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スポーツのできる子どもは勉強もできる (幻冬舎新書) 新書 – 2012/1/28
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「東大入試に体育を」と提唱するスポーツ科学の第一人者と、数々のトップアスリートを取材してきたジャーナリストが、学力と運動能力の驚くべき関係を明らかにする。「文武両道」子育てのすすめ。
脳の働きから見たら、九九もキャッチボールも同じ。どちらも、脳の中の神経回路を指令が伝わる道筋ができることで身につくものだ。だから勉強と運動を分けて考えるのは間違いで、とりわけ子どもの知能を伸ばすには、充分な運動が不可欠。しかし現代は身体を動かす機会が激減し、授業も主要5教科が中心だ。本書では、スポーツ科学の第一人者と、数々のトップアスリートを取材してきたジャーナリストが、学力と運動能力の関係を明らかにし、子どもの能力を最大限に引き出す新しい子育て法を提案。
脳の働きから見たら、九九もキャッチボールも同じ。どちらも、脳の中の神経回路を指令が伝わる道筋ができることで身につくものだ。だから勉強と運動を分けて考えるのは間違いで、とりわけ子どもの知能を伸ばすには、充分な運動が不可欠。しかし現代は身体を動かす機会が激減し、授業も主要5教科が中心だ。本書では、スポーツ科学の第一人者と、数々のトップアスリートを取材してきたジャーナリストが、学力と運動能力の関係を明らかにし、子どもの能力を最大限に引き出す新しい子育て法を提案。
- ISBN-104344982495
- ISBN-13978-4344982499
- 出版社幻冬舎
- 発売日2012/1/28
- 言語日本語
- 本の長さ180ページ
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商品の説明
著者について
長田渚 東京都生まれ。桐朋学園大学演劇専攻科卒業。ノンフィクション作家。女性スポーツジャーナリストの草分け的存在として現在も旺盛な取材活動を続ける。日本スポーツ学会代表理事。NPO法人スポーツネットワークジャパン理事長。スポーツ総合誌『スポーツゴジラ』編集長。『復活の力』(新潮新書)、『「北島康介」プロジェクト』(文藝春秋)など著書多数。
深代千之 群馬県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。教育学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授。力学・生理学などの観点から身体運動の理解と向上を図るスポーツバイオメカニクスの第一人者。『スポーツ動作の科学』(共著、東京大学出版会)、『運動会で一番になる子どもの育て方』(東京書籍)など著書多数。
深代千之 群馬県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。教育学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授。力学・生理学などの観点から身体運動の理解と向上を図るスポーツバイオメカニクスの第一人者。『スポーツ動作の科学』(共著、東京大学出版会)、『運動会で一番になる子どもの育て方』(東京書籍)など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2012/1/28)
- 発売日 : 2012/1/28
- 言語 : 日本語
- 新書 : 180ページ
- ISBN-10 : 4344982495
- ISBN-13 : 978-4344982499
- Amazon 売れ筋ランキング: - 159,094位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 308位幻冬舎新書
- - 1,916位妊娠・出産・子育て (本)
- - 4,369位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハーバード大学からオリンピック選手を出している例を挙げて、文武両道をすすめている。日本の教育改革は鎖国的な考えを変えないと進展しないと思われる。本の内容はおもしろかったが、世間にアピールするのは物足りないものだった。
2012年2月24日に日本でレビュー済み
長田渚左さんは長くスポーツに関する取材をしてこられた方でマスコミでもお目にかかることがある。スポーツの振興に尽力されたり、女子スポーツのおかれる状況についての提言などをラジオで伺ったこともある。とても熱い人だ。
現代の教育が知育に偏っていることの問題点は私もまったく同感で、体育が占める地位をもっと向上させ、文武両道の教育を目指していくべきであることも同感である。
ただ、このタイトルがそのまま是であるかというと疑問である。
確かに肉体的運動は脳が生み出すものであり、フィードバック的に脳を刺激するものでもある。
しかし、脳科学がブームだからといって「脳」という言葉で問題を一括りにして良いのだろうか。
「脳」の機能はあまりにも多岐に渡る。
パソコンにたとえよう。Wordで文章を作成することが巧みな者が、CGを作成できるかと言えば否であるし、プログラミングを理解できるかといえばそれもNOだろう。
脳はその運動領域によって極めて役割分担が細分化された器官であり、ほんとうのところ「脳」という言葉で一括りにすること自体が意味をなさないといっても良いくらいだ。
無論、脳への刺激は脳全体に波及するであろうから、決して脳に悪いことではない。
だから、「勉強もスポーツも両方やるほうが、どちらか一方に偏った場合より相乗作用的にそれぞれの向上に良い影響を与える」という考えは正しかも知れない。
だが、「スポーツのできる子供は勉強もできる」と二つの能力を単純にイコールで結んでしまうと語弊がある。
それはテレビのクイズ番組に出て来る元一流スポーツ選手たちの珍解答ぶりを見れば明瞭なはずだ。
もちろん、この本のテーマがそこにないことは十分に承知している。スポーツをすることで学習成績にも良い影響を与える可能性がありますよ。机にばかりしがみつく教育はそろそろ考え直しましょうね。と言っているのは良くわかる。
だから、この本の内容は高く評価するものであるけれど、タイトルにだけ異議ありと言いたかった。
インパクトを狙ったタイトルにしたかっただけなのもわかるが。
現代の教育が知育に偏っていることの問題点は私もまったく同感で、体育が占める地位をもっと向上させ、文武両道の教育を目指していくべきであることも同感である。
ただ、このタイトルがそのまま是であるかというと疑問である。
確かに肉体的運動は脳が生み出すものであり、フィードバック的に脳を刺激するものでもある。
しかし、脳科学がブームだからといって「脳」という言葉で問題を一括りにして良いのだろうか。
「脳」の機能はあまりにも多岐に渡る。
パソコンにたとえよう。Wordで文章を作成することが巧みな者が、CGを作成できるかと言えば否であるし、プログラミングを理解できるかといえばそれもNOだろう。
脳はその運動領域によって極めて役割分担が細分化された器官であり、ほんとうのところ「脳」という言葉で一括りにすること自体が意味をなさないといっても良いくらいだ。
無論、脳への刺激は脳全体に波及するであろうから、決して脳に悪いことではない。
だから、「勉強もスポーツも両方やるほうが、どちらか一方に偏った場合より相乗作用的にそれぞれの向上に良い影響を与える」という考えは正しかも知れない。
だが、「スポーツのできる子供は勉強もできる」と二つの能力を単純にイコールで結んでしまうと語弊がある。
それはテレビのクイズ番組に出て来る元一流スポーツ選手たちの珍解答ぶりを見れば明瞭なはずだ。
もちろん、この本のテーマがそこにないことは十分に承知している。スポーツをすることで学習成績にも良い影響を与える可能性がありますよ。机にばかりしがみつく教育はそろそろ考え直しましょうね。と言っているのは良くわかる。
だから、この本の内容は高く評価するものであるけれど、タイトルにだけ異議ありと言いたかった。
インパクトを狙ったタイトルにしたかっただけなのもわかるが。