今現在我々日本人が水泳といえば西洋泳法のことをさすのが普通である。しかし、日本の伝統的な日本泳法というのがあることをこの本から知った。生活様式が西洋化されるなかで、日本泳法を日本人は忘れ去ってしまったのではないかと、、。日本泳法といってもピンとこない人もおおいだろう。ポピュラーなところでは、いわるる「のし」、そういわれてあまり若くない人は分かるかもしれませんが、、？西洋泳法が、競技であるのに対して、日本泳法は実践的な泳法だそうで、相手（敵）を意識して泳ぐ。ある時にこんなことがあった、わりに泳ぎのうまい少年を川につれていったとき、まったくといっていいほどその子の優等生の泳ぎは川で通用するものでは出来なかった。プールの下の線がみえないとか真っ直ぐじゃあないとか、もんくばっかいって中々おぼつかない。
競技水泳を全否定するつもりはないが、実践的かつ実用的な日本泳法は、万が一船が転覆しておぼれたらというような危険回避に役立つはず、その面で日本泳法は西洋泳法より優れている。そういった意味では、日本泳法を伝授するためのマニュアルはこの本以外にほとんどない（統括的に日本泳法をとらえた教本は唯一）、最後に残された日本泳法を伝える貴重な本だとおもわれます。「日本泳法」と言う貴重な文化を後世につたえる大切な一冊です。日本泳法をわれわれは子孫に伝えていく義務があると私はおもっています。
西洋の文化のみが優れている考え方をあらゆる面で払拭できるかもしれない、日本泳法は日本の文化だ！日本をみなおそう。
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