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模倣される日本: 映画、アニメから料理、ファッションまで (祥伝社新書 2) 新書 – 2005/2/1
浜野 保樹
(著)
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「日本の文化は最高にCool!(カッコいい)」
世界は堂々と真似(まね)し始めた
機は熟した!〈経済大国〉から〈文化大国〉へ転換せよ
〈内容の一部〉
●『スター・ウォーズ』は黒澤映画
●深作欣二を引用した『キル・ビル』
●ディズニーVS手塚治虫の構造
●宮崎、大友、押井の存在感
●ゲイシャ、サムライ観の変遷
●止まらない日本料理店の増殖
●ルイ・ヴィトンと和文様
●近代日本の錯誤「脱亜入欧」
●アニメを「第二の浮世絵」にするな
●文化こそ最強最大の資源だ
ほか
<今こそ文化戦略を!世界は日本を真似ている>
経済力の復活を切望する日本。だが、今や海外が注目するのは日本の文化、とくにポップカルチャーである。彼らはそれをクール(カッコいい)と呼ぶ。〈模倣する国家〉は〈模倣される国〉へと変貌した。映画監督タランティーノは『キル・ビル』で堂々と深作欣二の手法を引用し、献辞を掲げた。日本アニメは世界を席巻し、数々の模倣を生んでいる。この現象はさらに料理、ファッション界にも及ぶ。はたして世界を魅了する日本文化の特質とは?
伝統的生活様式に根ざした美意識、多元的価値を認める世界観——
今こそわれわれはその意義を認識し、世界に広めるべく文化戦略を築くべきではないか。メディア学の俊英が提言する日本の指針!
世界は堂々と真似(まね)し始めた
機は熟した!〈経済大国〉から〈文化大国〉へ転換せよ
〈内容の一部〉
●『スター・ウォーズ』は黒澤映画
●深作欣二を引用した『キル・ビル』
●ディズニーVS手塚治虫の構造
●宮崎、大友、押井の存在感
●ゲイシャ、サムライ観の変遷
●止まらない日本料理店の増殖
●ルイ・ヴィトンと和文様
●近代日本の錯誤「脱亜入欧」
●アニメを「第二の浮世絵」にするな
●文化こそ最強最大の資源だ
ほか
<今こそ文化戦略を!世界は日本を真似ている>
経済力の復活を切望する日本。だが、今や海外が注目するのは日本の文化、とくにポップカルチャーである。彼らはそれをクール(カッコいい)と呼ぶ。〈模倣する国家〉は〈模倣される国〉へと変貌した。映画監督タランティーノは『キル・ビル』で堂々と深作欣二の手法を引用し、献辞を掲げた。日本アニメは世界を席巻し、数々の模倣を生んでいる。この現象はさらに料理、ファッション界にも及ぶ。はたして世界を魅了する日本文化の特質とは?
伝統的生活様式に根ざした美意識、多元的価値を認める世界観——
今こそわれわれはその意義を認識し、世界に広めるべく文化戦略を築くべきではないか。メディア学の俊英が提言する日本の指針!
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2005/2/1
- ISBN-104396110022
- ISBN-13978-4396110024
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2005/2/1)
- 発売日 : 2005/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 243ページ
- ISBN-10 : 4396110022
- ISBN-13 : 978-4396110024
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,075,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 788位祥伝社新書
- - 20,579位社会学概論
- - 97,072位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「模倣」 がおもなテーマになっているが,模倣される日本だけでなく,日本が外国を模倣するさまもえがかれている. 大学のゼミでのいろいろな話をまとめたということで,それほどまとまりのある内容ではない. とはいえ,スピルバーグが他人がつくったストーリーをまねて,いちはやく成功したさまや,日本での省エネ・スーツの失敗の歴史など,いろいろおもしろいエピソードがちりばめられていて,おもしろい.
