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ペテン師と空気男 新装 (江戸川乱歩文庫) 文庫 – 1987/7/1
江戸川 乱歩
(著)
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社春陽堂書店
- 発売日1987/7/1
- ISBN-104394301319
- ISBN-13978-4394301318
登録情報
- 出版社 : 春陽堂書店 (1987/7/1)
- 発売日 : 1987/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 210ページ
- ISBN-10 : 4394301319
- ISBN-13 : 978-4394301318
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,067,540位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり乱歩は面白いな、と久しぶりの乱歩を堪能した一冊です。多賀新の表紙イラストは今作でも素晴らしいです。 内容は5編。表題作の「ペテン師と空気男」、「堀越捜査一課長殿」は長く、「防空壕」は短めの中編、「妻に失恋した男」は小編で、「指」は超短編といった趣き。 「ペテン師―」は最初から先の読めない展開で、乱歩の新たな一面を覗き見させてもらった感じ。「堀越捜査一課長殿」は推理もので、さほど捻った話ではないけれど読み応えがあります。「防空壕」はいちばん印象に残った作品。二十面相シリーズを読んで育った自分としては、大人向けの乱歩はこういう話も書くんだなぁ、と妙に感心させられた一冊です。 全体に、淡くも真剣な恋を描いている話が多く、乱歩の描く恋の世界を堪能できます。
2022年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雰囲気のある魅力的な題名だと思っていたが、「空気男」とは物忘れがひどいというだけの社会人になり切れない有閑青年のことで、乱歩作品の語り手としてごくごくよくあるタイプだった。残念……。
またせっかくの、そして一般作品としては最後の長めの物語で、冒頭で野間の口を借りて、この話も、書いていくうちに、つじつまの合わないことも出てくるだろうが、なんて書いてしまうのは乱歩らしくてステキなのだが、中盤までは、伊東のプラクティカル・ジョークの実演談が繰り返されてやや退屈。
中盤以降、野間と美耶子の関係を軸に話が展開して、「ジョークと犯罪は紙一重で、利欲を伴わない詐欺がジョークだ」と伊東が語るシーンが、オチへの布石になっているところは流石だと思ったが、全体的には、うーん、まあまあといったところ。
内容に関係ないが、野間が美耶子にビッグ・ボウ・ミステリの作者ザングウィルについて、「左がかった普通の小説家だよ」なんて紹介していた。
登場する労働運動家たちが悪い人じゃないというだけだがw
またせっかくの、そして一般作品としては最後の長めの物語で、冒頭で野間の口を借りて、この話も、書いていくうちに、つじつまの合わないことも出てくるだろうが、なんて書いてしまうのは乱歩らしくてステキなのだが、中盤までは、伊東のプラクティカル・ジョークの実演談が繰り返されてやや退屈。
中盤以降、野間と美耶子の関係を軸に話が展開して、「ジョークと犯罪は紙一重で、利欲を伴わない詐欺がジョークだ」と伊東が語るシーンが、オチへの布石になっているところは流石だと思ったが、全体的には、うーん、まあまあといったところ。
内容に関係ないが、野間が美耶子にビッグ・ボウ・ミステリの作者ザングウィルについて、「左がかった普通の小説家だよ」なんて紹介していた。
登場する労働運動家たちが悪い人じゃないというだけだがw
2016年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遊び心のある二人の男が、ふざけた事ばかりしたあげく、大人の解決をしたお話のようで、感心しました。
2008年1月12日に日本でレビュー済み
「ペテン師と空気男」「堀越捜査一課長殿」「防空壕」「妻に失恋した男」「指」の5編が収められている。
奇妙な味わいの作品が集められている。トリッキーな読み心地で、読後の印象も鮮やか。収録作のなかでは、やはり「ペテン師と空気男」が出色と思う。細かいトリックを積み重ねていくところに読み応えがあるし、おちも効いている。
あとは「妻に失恋した男」も、心温まる話で良かった。
奇妙な味わいの作品が集められている。トリッキーな読み心地で、読後の印象も鮮やか。収録作のなかでは、やはり「ペテン師と空気男」が出色と思う。細かいトリックを積み重ねていくところに読み応えがあるし、おちも効いている。
あとは「妻に失恋した男」も、心温まる話で良かった。