建築家９名の方に、「旅行」に関しインタビューしたものをまとめた本です
ー旅行先にガルダイヤがやたら出てきたり、
ー本のフォームが「集落の教え」に似ているなあ
と思ったら、原広司さんの「集落調査」に同行された建築家が多かったんですね
後は、「旅行の目的先」としてはコルビジェ建築が多かったです
ガルダイヤも、「コルビジェが５原則を見つけた街」として知られていますので、結局、本の主人公はガルダイヤということになるのでしょうか
さて、３人のインタビュアーがインタビューしているのですが、
ー初めての海外旅行
ー旅のスタイル
ー記録方法
ー旅先でのアクシデント
ーこれから行ってみたいところ・お奨めの場所
は共通して聞かれています
そのため、結果的に、９人のインタビュー内容が似通ってしまったのは残念です
改めて、安藤忠雄さんの本にしばしば出てくる、写真家の二川幸夫さんがインタビュアーとしても偉大だったことが伺えました
さて、インタビューの中で最も印象的だったのが、曽我部昌史さんが、
ー最初からそこになにがあるかのかわかっていて、それを見に行く「観光旅行」より、
ー知らないところに行って、なにか新しい体験をする「旅」がいい
と仰っていること
建築家の皆さんの「最初の海外旅行」がメインのテーマになっていることもあり、「観光旅行」的な内容になっているのも残念でした
ということで、星は３つにさせて頂きました
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