アマゾンに注文していた。来たら NON-Book だった。本屋でなら手に取っていないだろう。まあ、アマゾンのおかげの出会いだと思うことにしよう。
まず、通常の新書より活字が大きくどんどん読める。著者は「僕って何」の三田誠広。さすがに文章はうまく、やはりどんどん読める。
内容は、イエスと彼の教団の当時の状況をリアリスティックに認識して、キリスト教に対する理解を深めましょう、というもの。結構あるので、yet another という感じは否めない。それでも、資料が少なく議論の多い点を独断でどんどん決めつけて行くので、やっぱりどんどん読める。
結局、初期キリスト教への理解が「どんどん読める本」で得られるというのは、それなりに存在意義があるなあと言う印象を持った。ダ・ヴィンチ・コードが売れていることでもあるし、こんな本もありかなと思う。掘り下げは全然ないけどね。そもそも、NON-Book が掘り下げてはいけません。
私としては、読んでよかったとはあまり思わないけれど、入門にはいいかもしれない。
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ユダの謎キリストの謎: こんなにも怖い、真実の「聖書」入門 (ノン・ブック 424) 新書 – 2004/11/1
三田 誠広
(著)
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- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2004/11/1
- ISBN-104396104243
- ISBN-13978-4396104245
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 202ページ
- ISBN-10 : 4396104243
- ISBN-13 : 978-4396104245
- Amazon 売れ筋ランキング: - 979,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 143位ノンブック
- - 872位キリスト教史 (本)
- - 1,126位聖書 (本)
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2023年4月2日に日本でレビュー済み
この本には今まで知らなかったことを教えてもらったが、その中で一番印象に残ったのはイエスの超能力に関するものでした。
ちょうど『サーノ博士のヒーリング・バックペイン: 腰痛・肩こりの原因と治療』を「武田鉄矢・今朝や三枚おろし』で知り、痛みの原因が心理面に大きく関わっていることを知って感動した後でした。
そこで、その部分を紹介します。
P-181「…イエスが当時の民衆に熱狂的に支持された第一の理由は、悪魔祓いや病気の治療の卓越した能力だったろう。これを超能力と簡単に呼んでしまっていいものか。
近代医学を信仰している人は、イエスが盲人の目を開き、足のなえた人を立たせたというエピソードに、疑いの目を向けるかもしれない。しかし古代にあっては、病気の多くは、悪魔や悪霊への恐れから生じる。 恐れがストレスを生み、精神が病んで、それが症状となって現れるのだ。だから、適切な心理療法で、病は確実に治癒する。
現代医学でも、心理療法は脚光を浴びている。またアフリカやアジアのプリミティブな地域では、実際に祈禱師やまじない師が病人を治癒させているということが、事実として報告されている。
人にとりついた悪霊に語りかけ、悪霊と論争して、論破すれば、相手は「見破られた」などと捨てぜりふを残して退散し、とりつかれていた人は治癒する。その意味では、福音書に描かれたイエスの治療法は、合理的で現実的だといっていい。当時としては、このような治療法は常識であり、同じような祈祷師もたくさんいたことだろう。
ただイエスの場合は、その能力が傑出していた。あまりにも見事に治療を施すので、周囲の人々は驚き、神か悪魔かという恐れを抱いたのだ。」
その他、この本で三田誠広氏の著作に興味を持ち、続けて「聖書の謎を解く』をAmazonで注文させてもらいました。
ちょうど『サーノ博士のヒーリング・バックペイン: 腰痛・肩こりの原因と治療』を「武田鉄矢・今朝や三枚おろし』で知り、痛みの原因が心理面に大きく関わっていることを知って感動した後でした。
そこで、その部分を紹介します。
P-181「…イエスが当時の民衆に熱狂的に支持された第一の理由は、悪魔祓いや病気の治療の卓越した能力だったろう。これを超能力と簡単に呼んでしまっていいものか。
