「力」を入れずに身体を感じ、身体を動かすこと。
野口体操の指導者、野口三千三先生の本です。
一読して思ったのは、
自分が作ったのではないこの身体、
いうなれば「自然」が創った身体を、
果たして自分自身がよく知っているのかどうか、ということ。
「こういった対話ができるようにならないで、
自分のからだといえるだろうか」
先生は自らのからだ、すなわち「内側」からの言葉で語ります。
ご自身の身体感覚を、内側から、正確に語ろうとします。
変わった人がいるなあ、と思います。
でも、この本は、そういう意味で面白いです。
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野口体操からだに貞く 単行本 – 2002/11/1
野口 三千三
(著)
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社春秋社
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104393312694
- ISBN-13978-4393312698
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「自分自身のからだの動きを手がかりにして、人間とは何かを探検する営みが体操」という著者が、体操の具体例や甲骨文字などをまじえながら、身体観や野口体操を語る。1977年柏樹社刊の新版。
登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4393312694
- ISBN-13 : 978-4393312698
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,714位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年3月14日に日本でレビュー済み
野口体操創始者・野口三千三氏 珠玉の作品の一つ。
「からだの神に貞くことのできるからだが、よく利くからだである。」
スポーツ・音楽・演劇等々、何をするにしてもいつも気持ちがいい状態でいられるために、からだの調子を「からだに貞く」ことで、「絶対に無理をしない、自分に合った方法で、自分のからだの中から生まれた、空論ではない生きた合理的練習をするならば、ケガをしないで上達する」と説く。
他にも、長年の氏の研究・実践・検証に裏打ちされた様々な教えに満ちている。
「あなた、自分のからだを酷使していませんか?」という氏の問いかけが聞こえてきそうである。
姉妹本「野口体操 おもさに貞く」、野口氏の直弟子・羽鳥操氏の「野口体操 感覚こそ力」「野口体操入門」も合わせて読むとなお良い。
「からだの神に貞くことのできるからだが、よく利くからだである。」
スポーツ・音楽・演劇等々、何をするにしてもいつも気持ちがいい状態でいられるために、からだの調子を「からだに貞く」ことで、「絶対に無理をしない、自分に合った方法で、自分のからだの中から生まれた、空論ではない生きた合理的練習をするならば、ケガをしないで上達する」と説く。
他にも、長年の氏の研究・実践・検証に裏打ちされた様々な教えに満ちている。
「あなた、自分のからだを酷使していませんか?」という氏の問いかけが聞こえてきそうである。
姉妹本「野口体操 おもさに貞く」、野口氏の直弟子・羽鳥操氏の「野口体操 感覚こそ力」「野口体操入門」も合わせて読むとなお良い。
2013年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
理屈が好きな人にすすめる本ですね。人間の体の本当の説明を知りたい人には、ペテンに書けられた思いがするでしょう。
2004年7月11日に日本でレビュー済み
野口体操創始者の野口三千三氏の考察の書。
自伝的内容からからだとコトバ、文字や重さなどについて語られている。
自分のからだの生身の実感をてがかりにして探究された野口氏のコトバは刺激的で目からウロコのコトバがたくさんあった。
「ちょっとの力で卵が倒れるということは、常識的には不安定だが、逆の見方をすれば、ちょっとの力で動くことができる。」
「目的をきめてやるということは、理性的論理的であることのように見える。しかし「新しい発見の可能性」を自ら捨て去ることにもなりかねない。」
「理解とは誤解のことである。誤解以外の理解は事実として存在しない。感覚とは錯覚のことである。錯覚以外の感覚は事実として存在しない。」
「すべての存在は重さである。」
「すべての動きは、重さの変化・流れである。」
etc...。
独特の語り口はおおらかでつきぬけたひとの明晰さがあり、時として感じるなんともいえないおかしみは珍味の味わい(笑)。
個人的には甲骨文字の解釈のあたりはちょっとついてけなかったけど野口氏が子供のように夢中になっているのは伝わってくる。
こういう注目すべき人がいたんだ。是非一度手にとってみて欲しい。
自伝的内容からからだとコトバ、文字や重さなどについて語られている。
自分のからだの生身の実感をてがかりにして探究された野口氏のコトバは刺激的で目からウロコのコトバがたくさんあった。
「ちょっとの力で卵が倒れるということは、常識的には不安定だが、逆の見方をすれば、ちょっとの力で動くことができる。」
「目的をきめてやるということは、理性的論理的であることのように見える。しかし「新しい発見の可能性」を自ら捨て去ることにもなりかねない。」
「理解とは誤解のことである。誤解以外の理解は事実として存在しない。感覚とは錯覚のことである。錯覚以外の感覚は事実として存在しない。」
「すべての存在は重さである。」
「すべての動きは、重さの変化・流れである。」
etc...。
独特の語り口はおおらかでつきぬけたひとの明晰さがあり、時として感じるなんともいえないおかしみは珍味の味わい(笑)。
個人的には甲骨文字の解釈のあたりはちょっとついてけなかったけど野口氏が子供のように夢中になっているのは伝わってくる。
こういう注目すべき人がいたんだ。是非一度手にとってみて欲しい。