2023年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本が外国に及ぼした影響がよくわかります。
自分はこれを時系列順に並べ直し、年表にして使っています。
自分はこれを時系列順に並べ直し、年表にして使っています。
2010年4月14日に日本でレビュー済み
文化戦略という思考が実に西洋的に思えます。今、日本の文化が海外で評価されているのは、
人からの評価を気にしたものではなく、自分のこだわりを追求した作品や物作りが、結果として
認められたのであって、下心的なものでは成功しないと思います。日本人は日本人らしく、欧米や
中国の真似をする必要は無いと思いますが、フランス人の戦略性には一目置く思いです。ただ
せっかく評価の高まった背景にある日本人の美徳を失わないよう努めたいですね。
人からの評価を気にしたものではなく、自分のこだわりを追求した作品や物作りが、結果として
認められたのであって、下心的なものでは成功しないと思います。日本人は日本人らしく、欧米や
中国の真似をする必要は無いと思いますが、フランス人の戦略性には一目置く思いです。ただ
せっかく評価の高まった背景にある日本人の美徳を失わないよう努めたいですね。
2007年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
論が通っていない戯言を「新書」という形にした出版社のリテラシーを疑った。
日本のアニメの優秀性を日本の国際的・経済的意義として納得させようとする気持ちばかりが先走り、「評論」にもなっていないし「エッセイ」というにも分裂症すぎる。
ナイの著書『ソフトパワー』に影響を受けたのはわかるが、これでは、単なる国粋的な文化自慰者だ。
また、筆者は東大の教授といえども、越境する文化に対する分析に関してはあまりにも不勉強すぎる。少なくとも、文化人類学的・比較文化的の基礎ぐらいはおさえてから、書いてください。
日本のアニメの優秀性を日本の国際的・経済的意義として納得させようとする気持ちばかりが先走り、「評論」にもなっていないし「エッセイ」というにも分裂症すぎる。
ナイの著書『ソフトパワー』に影響を受けたのはわかるが、これでは、単なる国粋的な文化自慰者だ。
また、筆者は東大の教授といえども、越境する文化に対する分析に関してはあまりにも不勉強すぎる。少なくとも、文化人類学的・比較文化的の基礎ぐらいはおさえてから、書いてください。
2005年8月21日に日本でレビュー済み
「欧米を模倣するばかりで、欧米に模倣されるべき日本の魅力には気付かない日本人」と言う、手垢の付いた日本文化論が全般を占めており、しかも江戸から現代、文化ジャンルも様々、まるでしゃべったまんまのように事例が紹介されている。著者というよりは編集に問題があるのではないか。
浮世絵からアニメまで、世界が評価する日本文化のIN/OUTの基準はどこにあるのか、つまり「模倣される日本」と「模倣されない日本」の間の線引きはどこにあるのか、という点に絞って論旨を整理すれば、著者の知見がより活かされたように思う。その上で、出来ればアニメや村上隆のような最新の事例にもっとフォーカスして欲しかった。
それにしても、和服姿の著者近影といい、肩書きが羅列するプロフィールといい、クリエーターと一緒に写った自らの写真といい、この著者の仕草はいかにも国際人、欧米社会の中で生きてきた日本人といった風である。「言わずとも解ってくれる」といった日本人的なメンタリティは微塵も感じられない。日本文化、ソフトを経済的に捉え、世界に発信していくためには、著者のような理解者、コーディネーターは重要なのだろうと思いつつも、恥らい、謙虚さといった文化の本質を切り捨ててしまっても良いのだろうかという違和感を個人的には持ってしまった。
浮世絵からアニメまで、世界が評価する日本文化のIN/OUTの基準はどこにあるのか、つまり「模倣される日本」と「模倣されない日本」の間の線引きはどこにあるのか、という点に絞って論旨を整理すれば、著者の知見がより活かされたように思う。その上で、出来ればアニメや村上隆のような最新の事例にもっとフォーカスして欲しかった。
それにしても、和服姿の著者近影といい、肩書きが羅列するプロフィールといい、クリエーターと一緒に写った自らの写真といい、この著者の仕草はいかにも国際人、欧米社会の中で生きてきた日本人といった風である。「言わずとも解ってくれる」といった日本人的なメンタリティは微塵も感じられない。日本文化、ソフトを経済的に捉え、世界に発信していくためには、著者のような理解者、コーディネーターは重要なのだろうと思いつつも、恥らい、謙虚さといった文化の本質を切り捨ててしまっても良いのだろうかという違和感を個人的には持ってしまった。
2011年3月3日に日本でレビュー済み
アニメに代表される、ジャパニーズ・ポップ・カルチャーのネタから、いつの間にか、二昔前の日本文化礼賛本「梅干しと日本刀」のような話になってしまいました。
和服姿で日本、日本人はすごいんだぞと言われてもね・・・・
民族衣装着てTVに出ているアフリカ人のことを思い出しました。
ネタはアニメ以外は、スターウォーズにしろ、ヴィトンのモノグラムにしろ、ほとんど使い古されたネタです。今更言われても・・・・
浮世絵が西洋絵画、印象派に多大の影響を与えながら、廃れてしまったというのはありますが、有田焼は西洋陶芸に影響を与えながらも廃れていません。ウエッジウッドは経営破たんしてしまいましたが・・・・
アニメを第二の浮世絵ではなく、有田焼にしろとでも言うのでしょうか?
