれることが目についた。あの話は日本をどうにかしたいということとどういう関連があるのだろうか。もちろん、突然その話が挿入されているのではないが、出井教の信者でない限りどうでもいいことだ。
新しい日本に向けての提案も最後の部分でされている。
1 自然エネルギー利用と環境問題への取り組み
2 京都発のエコカーレース
3 日本のアーティストによるシルクロード・ライブ
4 オープンイノベーション型の研究開発プラットフォーム
これも、さすがと思わせる提案ではない気がする。
ビルゲイツの自宅に招かれたこと、北京オリンピックと同じ時期に香港の富豪が開いたパーティーに顔を出したこと(そういう立場にあること)、精華大学内部のある組織に招待されて北京オリンピックの開会式に出たこと等々自慢話ともとれることが目についた。あの話は日本をどうにかしたいということとどういう関連があるのだろうか。もちろん、突然その話が挿入されているのではないが、出井教の信者でない限りどうでもいいことだ。
新しい日本に向けての提案も最後の部分でされている。
1 自然エネルギー利用と環境問題への取り組み
2 京都発のエコカーレース
3 日本のアーティストによるシルクロード・ライブ
4 オープンイノベーション型の研究開発プラットフォーム
これも、さすがと思わせる提案ではない気がする。
2010年2月7日に日本でレビュー済み
さすがという言うべきか、当然と言うべきか、出井氏は世界をよく見ている。日本をよく見ている。読書量も半端でないことも分かる。そして経営者としての十分な実績がある。
これらを踏まえ、これからの日本の方向性を打ち出している。日本は、従来の単一製品を提供することについては既に負けている。これからは、ローカルなものを見直し、ブランド化した上で世界に発信すべきだと主張する。具体的には、都市インフラ、ポップカルチャー、伝統文化、緑化・省エネ技術などである。これらは有限な地球にとって日本の使命でもある。
それぞれが深い内容を良くこれだけコンパクトにまとめたと関心する一冊である。
これらを踏まえ、これからの日本の方向性を打ち出している。日本は、従来の単一製品を提供することについては既に負けている。これからは、ローカルなものを見直し、ブランド化した上で世界に発信すべきだと主張する。具体的には、都市インフラ、ポップカルチャー、伝統文化、緑化・省エネ技術などである。これらは有限な地球にとって日本の使命でもある。
それぞれが深い内容を良くこれだけコンパクトにまとめたと関心する一冊である。
2010年1月13日に日本でレビュー済み
目新しいものはないが、やはり、日本はアメリカと中国との中立国として進んでいくのが望ましいとわかった。
ヨーロッパ圏以外では一番のアメリカの子分、そして古くから中国と交流がある国、そして西洋で国として認識されている国・日本。
まずは国内で、旧体制を破壊する勢いで新体制が政治・経済・文化で確立されていくことが優先課題でしょう。
ヨーロッパ圏以外では一番のアメリカの子分、そして古くから中国と交流がある国、そして西洋で国として認識されている国・日本。
まずは国内で、旧体制を破壊する勢いで新体制が政治・経済・文化で確立されていくことが優先課題でしょう。