近代医学を信仰している人は、イエスが盲人の目を開き、足のなえた人を立たせたというエピソードに、疑いの目を向けるかもしれない。しかし古代にあっては、病気の多くは、悪魔や悪霊への恐れから生じる。 恐れがストレスを生み、精神が病んで、それが症状となって現れるのだ。だから、適切な心理療法で、病は確実に治癒する。
現代医学でも、心理療法は脚光を浴びている。またアフリカやアジアのプリミティブな地域では、実際に祈禱師やまじない師が病人を治癒させているということが、事実として報告されている。
人にとりついた悪霊に語りかけ、悪霊と論争して、論破すれば、相手は「見破られた」などと捨てぜりふを残して退散し、とりつかれていた人は治癒する。その意味では、福音書に描かれたイエスの治療法は、合理的で現実的だといっていい。当時としては、このような治療法は常識であり、同じような祈祷師もたくさんいたことだろう。
ただイエスの場合は、その能力が傑出していた。あまりにも見事に治療を施すので、周囲の人々は驚き、神か悪魔かという恐れを抱いたのだ。」
その他、この本で三田誠広氏の著作に興味を持ち、続けて「聖書の謎を解く』をAmazonで注文させてもらいました。
2012年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興味本位的な場面も多く 原典である聖書解釈が偏っているところが目立つ。
2006年4月8日に日本でレビュー済み
キリスト教信仰について真剣に考えたことのある者であれば一度は「ユダの問題」に突き当たることだろう。三田氏も指摘している通り、キリスト教はイエスの死と復活によってはじめておこる信仰である。その、イエスの死をもたらしたのがユダなのである。その意味でユダは間違いなくキリスト教の礎の一人であった。信仰の象徴としてペテロが、教理・組織面でパウロが礎であったのと同様に。にもかかわらず聖書のどこを読んでもユダには救いがない。著者がいうようにもしかすると彼は己の信念に従い、自主的に判断してイエスを「切り」、そしてその後第1次ユダヤ戦争で勇敢に戦うという充実した生を送ったかもしれない。しかしそれはあくまでも可能性の問題であって、史料的証明がない。資料(史料といっていいかどうかは微妙だが)でわかるのは、彼が孤独の中で「絶望し、後悔の中で自殺」し、後世まで汚い裏切り者の代名詞となった、ということである。
このユダの問題を乗り越えられなければ弱き者の一人として、キリスト教を信じる訳にはいかない。なにしろ自分も又、ユダであるかもしれないのだから。そして自分がユダになるかもしれないという内省のないキリスト教徒の信仰など「弱き者、疲れし者、泣くもの」を救おうとしたイエスの教えを理解しているとは言えないのではないか。おそらく多くの一般キリスト者がそのように思いつつも正面からこのことを言えないでいた。その意味で著者三田誠広氏がユダに焦点をあて、ユダも又イエスの意志に従って動き、後悔のない生を送ったということを言明したことは快挙である。
しかし著者の記述の多くは想像によって補われたものである点は否めない。本来小説家である氏が立てた仮説が、キリスト教史学者によって補強されることを願ってやまない。
最後に苦言を一つ。カバー、帯の売り文句の軽さは本書の価値を下げている。出版社に再考を促したい。
このユダの問題を乗り越えられなければ弱き者の一人として、キリスト教を信じる訳にはいかない。なにしろ自分も又、ユダであるかもしれないのだから。そして自分がユダになるかもしれないという内省のないキリスト教徒の信仰など「弱き者、疲れし者、泣くもの」を救おうとしたイエスの教えを理解しているとは言えないのではないか。おそらく多くの一般キリスト者がそのように思いつつも正面からこのことを言えないでいた。その意味で著者三田誠広氏がユダに焦点をあて、ユダも又イエスの意志に従って動き、後悔のない生を送ったということを言明したことは快挙である。
しかし著者の記述の多くは想像によって補われたものである点は否めない。本来小説家である氏が立てた仮説が、キリスト教史学者によって補強されることを願ってやまない。
最後に苦言を一つ。カバー、帯の売り文句の軽さは本書の価値を下げている。出版社に再考を促したい。
2004年12月16日に日本でレビュー済み
新書版という「一般の人が分かるように書かねばならない!」という制約のある本のせいでしょうか、キリスト教の基礎知識にページの多くを割かれて、「真実の聖書」に踏み込むことが出来ていないように思いました。また、『十二人』問題や、マグダラのマリヤの人物像といった著者の推理の部分も、聖書神学の成果を無視した極めて乱暴なものであり、新約聖書の入門書としては不適当。ある程度、聖書に親しんだ読者向けですね。ただ、「7章:イエスにとってユダは『裏切り者』だったのか」については、内容はともかくとして、新しい視点であり、三田氏には、この問題を巡る新たな(ミステリー)小説を、ぜひ書き下ろして頂きたいと期待しております。