神道とは神の道であって、神の教えではありません。ですから信仰の道ではあってもいわゆる宗教とは違います。
日本人はよく無宗教と言われますが、信仰心がなかったわけではありません。むしろ、日本人にとっては森羅万象すべてに神が宿っているのであり、自然は征服するものではなく尊び敬うべきものだったのです。
しかしながら、そうは言っても現代の日本人はそのような自然に神をみる心を忘れてしまっていることも事実です。
そんな我々にとって古神道を学ぶことは、この四季のある豊かな国で暮らす民としての誇りと叡智を取り戻すことでもあると思います。
この本では神道とはなにか? 神社とは? 禊とは? 祓いとは? と、神道についての基本的な知識を分かりやすく教えてくれるとともに、神社で拝むのは利己的に現世利益をお願いするためでなく、畏敬の念をもって神に感謝を伝えるためであるという基本的な態度をはじめ、高度な霊的な情報まで学ばせてくれます。
安直なスピリチュアリズムの流行で、神社もパワースポット扱いされてしまっていますが、そのこと自体は悪くないと思います。ただ、それをきっかけに、本物の霊的な知識に触発され、精神的な学びに繋がっていかないのであれば、それは残念なことです。
本書は正直いってカジュアルに読める感じの本ではないかも知れませんが、内容からするととても読みやすく、また著者の方の高い精神性が行間にあふれていますので、ぜひとも一人でも多くの人に読んでもらいたい一冊です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
神道の神秘: 古神道の思想と行法 単行本 – 2000/5/1
山蔭 基央
(著)
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社春秋社
- 発売日2000/5/1
- ISBN-104393291433
- ISBN-13978-4393291436
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
神道は日本人の精神の奥底にある生命であり、日本文化の基盤である。深遠なる霊学から「鎮魂」の行法まで、古神道を伝承し、発展させてきた経験から、新時代へ向けて神道の真髄、特にその神秘的な側面を易しく語る。
登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2000/5/1)
- 発売日 : 2000/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 274ページ
- ISBN-10 : 4393291433
- ISBN-13 : 978-4393291436
- Amazon 売れ筋ランキング: - 555,277位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 499位神道
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
102グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、大前提として「神道は宗教ではなく、日本人の根底に流れる精神」であることを理解する必要があります。
これを理解していないと、誤解を生む可能性が高くなってしまうからです。
昨今のスピリチュアル・パワースポットブームによって、「祈り」の本来の意味が正に誤解されています。
「祈り」は「意宣り」です。
神社は、願い事を叶えてもらうために行くのではありません。
神様に対する畏敬の念を示し、既に叶ったと深い感謝の気持ちを伝えるために行く場所です。
「意宣り」が深ければ深いほど、感謝を伝えられずにはいられない、行動せずにはいられない、そのひとつとして神社へ通うのです。
「あの神社には、こんなご利益があるから行ってみよう」
こんな失礼なことはありません。
そうして神様を選ぶほど、私たちは行いを正しくしているのでしょうか。
自分に出来ることを最大限努力しているのでしょうか。
この本を読んで自らに問い正していただきたい、そんな一冊です。
これを理解していないと、誤解を生む可能性が高くなってしまうからです。
昨今のスピリチュアル・パワースポットブームによって、「祈り」の本来の意味が正に誤解されています。
「祈り」は「意宣り」です。
神社は、願い事を叶えてもらうために行くのではありません。
神様に対する畏敬の念を示し、既に叶ったと深い感謝の気持ちを伝えるために行く場所です。
「意宣り」が深ければ深いほど、感謝を伝えられずにはいられない、行動せずにはいられない、そのひとつとして神社へ通うのです。
「あの神社には、こんなご利益があるから行ってみよう」
こんな失礼なことはありません。
そうして神様を選ぶほど、私たちは行いを正しくしているのでしょうか。
自分に出来ることを最大限努力しているのでしょうか。
この本を読んで自らに問い正していただきたい、そんな一冊です。
2020年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古神道の山陰流の考え方、教えがわかりやすく理解できる。
2015年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人でありながら、今ひとつ理解していない「神道」の入門として、読んでみようと思い、購入しました。一口に「神道」といっても、色々あるようです。他の神道関連書籍も読んで、理解したいと思いました。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人の思考、行動、経済活動、購買活動等、信仰からスピからマーケティングまで、あらゆる日本人の行動の何故がわかる本。
世界の他の諸国でもそうだが、購買活動、マーケティング、思考等、何故?という場合は必ずその国の宗教と信仰の形態を理解すれば自ずと理解できる。
そういう意味で、本書は日本人の行動の何故について、深く肚に落ちるように理解へと導いてくれる貴重な書である。
マーケターや経営者、政治家等の対局を見て勝負する人たちに是非とも読んでもらいたい本。
世界の他の諸国でもそうだが、購買活動、マーケティング、思考等、何故?という場合は必ずその国の宗教と信仰の形態を理解すれば自ずと理解できる。
そういう意味で、本書は日本人の行動の何故について、深く肚に落ちるように理解へと導いてくれる貴重な書である。
マーケターや経営者、政治家等の対局を見て勝負する人たちに是非とも読んでもらいたい本。
2019年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古神道に興味が出始めたところで、この本と出会いました。大変貴重な内容が書かれていて、本当に買ってよかったです。
2012年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・全体像
神道は日本人の奥底にある生命であり、日本文化の規範である。
【山蔭基央】
第七十九代山蔭神道家当主。
神道の成り立ち、概要、神社、禊の思想、祓い、霊学など神道のさまざまな
事柄を古神道の観点から解説を加えた一冊。付録として祝詞や禊の行法について
も記されている。
・感想
神道の概要をつづった専門書を読みたいと思い立ち手に取った一冊です。
神道の成り立ちや概要、神社については他書で見知ったことが多かったのですが、
禊や祓い、霊学についてはかなり詳しく記されています。
著者の神秘的な体験談などはわざわざ記さなくてもよかったと思いますが、全体的に
良書です。難し過ぎず簡単過ぎず、まとまった時間がある方にはぜひおすすめします。
・抜粋文
新井白石「神明は人の敬を受けて、その神威を増す」と述べているが、人々の深い
畏敬の念があって初めて、祭りの場の霊気も高められ、心霊の光も浸透してくるのである」
神道は日本人の奥底にある生命であり、日本文化の規範である。
【山蔭基央】
第七十九代山蔭神道家当主。
神道の成り立ち、概要、神社、禊の思想、祓い、霊学など神道のさまざまな
事柄を古神道の観点から解説を加えた一冊。付録として祝詞や禊の行法について
も記されている。
・感想
神道の概要をつづった専門書を読みたいと思い立ち手に取った一冊です。
神道の成り立ちや概要、神社については他書で見知ったことが多かったのですが、
禊や祓い、霊学についてはかなり詳しく記されています。
著者の神秘的な体験談などはわざわざ記さなくてもよかったと思いますが、全体的に
良書です。難し過ぎず簡単過ぎず、まとまった時間がある方にはぜひおすすめします。
・抜粋文
新井白石「神明は人の敬を受けて、その神威を増す」と述べているが、人々の深い
畏敬の念があって初めて、祭りの場の霊気も高められ、心霊の光も浸透してくるのである」
2017年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変納得できる内容です 「神道」の寛容さに魅かれました 日本の霊性を新発見できるかと思います