「殺人迷路」と「悪霊物語」の2本の連作推理小説が収められている。
「殺人迷路」は、森下雨村、大下宇陀児、横溝正史、水谷準、江戸川乱歩、橋本五郎、夢野久作、浜尾四郎、佐左木俊郎、甲賀三郎によるもの。昭和7〜8年に新潮社から『新作探偵小説全集』全10巻が出たとき、各巻に付録として一章ずつ書かれた。
完全犯罪への挑戦がなんだかおかしな方向にそれていき、思いもかけない結末が訪れる。結末がちょっと詰め込みすぎなのが残念。
「悪霊物語」は、江戸川乱歩、角田喜久雄、山田風太郎の合作。『講談倶楽部』昭和29年9月増刊に掲載。人形師をめぐるグロテスクな話で、こちらもあっと驚く展開を見せ、真犯人も意外。
どちらも意外な犯人・真相という点でかなりおもしろい。一読の価値がある。
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殺人迷路・悪霊物語 (春陽文庫 C 1-35 合作探偵小説) 文庫 – 1993/12/1
森下 雨村
(著)
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社春陽堂書店
- 発売日1993/12/1
- ISBN-104394301351
- ISBN-13978-4394301356
登録情報
- 出版社 : 春陽堂書店 (1993/12/1)
- 発売日 : 1993/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 251ページ
- ISBN-10 : 4394301351
- ISBN-13 : 978-4394301356
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,185,548位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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