前者レビューの内容がとても適格な内容なので重複部分は削ります。
著者の田村さんはこの本を書いたためにかなり既存のワインを扱っている流通関係からは圧力を受けたらしい(個人的な話してききました)。著者自身のオーガニックワイン講座を聞き、この方は信用できる人だと思いました。それだけについ歯に衣着せず本当のことを言ってしまうので敵が多くなってしまうのかもしれません。日本でのオーガニックワイン普及の先駆者です。著者自身の生の声も聞けるので下記も参照ください。
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オーガニック・ワインの本 新装版 単行本 – 2007/4/1
田村 安
(著)
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社春秋社
- 発売日2007/4/1
- ISBN-104393741498
- ISBN-13978-4393741498
登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 206ページ
- ISBN-10 : 4393741498
- ISBN-13 : 978-4393741498
- Amazon 売れ筋ランキング: - 951,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オーガニックワインを取り巻く情勢が10年以上たった今、初版当時と変わったいるので。(この本が書かれたときEUのオーガニック認証なかったし。)もう少しオーガニックワインの包括的な情報(どういう認証があるのか、それぞれの基準の概要、各生産国での生産量、日本での消費動向など)が知りたかったけれど、内容はオーガニック農業に対する熱い思いと「食べてはいけない」のワイン編でした。農協のくだりは日本もフランスも一緒なんだなあと思いました。
オーガニック農業に対する熱い思いと各生産者さんへのインタビューは面白かったので★2にしました。「死の壁」の画像を入れてくれればよかったのに。出典も参考文献も、図表のタイトルも無いのはちょっとどうかと思う。
オーガニック農業に対する熱い思いと各生産者さんへのインタビューは面白かったので★2にしました。「死の壁」の画像を入れてくれればよかったのに。出典も参考文献も、図表のタイトルも無いのはちょっとどうかと思う。
2009年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人は色や香りで判断するあまり、香料や着色料を足している
という事実を知って驚き!
自分が普通に飲んでいたワインはとても危険なものだとわかり、
早速オーガニックワインのお店に行ってみました。すると!やっぱり
味も香りも全然違う。味音痴な私でもわかったのだから、美食家の
方もきっとオーガニックワインの魅力に気づいている…?のでしょう。
「私の血はワインでできているの」と言った芸能人がいましたが
彼女はオーガニック派なのでしょうか? ちょっと心配。
オーガニックワインがもっと安くなって市場に流通するといいなと
思いました。
という事実を知って驚き!
自分が普通に飲んでいたワインはとても危険なものだとわかり、
早速オーガニックワインのお店に行ってみました。すると!やっぱり
味も香りも全然違う。味音痴な私でもわかったのだから、美食家の
方もきっとオーガニックワインの魅力に気づいている…?のでしょう。
「私の血はワインでできているの」と言った芸能人がいましたが
彼女はオーガニック派なのでしょうか? ちょっと心配。
オーガニックワインがもっと安くなって市場に流通するといいなと
思いました。
2011年3月13日に日本でレビュー済み
この本は、たまたま寄った東京・赤坂の
著者の経営するワインショップで購入しました。
ワインは、このショップでも、グラスで頂けるので、
店員さんに聞きながら、ティスティングすると
一層、理解が深まります。
大量生産の実態は、安定供給のための「工業製品」になっており、
そのために、いろんなものを“保持”するための加工がされている。
これは、ワインだけのことではなく、
スーパー等で売られているもの、全般に言えることでは?と
気付かせてくれる一冊です。
口に入れるものは、
生産過程をも推測しながら、体に良いものを吟味する必要があります。
製造日から一定の期間、
色が、味が、変わらないもの。。。
生の手作り品には、そんなものはない事実を考えれば
私達は、麻痺させられているのです。
著者の経営するワインショップで購入しました。
ワインは、このショップでも、グラスで頂けるので、
店員さんに聞きながら、ティスティングすると
一層、理解が深まります。
大量生産の実態は、安定供給のための「工業製品」になっており、
そのために、いろんなものを“保持”するための加工がされている。
これは、ワインだけのことではなく、
