「プレカリアート」で正しい問題提起をした著者ですが、本書ではそのようなワーキングプア問題を、著名人との対談形式で進めていきます。ところが、「お笑いのネタ」としてワーキングプア問題を語ろうとする人がいるなど、ここに出てくる対談者の質が悪く、問題の本質がぶれてしまった点が残念です。
台本もない、ラジオでの即興が元になっているので、仕方がないと言えばそうなんでしょうが、せっかくの重たいテーマがおちゃらけで薄まってしまっては、著者の意図する結論にはならないと思いました。
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雨宮処凛の「オ-ルニ-トニッポン」 (祥伝社新書 86) 新書 – 2007/9/5
雨宮 処凛
(編集)
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- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2007/9/5
- ISBN-104396110863
- ISBN-13978-4396110864
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2007/9/5)
- 発売日 : 2007/9/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 251ページ
- ISBN-10 : 4396110863
- ISBN-13 : 978-4396110864
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,693,326位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年11月4日に日本でレビュー済み
人から求められる「仕事」がないのは苦しいことです。
人から「仕事」を求められすぎることも苦しいことです。
後者を拒絶して生きる人たちの製作したインターネットラジオ番組が,本になりました。
時間があり,情報に対する鋭敏さが際立つニートな人たち。
バブルの頃なにも考えていなかったかのような若者よりは,格段に深い「話」の語り手です。
なぜ,社会の中に居場所が無いのかを丹念に探ります。その経過で社会の問題と真正面から向き合っていきました。
ついに得られた自分の考えの鼎談が本書です。
ロストジェネレーションのど真ん中で,布団から出られず体質的にはかなりニート寄りな私には,とても切実に感じられた本でした。
競争社会に乗っかってブイブイ言わすのもそれはそれでいい人生なのでしょうが,日々に紛れないで社会人も社会の「おかしさ」について考えて発言したら良いのではないかと思わされました。
人から「仕事」を求められすぎることも苦しいことです。
後者を拒絶して生きる人たちの製作したインターネットラジオ番組が,本になりました。
時間があり,情報に対する鋭敏さが際立つニートな人たち。
バブルの頃なにも考えていなかったかのような若者よりは,格段に深い「話」の語り手です。
なぜ,社会の中に居場所が無いのかを丹念に探ります。その経過で社会の問題と真正面から向き合っていきました。
ついに得られた自分の考えの鼎談が本書です。
ロストジェネレーションのど真ん中で,布団から出られず体質的にはかなりニート寄りな私には,とても切実に感じられた本でした。
競争社会に乗っかってブイブイ言わすのもそれはそれでいい人生なのでしょうが,日々に紛れないで社会人も社会の「おかしさ」について考えて発言したら良いのではないかと思わされました。
2007年10月3日に日本でレビュー済み
左翼っぽく書いてみたい。
大昔、日本の左翼は自らを解放し、後に世界を解放する主体であると自認していた。マルクス主義の階級闘争の後景に押しやられた在日中国人は、その主体の資格を問うた。マイノリティーを踏みつけにし、利用して闘争とやらに勝利する資格はあるのか、と。この告発によって、女性問題、民族問題、障害者問題などの階級闘争「外」の課題が新左翼を中心として俎上に登った。しかし、そこにおいてもなお、革命主体(主力)とされたものは、大企業本工や官公労に結集する組織労働者とされた。しかし、彼らは現在、「勝ち組」である。
現在の産業構造の変化により発生しているワーキングプア、フリーター、そしてニートはそれらの左翼の主力の基盤から零れ落ちている。彼らの声は左翼に届くことはなかった。そのことは、今、そこにある生活の危機よりも政治状況(改憲問題など)を優先させている彼らの機関紙を見れば明らかだ。このような左翼の状況について、この本は特に第四章で鋭く告発している。世間を騒がせた論座の赤木論文への福島みずほらへの批判は、左翼は必読に値すると思う。自らの課題の外にあるものはなきがごとく振舞う左翼。今も昔も本質的には変わらない。
