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菊と刀: 定訳 (現代教養文庫 A 501) 文庫 – 1967/3/1
ルース ベネディクト
(著),
長谷川 松治
(翻訳)
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社社会思想社
- 発売日1967/3/1
- ISBN-104390105000
- ISBN-13978-4390105002
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登録情報
- 出版社 : 社会思想社 (1967/3/1)
- 発売日 : 1967/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 375ページ
- ISBN-10 : 4390105000
- ISBN-13 : 978-4390105002
- Amazon 売れ筋ランキング: - 272,613位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位現代教養文庫
- - 28,459位ビジネス・経済 (本)
- - 52,524位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人に対する分析を戦時中、ここまで掘り下げて行ったかと感心しました。既に現代日本人には当てはまらない部分がありますが、私のような年寄りには、よく分かる感覚が記載されています。
2014年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
字が小さすぎて、読むのがつらいけれど内容がどうみても中途でやめられないので、字の大きくなった最近の物に買い換えました。
2019年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単語数の少ない英語版で英語学習のつもりで持っていたのですが、内容が今一つ分からず、確認の意味で購入しました。
日本語でも内容的には難しく、ほかの意味で学習できました。
日本語でも内容的には難しく、ほかの意味で学習できました。
2014年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終戦ごろの影響が色濃い文献。その点が個人的には大変興味深い。
訳者が同じでも版が新しいものと古いものでは訳者あとがきの文言が少し異なっており、その変更された部分もまた興味深かった。
版の古いものは購入が難しいかもしれないが、図書館で探せば案外見つかるようだ(私の場合は近所の図書館の書庫にあった)。
日本文化礼賛の道具にするのではなく、書かれた時代背景や筆者の背景も考慮し読み込むことをお勧めしたい。
訳者が同じでも版が新しいものと古いものでは訳者あとがきの文言が少し異なっており、その変更された部分もまた興味深かった。
版の古いものは購入が難しいかもしれないが、図書館で探せば案外見つかるようだ(私の場合は近所の図書館の書庫にあった)。
日本文化礼賛の道具にするのではなく、書かれた時代背景や筆者の背景も考慮し読み込むことをお勧めしたい。
2011年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者のルース・ベネディクトはアメリカの文化人類学者である。この本は日本の敗戦直後に書かれた「日本人研究」の本である。「太平洋戦争当時の日本人」の研究なので今の感覚からすると多少の違和感はあるのだが、他書にはない鋭さがある。日本人として当たり前に思っていたこと、なんとなく不合理だが違和感を感じていなかったことを抉ってくるので気づかされることも多い。
・日本人は、あらかじめ計画された生活様式でしか安心できない。予見できなかった事柄に最大の脅威を感じる。戦争中、米軍がマニラを陥落させても「計画通りだ」と発表していた。
・日本人は「階層」において、各人が「自らをしかるべき場所に置くこと」を重視する。太平洋戦争も、日本がアジアにおけるしかるべき場所(兄弟の関係における兄としての立場)を確保するため、という側面があった。こういった思想がアジアにおいて支持されなかったことに日本人は当惑している。
・階層と言っても、ヨーロッパのような固定的な階層ではない。江戸時代の商人は下級武士の家柄を買うこともできた。この階層のゆるやかさは、貴族階級と市民階級の階級闘争を防ぐのに一役買っている。よって革命も起こらない。
・富も階層においてしかるべき配分をなされるべきであると考えられている。したがって、階層世界以外から富を得た成金は蔑視される。アメリカならサクセスストーリーだが。
・「恩」と「恩返し」は、債務と返済の関係に近い。恩を受けると「義理」を生じ、「心苦しさ(債務を負ってしまった)」を感じることがある。恩の最高のものが「皇恩」である。
・「忠」は重い。敗戦後も、天皇の「耐え難きを・・・」という言葉に報いる「忠」に基づき、米軍への抵抗はおこらなかった。
・日本人は礼儀正しい。それにより、「汚名をすすがなければならない機会(=実力行使せざるを得ないめんどうな機会)」を制限している。
・攘夷一辺倒の薩摩や長州は、実際に西欧艦隊と戦って勝てないとわかるとむしろ積極的に西欧の友誼を求めた。非常に現実主義な面がある。
・人生の義務の前には官能は犠牲にせねばならないが、官能自体を制限するものではない。
・自らを練達し、三昧の境地に至ることを重視するが、ヨガのようにそれによって超自然的能力を得られるとは思っていない。
・日本人は子どもと老人は自由であり、壮年がもっとも不自由である。アメリカ人はそのまったく逆である。幼少時の自由・全能性と、長じてからの義理の世界が性格の二元性を作る。
・・・などなど、首肯できるものも疑問なものもあるが、おもしろい論考である。
・日本人は、あらかじめ計画された生活様式でしか安心できない。予見できなかった事柄に最大の脅威を感じる。戦争中、米軍がマニラを陥落させても「計画通りだ」と発表していた。
・日本人は「階層」において、各人が「自らをしかるべき場所に置くこと」を重視する。太平洋戦争も、日本がアジアにおけるしかるべき場所(兄弟の関係における兄としての立場)を確保するため、という側面があった。こういった思想がアジアにおいて支持されなかったことに日本人は当惑している。
・階層と言っても、ヨーロッパのような固定的な階層ではない。江戸時代の商人は下級武士の家柄を買うこともできた。この階層のゆるやかさは、貴族階級と市民階級の階級闘争を防ぐのに一役買っている。よって革命も起こらない。
・富も階層においてしかるべき配分をなされるべきであると考えられている。したがって、階層世界以外から富を得た成金は蔑視される。アメリカならサクセスストーリーだが。
・「恩」と「恩返し」は、債務と返済の関係に近い。恩を受けると「義理」を生じ、「心苦しさ(債務を負ってしまった)」を感じることがある。恩の最高のものが「皇恩」である。
・「忠」は重い。敗戦後も、天皇の「耐え難きを・・・」という言葉に報いる「忠」に基づき、米軍への抵抗はおこらなかった。
・日本人は礼儀正しい。それにより、「汚名をすすがなければならない機会(=実力行使せざるを得ないめんどうな機会)」を制限している。
・攘夷一辺倒の薩摩や長州は、実際に西欧艦隊と戦って勝てないとわかるとむしろ積極的に西欧の友誼を求めた。非常に現実主義な面がある。
・人生の義務の前には官能は犠牲にせねばならないが、官能自体を制限するものではない。
・自らを練達し、三昧の境地に至ることを重視するが、ヨガのようにそれによって超自然的能力を得られるとは思っていない。
・日本人は子どもと老人は自由であり、壮年がもっとも不自由である。アメリカ人はそのまったく逆である。幼少時の自由・全能性と、長じてからの義理の世界が性格の二元性を作る。
・・・などなど、首肯できるものも疑問なものもあるが、おもしろい論考である。
2014年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の翻訳もいいですが昔のやつは、作者の写真、簡単なガイドも入って、それなりに楽しい。現代の翻訳と比べるとおもしろい・・・