文化はもともと、模倣し、模倣されながら、各国、各地方で発展、衰退するもので、文化戦略は国の政策上の問題です。アニメで外貨を稼ぎたければ、必要かもしれません。傾斜生産方式みたいなものですね。フランスにはファッション、文化で外貨を稼ぐために文化戦略がありますね。
それにしても、CG技術の発展でアニメの存在が危ないという議論は短絡的すぎます。
武道家でも、伝統芸能家でもないのに、和服着て海外に行かないでほしい。晴れ着だったらいいけど・・・・
和服姿で日本、日本人はすごいんだぞと言われてもね・・・・
民族衣装着てTVに出ているアフリカ人のことを思い出しました。
ネタはアニメ以外は、スターウォーズにしろ、ヴィトンのモノグラムにしろ、ほとんど使い古されたネタです。今更言われても・・・・
浮世絵が西洋絵画、印象派に多大の影響を与えながら、廃れてしまったというのはありますが、有田焼は西洋陶芸に影響を与えながらも廃れていません。ウエッジウッドは経営破たんしてしまいましたが・・・・
アニメを第二の浮世絵ではなく、有田焼にしろとでも言うのでしょうか?
文化はもともと、模倣し、模倣されながら、各国、各地方で発展、衰退するもので、文化戦略は国の政策上の問題です。アニメで外貨を稼ぎたければ、必要かもしれません。傾斜生産方式みたいなものですね。フランスにはファッション、文化で外貨を稼ぐために文化戦略がありますね。
それにしても、CG技術の発展でアニメの存在が危ないという議論は短絡的すぎます。
武道家でも、伝統芸能家でもないのに、和服着て海外に行かないでほしい。晴れ着だったらいいけど・・・・
2005年3月7日に日本でレビュー済み
本書は、デビュー当時から既に、比類なき圧倒的な存在感を有してはいたものの、演技力が決定的に不足していた故石原裕次郎を主演に迎え中平康が撮影した「狂った果実」が、その「映画の文法」を無視した無手勝手流な作風が故に、フランス映画界に衝撃を与え、いわゆるヌーヴェルバーグを巻き起こす一端となった奇跡の作品であることなど、映画やアニメーションその他のあらゆる分野において、日本文化が、行き詰った外国文化に影響を与え、それどころか模倣されている現状を、著者の該博な知識をもとに、次々と暴露していく。
「模倣される日本」というと、日本の知的所有権戦略の遅れを指摘する、ありふれた内容を想像しがちである。確かに、本書においても、日本の各種分野における「才能」が、欧米において「消費」されていくことに警鐘がならされてはいる。
しかし、著者は、安易に「もっと著作権侵害に目を光らせるべきである。」などとは決して言わない。むしろ、著者は、外国による日本文化の模倣は日本にとって好ましいかのようにすら考えているとも伺われる。
それはなぜだろうか。外国、特にハリウッドによる日本文化のパクリ(模倣)は、ほとんど「芸術的」と言ってもいいほど精密なものであるが、そのように隅々まで取り込まれた「日本文化」は、もはや「世界共通の財産」であり「世界共通の文化」となるからである。つまり、意図しているか否かにかかわりなく、日本製映画やアニメーション等の外国による模倣は、はからずも、日本文化の「ディフェクト・スタンダード」化を促進しているのである。したがって、知的所有権の保護強化が、日本の国際的競争力の復活を促進するなどという単純な結論にはなりえないのである。
本書は、近年の外国文化が、実は日本文化の模倣であることが少なくないことに溜飲を下げるような底の浅いものではなく、知的所有権戦略のあり方にも一石を投じるものであり、勿論読み物としても面白く、一級の現代文化芸術論となっている。
それにしても、本書で紹介される、スティーブ・ジョブス(現アップル・コンピュータCEO)のイッセイ・ミヤケ(三宅一生)の手による「黒い長袖のタートルネック」に対する偏愛ぶりには思わず笑ってしまう。
著者は、日本人の自国文化に対する愛情のなさを嘆き、厳しく叱責するが、と同時に、自信を失った日本及び日本人に対するエールを、時にユーモラスな文体で静かに語り続ける。
本書は、広く教養ある日本人に読まれるべきであるが、狭い永田町の椅子取りゲームに熱中している政治家諸氏にこそ必読の一冊と言うべきであろう。もっとも、彼らが著者の意図を正しく理解できるかどうかについては、悲観的にならざるを得ないところが、日本のお寒い現状を物語っている。