スーパー等で売られているもの、全般に言えることでは?と
気付かせてくれる一冊です。
口に入れるものは、
生産過程をも推測しながら、体に良いものを吟味する必要があります。
製造日から一定の期間、
色が、味が、変わらないもの。。。
生の手作り品には、そんなものはない事実を考えれば
私達は、麻痺させられているのです。
2008年4月8日に日本でレビュー済み
ぼくはずっと、安い日本酒よりは安いワインの方がずっとましだと思っていた。だから、安いお酒を買う限りにおいては、日本酒は勝ち目がない、ということだ。ワインはぶどうだけから造られるから、最低限でも純米酒しかないことと同じではないか、と。でも、実態はそうではないらしい。
ワインはそもそもは農民の酒だった。だが、品質を安定させるために、畑に化学肥料を与え、農薬をまき、人工酵母を加えて発酵させる。そうしてできた均質なワインには個性がないので、つけ香をする。さらに、発酵を止めるために亜硫酸塩を過剰に加え、温度変化に耐えるような薬品や色がよく出る薬品を加えていく。そしてその反動から、オーガニック・ワインが見直されるようになる。そして、個性を持ったおいしいワインもしだいに登場するようになる。
ということで、本書はある意味、既存のワインへの評価に異議を唱えた本だという。ソムリエは無用な資格だし、和食にはコニャックにされるような酸味の強いワインが合うという。ボルドーやブルゴーニュのワインがいいわけじゃなく、その土地ごとに味わいをもったワインがある。名前が知られたワインがおいしいわけではなく、そもそも保存状態や熟成によって味が違うものなので、一期一会のはずだ、という。確かに利き酒師はそれ以上に無用な資格だし、日本酒もまた一期一会だと思っている。結局のところ、おいしいワインはちょっとした利き酒程度でわかるものではなく、じっくり付き合ってみないとわからないし、そうやってワインの良さを覚えていく。そういうものなのだ。しかも、価格帯も極端に高いというほどではない。
本書はワインの本であると同時に、農業の本でもある。オーガニック農業は手間がかかるし、コストも高くなるが、そうであるからこそ、人手が必要になるし、マス・マーケットに乗らない分だけ生産者と消費者のつながりも強くなる。そうした方向に、先進国の農業の、というか農業そのものの未来がある、という。
実は著者を取材したことがあるのだけれど、ちょっと面白いことを言っていた。ディストリビューター(販売委託者)にはワインではなく日本酒の専門家にお願いしているという。ワインの生産農家と付き合うということは、日本酒の蔵元と付き合うことに似ているし、知識よりも自分の味覚に頼るという点でも優れているからだという。自身、けっこう日本酒も好きとのこと。ワインにあてはまることは、日本酒にもあてはまる、そういう意味では、日本酒ファンにもおすすめの本なのだ。
ワインはそもそもは農民の酒だった。だが、品質を安定させるために、畑に化学肥料を与え、農薬をまき、人工酵母を加えて発酵させる。そうしてできた均質なワインには個性がないので、つけ香をする。さらに、発酵を止めるために亜硫酸塩を過剰に加え、温度変化に耐えるような薬品や色がよく出る薬品を加えていく。そしてその反動から、オーガニック・ワインが見直されるようになる。そして、個性を持ったおいしいワインもしだいに登場するようになる。
ということで、本書はある意味、既存のワインへの評価に異議を唱えた本だという。ソムリエは無用な資格だし、和食にはコニャックにされるような酸味の強いワインが合うという。ボルドーやブルゴーニュのワインがいいわけじゃなく、その土地ごとに味わいをもったワインがある。名前が知られたワインがおいしいわけではなく、そもそも保存状態や熟成によって味が違うものなので、一期一会のはずだ、という。確かに利き酒師はそれ以上に無用な資格だし、日本酒もまた一期一会だと思っている。結局のところ、おいしいワインはちょっとした利き酒程度でわかるものではなく、じっくり付き合ってみないとわからないし、そうやってワインの良さを覚えていく。そういうものなのだ。しかも、価格帯も極端に高いというほどではない。
本書はワインの本であると同時に、農業の本でもある。オーガニック農業は手間がかかるし、コストも高くなるが、そうであるからこそ、人手が必要になるし、マス・マーケットに乗らない分だけ生産者と消費者のつながりも強くなる。そうした方向に、先進国の農業の、というか農業そのものの未来がある、という。
実は著者を取材したことがあるのだけれど、ちょっと面白いことを言っていた。ディストリビューター(販売委託者)にはワインではなく日本酒の専門家にお願いしているという。ワインの生産農家と付き合うということは、日本酒の蔵元と付き合うことに似ているし、知識よりも自分の味覚に頼るという点でも優れているからだという。自身、けっこう日本酒も好きとのこと。ワインにあてはまることは、日本酒にもあてはまる、そういう意味では、日本酒ファンにもおすすめの本なのだ。