アルマ刑訴と併用しています。
分厚くて,情報量が多いです。文字も細かく,一つのトピックにおける複数の判例につき一つずつ丁寧に事案概要・判旨をコンパクトにまとめている点が,重宝しています。文字のサイズも2種類(大きいのが,文章で,小さいのが,判例学説紹介)あり,通常の基本書より大きいA5サイズなので,ビジュアル的に整理しやすいです。
サイズが大きいと持ち運びの不便さはあるかもしれませんが,A5ならばそんなに気になりません。また,見開きで目に飛び込んでくる情報量が多いので,作業勉強効率が高いと思います。
アルマのサイズだと,書き込みやメモが難しかったので,整理できて個人的には非常に嬉しいです。
時々グラフや図を使用しておりますが,その頻度はそこまで高いとはいえないと思います。例えば,訴因変更においては,ベン図が使用されている書物が多いようにも思いますが,本書にはありません。
しかし,それがなくとも文章できっちり整理されているので,不都合は感じませんでした。
本のサイズも大きい上に,文字も小さめで,余白幅も決して広くないので,辞書としての側面に着目されますが,大きな文字の部分をメインでチェックしていけば,通読もさして困難ではないでしょう。
公判手続もしっかり100頁弱押さえられており,短答試験対策にもオススメです。
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刑事訴訟法 単行本 – 2009/2/1
安冨 潔
(著)
- ISBN-104385323062
- ISBN-13978-4385323060
- 出版社三省堂
- 発売日2009/2/1
- 言語日本語
- 本の長さ617ページ
登録情報
- 出版社 : 三省堂 (2009/2/1)
- 発売日 : 2009/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 617ページ
- ISBN-10 : 4385323062
- ISBN-13 : 978-4385323060
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月28日に日本でレビュー済み
慶應義塾大学法務研究科教授・弁護士の安冨先生によるテキストです。
結論から言うと、情報量が膨大であり通読用のテキストとしては不向きだと思います。イメージとしては会社法の江頭先生のテキストのような感じです。また安冨先生独自の見解を書いているというよりは、様々なテキストの切り貼りで詳細なレジュメのような物に仕上がっています。
逆に言えば、判例・学説などが多く掲載されており、判旨などをちょっと知りたい場合や、どのような学説の対立があるのかを把握したい時に便利なテキストだと思います。また、先生が弁護士だということもあり、「実務では...」という記述が多く、ある意味コーヒーブレイクのような文章が時折混ぜられています。
刑事訴訟法について中級と上級の間ぐらいな人が躍進するために読むのにはちょうど良いかもしれません。通常の法科大学院の学生であれば辞書がわりとして使うのがベターかなと思います。
結論から言うと、情報量が膨大であり通読用のテキストとしては不向きだと思います。イメージとしては会社法の江頭先生のテキストのような感じです。また安冨先生独自の見解を書いているというよりは、様々なテキストの切り貼りで詳細なレジュメのような物に仕上がっています。
逆に言えば、判例・学説などが多く掲載されており、判旨などをちょっと知りたい場合や、どのような学説の対立があるのかを把握したい時に便利なテキストだと思います。また、先生が弁護士だということもあり、「実務では...」という記述が多く、ある意味コーヒーブレイクのような文章が時折混ぜられています。
刑事訴訟法について中級と上級の間ぐらいな人が躍進するために読むのにはちょうど良いかもしれません。通常の法科大学院の学生であれば辞書がわりとして使うのがベターかなと思います。
2012年10月12日に日本でレビュー済み
本書は非常に気高い重厚な参考書です。司法試験で「基本書」という場合、論者によって、'@「入門書あるいは必要最小限の共通事項が書かれた本」という意味で用いられる場合と、'A択一試験や論文試験等の問題集にいつも例示されているような「司法試験を遥かに凌駕している量の内容を含んでおり、辞書的に用いることのできる本」という2つの意味で使われています。団藤、田宮などは'A、アルマ・Sシリーズ・入門mapシリーズ・入門刑事手続法(三井誠)等は'@です。予備校でも'@の範囲を入門講座とし、その後、論文問題演習、択一問題演習を行い、試験に臨みます。そのため、本書は'Aに位置づけられますが、学生や受験生にとっては分量的にも過多であると思います。