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情報学的転回: IT社会のゆくえ 単行本 – 2005/12/1
西垣 通
(著)
- ISBN-104393332423
- ISBN-13978-4393332429
- 出版社春秋社
- 発売日2005/12/1
- 言語日本語
- 本の長さ247ページ
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登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2005/12/1)
- 発売日 : 2005/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4393332423
- ISBN-13 : 978-4393332429
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,796位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 95位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 4,413位哲学・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20 世紀には「言語学的転回」がおこったのに対して 21 世紀には「情報学的転回」がおこると著者はいう.そして,情報学的転回とは人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにほかならないという.これは直観的には納得のいく話である.しかし,著者はこの転回のもととなる IT (情報技術) をユダヤ=キリスト教とむすびつけて,その転回 (ユダヤ=キリスト教の相対化) を議論している.日本人が IT で欧米ほどの成果があげられない原因も日本にこの一神教がないことにもとめている.キリスト教と資本主義との関係はしばしば指摘されているが,IT との関係を指摘するなら,もっと精密な議論が必要だろう.現代において情報学転回がもとめられると同時にユダヤ=キリスト教からの転回ももとめられているかもしれないが,本書で論じられているようにオートポイエーシスを媒介としても,私にはこの 2 つがむすびつけられない.
2005年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は, 東京大学大学院情報学環教授 西垣 通先生 の最新作である.
帯には「圧倒的なITの奔流をこえて,新たな人間文明の展開と可能性を切り拓く!渾身の語りおろし.」とある.
また,まえがきには「ごく平たく言えば,本書でのべる情報学的転回とは,人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにおかなりません.」と,のっけから刺激的である.
第一章 人間がロボットになる
第二章 IT文明の本質とはなにか
第三章 情報学が文と理をむすぶ
第四章 情報とは生命的なものだ
第五章 宗教とメディアから二〇世紀をふるかえる
第六章 IT文明に新しい聖性は出現するか
現在のIT社会の歪みから,生物からみた情報,情報と宗教のかかわり,超多極分散社会における思想までを論ずる.「基礎情報学」(NTT出版) に続く,新しいIT文明論.
情報社会,IT社会の問題点,特に文明や思想的視点に興味のあるすべての人にお勧めする.
帯には「圧倒的なITの奔流をこえて,新たな人間文明の展開と可能性を切り拓く!渾身の語りおろし.」とある.
また,まえがきには「ごく平たく言えば,本書でのべる情報学的転回とは,人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにおかなりません.」と,のっけから刺激的である.
第一章 人間がロボットになる
第二章 IT文明の本質とはなにか
第三章 情報学が文と理をむすぶ
第四章 情報とは生命的なものだ
第五章 宗教とメディアから二〇世紀をふるかえる
第六章 IT文明に新しい聖性は出現するか
現在のIT社会の歪みから,生物からみた情報,情報と宗教のかかわり,超多極分散社会における思想までを論ずる.「基礎情報学」(NTT出版) に続く,新しいIT文明論.
情報社会,IT社会の問題点,特に文明や思想的視点に興味のあるすべての人にお勧めする.
2008年6月23日に日本でレビュー済み
率直にいって、コンピュータという技術論と宗教論や哲学や言語論
を無理やり結びつけた印象が強い。
宗教論や哲学や言語論は、一般的に言われていることなのだが、そ
れを単なる道具の位置づけにあるコンピュータを結びつけるから、
どうしても腑に落ちない。だから、あまり知的に感心したり、満足
することはありませんでした。
ITを過大視しすぎて、ITに翻弄されているのは、筆者自身じゃ
ないのだろうか?
を無理やり結びつけた印象が強い。
宗教論や哲学や言語論は、一般的に言われていることなのだが、そ
れを単なる道具の位置づけにあるコンピュータを結びつけるから、
どうしても腑に落ちない。だから、あまり知的に感心したり、満足
することはありませんでした。
ITを過大視しすぎて、ITに翻弄されているのは、筆者自身じゃ
ないのだろうか?
2006年1月10日に日本でレビュー済み
コンピュータ、情報、コミュニケーションを切り口に、文系と理系の狭間で刺激的な本を出し続けている西垣通・東京大学大学院情報学環教授の“語りおろし”作品。気軽に西垣・情報学に触れることができる本です。
タイトルの「情報学的転回」とは、20世紀に起きた「言語学転回」に続く21世紀に期待される転回です。
「言語学的転回」は構造主義言語学によってもたらされ、「人間(主体)から言語へ」「歴史から構造へ」「実体から関係へ」といった変化を起こし、白人による欧米文化の優位性を否定しました。
そして「情報学的転回」とは何か? それは人間が「生物の一種」であると認めることに始まり、言語学転回が有色人を含めた人間尊重につながったのに対し、あらゆる生命の尊重をめざすものです。
多くの人は「情報」と「生命の尊重」がなぜ結びつくのかわからないかもしれません。そのためには、まず「情報」とは何かを知る必要があります。詳しくは『こころの情報学』等の著書で詳しく解説されていますが、「情報」とは「生物にとっての意味作用」、つまり生物にとって意味のあるものなのです。
情報を扱うITは本来であれば人間の生命力を活性化するために用いられるものです。しかし、実際にはITが人間をロボット化する方向に進む現代のIT文明に、著者はユダヤ・キリスト教の世界観=「宇宙すべてが神の言葉にしたがって普遍論理的にできている」との密接なつながりを発見します。
人間がロボットの奴隷にならないために、「聖性」と情報とのかかわりに向き合い、「情報学的転回」の必要性を訴える著者が注目するのは古代インド哲学。オートポイエーシスの考えも引用しながら、そこに新しい可能性を見出しています。
文系と理系にまたがる著者ならではのダイナミックな議論が、われわれに現代社会、そして自分自身について深く考えさせます。
タイトルの「情報学的転回」とは、20世紀に起きた「言語学転回」に続く21世紀に期待される転回です。
「言語学的転回」は構造主義言語学によってもたらされ、「人間(主体)から言語へ」「歴史から構造へ」「実体から関係へ」といった変化を起こし、白人による欧米文化の優位性を否定しました。
そして「情報学的転回」とは何か? それは人間が「生物の一種」であると認めることに始まり、言語学転回が有色人を含めた人間尊重につながったのに対し、あらゆる生命の尊重をめざすものです。
多くの人は「情報」と「生命の尊重」がなぜ結びつくのかわからないかもしれません。そのためには、まず「情報」とは何かを知る必要があります。詳しくは『こころの情報学』等の著書で詳しく解説されていますが、「情報」とは「生物にとっての意味作用」、つまり生物にとって意味のあるものなのです。
情報を扱うITは本来であれば人間の生命力を活性化するために用いられるものです。しかし、実際にはITが人間をロボット化する方向に進む現代のIT文明に、著者はユダヤ・キリスト教の世界観=「宇宙すべてが神の言葉にしたがって普遍論理的にできている」との密接なつながりを発見します。
人間がロボットの奴隷にならないために、「聖性」と情報とのかかわりに向き合い、「情報学的転回」の必要性を訴える著者が注目するのは古代インド哲学。オートポイエーシスの考えも引用しながら、そこに新しい可能性を見出しています。
文系と理系にまたがる著者ならではのダイナミックな議論が、われわれに現代社会、そして自分自身について深く考えさせます。