そして「新しい世界」は、左翼的な政治革命なんぞより、文化・芸術をも孕んだ生活の問題として、社会革命こそ肝要なのだとこの本は訴える。生き方を読者一人一人に考えさせる本でもある。
大昔、日本の左翼は自らを解放し、後に世界を解放する主体であると自認していた。マルクス主義の階級闘争の後景に押しやられた在日中国人は、その主体の資格を問うた。マイノリティーを踏みつけにし、利用して闘争とやらに勝利する資格はあるのか、と。この告発によって、女性問題、民族問題、障害者問題などの階級闘争「外」の課題が新左翼を中心として俎上に登った。しかし、そこにおいてもなお、革命主体(主力)とされたものは、大企業本工や官公労に結集する組織労働者とされた。しかし、彼らは現在、「勝ち組」である。
現在の産業構造の変化により発生しているワーキングプア、フリーター、そしてニートはそれらの左翼の主力の基盤から零れ落ちている。彼らの声は左翼に届くことはなかった。そのことは、今、そこにある生活の危機よりも政治状況(改憲問題など)を優先させている彼らの機関紙を見れば明らかだ。このような左翼の状況について、この本は特に第四章で鋭く告発している。世間を騒がせた論座の赤木論文への福島みずほらへの批判は、左翼は必読に値すると思う。自らの課題の外にあるものはなきがごとく振舞う左翼。今も昔も本質的には変わらない。
そして「新しい世界」は、左翼的な政治革命なんぞより、文化・芸術をも孕んだ生活の問題として、社会革命こそ肝要なのだとこの本は訴える。生き方を読者一人一人に考えさせる本でもある。
2007年9月25日に日本でレビュー済み
ネットラジオ、「オールニートニッポン」(私は聴取したことがないので、URLは書かない)の傑作選と言ったところか。
変にまとまってなく、ライブ感覚で読めるのがよい。また、『生きさせろ』同様、現在若者といわれている人が置かれている深刻さも題材となっているので、ためになる内容だ。ただ、都合の良すぎる内容(全員がが以前の人のような安定した職場につくのは難しいとも思う)や、違和感のある内容(たとえば、p231)もあるので、星1つ減らして、星4つ。
変にまとまってなく、ライブ感覚で読めるのがよい。また、『生きさせろ』同様、現在若者といわれている人が置かれている深刻さも題材となっているので、ためになる内容だ。ただ、都合の良すぎる内容(全員がが以前の人のような安定した職場につくのは難しいとも思う)や、違和感のある内容(たとえば、p231)もあるので、星1つ減らして、星4つ。
2007年9月1日に日本でレビュー済み
この本に収録されている対談は昨年末から、今年半ばにかけてのもので、ごくごく最近のものであるにかかわらず、あとがきで雨宮氏自身が驚きをもって記されているように、この本が出版された現段階で既に、ネットラジオという片隅から世界の中心に躍り出ている。
あっというまに「難民」問題が「格差問題」の象徴として語られるようになるにつれ第一人者としての確固たる地位を固めた湯浅氏、グッドウィルユニオンを率い大規模訴訟を起こした梶屋氏、そして左派言論に激震を起こした赤木氏と…机上の空論ではなく現実にそして実践に根付いた活動家であられる彼らの言説こそがおそらく現代社会思想の最前線でもある。その語られるトーンは熱いものからクールなものまで差はあれ、戦う言説まさに弱者による宣戦布告として刮目して読むべし!
あっというまに「難民」問題が「格差問題」の象徴として語られるようになるにつれ第一人者としての確固たる地位を固めた湯浅氏、グッドウィルユニオンを率い大規模訴訟を起こした梶屋氏、そして左派言論に激震を起こした赤木氏と…机上の空論ではなく現実にそして実践に根付いた活動家であられる彼らの言説こそがおそらく現代社会思想の最前線でもある。その語られるトーンは熱いものからクールなものまで差はあれ、戦う言説まさに弱者による宣戦布告として刮目して読むべし!
2008年1月26日に日本でレビュー済み
前々から薄々感じてはいたのだが、ここまで明白に意識するともはやごまかせない。この手の「不幸せな人たち」の話を読むことが、「自分なんてまだマシな方だな〜」って気にさせてくれて、癒しにつながっている。この本なんてまさにその機能がフルに発揮される本だ。
でも一方で、現在の日本社会の仕組みに対する憤りは著者(&対談者達)と共有出来る。「まずは自民党を政権から引き摺り下ろすべき」とは強く思った。とりあえず今日の知事選には処凛ちゃん推薦の共産党候補に入れよーっと(^o^)/
でも一方で、現在の日本社会の仕組みに対する憤りは著者(&対談者達)と共有出来る。「まずは自民党を政権から引き摺り下ろすべき」とは強く思った。とりあえず今日の知事選には処凛ちゃん推薦の共産党候補に入れよーっと(^o^)/