「模倣される日本」というと、日本の知的所有権戦略の遅れを指摘する、ありふれた内容を想像しがちである。確かに、本書においても、日本の各種分野における「才能」が、欧米において「消費」されていくことに警鐘がならされてはいる。
しかし、著者は、安易に「もっと著作権侵害に目を光らせるべきである。」などとは決して言わない。むしろ、著者は、外国による日本文化の模倣は日本にとって好ましいかのようにすら考えているとも伺われる。
それはなぜだろうか。外国、特にハリウッドによる日本文化のパクリ(模倣)は、ほとんど「芸術的」と言ってもいいほど精密なものであるが、そのように隅々まで取り込まれた「日本文化」は、もはや「世界共通の財産」であり「世界共通の文化」となるからである。つまり、意図しているか否かにかかわりなく、日本製映画やアニメーション等の外国による模倣は、はからずも、日本文化の「ディフェクト・スタンダード」化を促進しているのである。したがって、知的所有権の保護強化が、日本の国際的競争力の復活を促進するなどという単純な結論にはなりえないのである。
本書は、近年の外国文化が、実は日本文化の模倣であることが少なくないことに溜飲を下げるような底の浅いものではなく、知的所有権戦略のあり方にも一石を投じるものであり、勿論読み物としても面白く、一級の現代文化芸術論となっている。
それにしても、本書で紹介される、スティーブ・ジョブス(現アップル・コンピュータCEO)のイッセイ・ミヤケ(三宅一生)の手による「黒い長袖のタートルネック」に対する偏愛ぶりには思わず笑ってしまう。
著者は、日本人の自国文化に対する愛情のなさを嘆き、厳しく叱責するが、と同時に、自信を失った日本及び日本人に対するエールを、時にユーモラスな文体で静かに語り続ける。
本書は、広く教養ある日本人に読まれるべきであるが、狭い永田町の椅子取りゲームに熱中している政治家諸氏にこそ必読の一冊と言うべきであろう。もっとも、彼らが著者の意図を正しく理解できるかどうかについては、悲観的にならざるを得ないところが、日本のお寒い現状を物語っている。
2005年6月1日に日本でレビュー済み
前半はこれでもかこれでもかという具合に、日本のカルチャーで外国が取り入れているものを列記する。オラクルの会長ラリー・エリソンが桂離宮を模した自宅に住み、ビル・ゲイツがハローキティの権利を6000億円で買おうとしたなど、雑学的に面白い記述が豊富である。
また、生活の中にある美、質素さ、飽きのなさ、自然との共生など日本文化のよさを改めてこの本で再認識した部分もある。
ただし気にならないところも多い。
例えば、何代にも渡って着れる着物のよさを絶賛しているが、西洋だって洋服や食器などを大事にする人は何代にも渡って使う。洋服を大事にしないのは、日本人ではないか。この辺、文化ナショナリズム的になっていて、日本文明バンザイ!になっているような気がする。
また、筆者の価値観では、「模倣される日本」はよくて、「模倣する日本」はダメだというものが根底にあるようだ。しかしながら、それでは、文化帝国主義だ。グローバリズムのように文化が一つになる必要はないと思うが、模倣しつつ、模倣される文化というのがベターではないか。
ひとつ気になるのが、芸妓の岩崎峰子の引用回数の多さである。そればかりか、「日本の伝統文化の守護神」にまで祭りあげてしまった。よっぽどお気に入りなのですね。
また、生活の中にある美、質素さ、飽きのなさ、自然との共生など日本文化のよさを改めてこの本で再認識した部分もある。
ただし気にならないところも多い。
例えば、何代にも渡って着れる着物のよさを絶賛しているが、西洋だって洋服や食器などを大事にする人は何代にも渡って使う。洋服を大事にしないのは、日本人ではないか。この辺、文化ナショナリズム的になっていて、日本文明バンザイ!になっているような気がする。
また、筆者の価値観では、「模倣される日本」はよくて、「模倣する日本」はダメだというものが根底にあるようだ。しかしながら、それでは、文化帝国主義だ。グローバリズムのように文化が一つになる必要はないと思うが、模倣しつつ、模倣される文化というのがベターではないか。
ひとつ気になるのが、芸妓の岩崎峰子の引用回数の多さである。そればかりか、「日本の伝統文化の守護神」にまで祭りあげてしまった。よっぽどお気に入りなのですね。