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感情暴走社会-「心のムラ」と上手につきあう (祥伝社新書120) 新書 – 2008/7/25
和田 秀樹
(著)
少年だけでなく、老人も感情を抑えきれずに気持ちのままに暴走するのが、現代の特徴だ。日本人はなぜ感情を剥き出しにするようになったのだろうか。かつて日本人は、おくゆかしく、もの静かな民族だった。が今は、世界にもまれに見る「感情暴走」にあらゆる日本人が陥っている。
感情を上手にコントロールするのはどうしたらいいか。著者は専門の精神科医師としての全知識を導入して、具体的にアドバイスしてくれる。実は感情のコントロールは容易ではないのだが、行動はちょっとした心掛けしだいで抑制できることが明らかになっている。心で思っても行動に出さなければその場は収まる。この原則に基づいて、説得力のあるアドバイスが展開される。また、認知もコントロールが可能であることを証明し、感情に左右されない、成熟した人間関係の構築こそ成功へのパスポートであることを強調する。争いを避け、仕事の能率を上げ、周囲の人間とうまくやっていくには、感情をいかにコントロールするかにかかっているのだ。
感情を上手にコントロールするのはどうしたらいいか。著者は専門の精神科医師としての全知識を導入して、具体的にアドバイスしてくれる。実は感情のコントロールは容易ではないのだが、行動はちょっとした心掛けしだいで抑制できることが明らかになっている。心で思っても行動に出さなければその場は収まる。この原則に基づいて、説得力のあるアドバイスが展開される。また、認知もコントロールが可能であることを証明し、感情に左右されない、成熟した人間関係の構築こそ成功へのパスポートであることを強調する。争いを避け、仕事の能率を上げ、周囲の人間とうまくやっていくには、感情をいかにコントロールするかにかかっているのだ。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2008/7/25
- ISBN-104396111207
- ISBN-13978-4396111205
商品の説明
著者について
精神科医師・評論家。『大人のための勉強法』(PHP新書)の他、小社新書より『精神科医は信用できるか』『人は感情から老化する』などがある。社会の諸相を精神分析的手法によって解明する手腕には定評がある。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2008/7/25)
- 発売日 : 2008/7/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 4396111207
- ISBN-13 : 978-4396111205
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,488,579位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神 科医。国際医療福祉大学教授。ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。一橋大学国際公共政策大学院特任教授。川崎幸病院精神科顧問(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「できる!」と強く信じればあなたは9割成功している』(ISBN-10:4860813502)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高齢化社会の参考にさせていただきます。さらに研究していけたらいいですね。
2011年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
行動療法、認知行動療法などが、わかりやすく説明してある。中身はたいしたことではないのに、和田さんが書くと売れるのは不思議。タイトルの付け方とかうまい。読みやすく、わかりやすいというのが売れる理由なのだろう。ただ、同じことをいろんな本で書いているのは、大量生産している弊害だろう。口述筆記なのかもしれないが。読み物としては、良いだろう。
2011年3月2日に日本でレビュー済み
感情を剥き出しにすると、人間関係を壊し、仕事をダメにし、なにより自分を傷つけてしまう。では、感情をコントロールするにはどうしたらよいか――これが本書のテーマである。著者は精神科医の和田秀樹さん([...])。
著者は「感情が絡まないサービスは、すべてロボットで対応できる」(33ページ)と言う。感情が絡まない仕事は、いずれロボットに取って代わられるというのだ。だから、どんな仕事であっても感情をコントロールする必要性が生まれる。
しかし、「現実には、感情を直接コントロールすることはまずできないと考えていただいたほうがいい」(47ページ)と、読者を突き放す。その代わり「行動をコントロールすることは可能であり、行動をコントロールすることによって、間接的に感情をコントロールすることは不可能なことではない」と指摘する。
行動をコントロールする具体的な方法として、賞罰、複眼思考、食事など、さまざまなアドバイスが並ぶ。
ストレスフルな社会で感情のコントロールに悩んでいる方は、どれか1つでも実行してみると良いと思う。
著者は「感情が絡まないサービスは、すべてロボットで対応できる」(33ページ)と言う。感情が絡まない仕事は、いずれロボットに取って代わられるというのだ。だから、どんな仕事であっても感情をコントロールする必要性が生まれる。
しかし、「現実には、感情を直接コントロールすることはまずできないと考えていただいたほうがいい」(47ページ)と、読者を突き放す。その代わり「行動をコントロールすることは可能であり、行動をコントロールすることによって、間接的に感情をコントロールすることは不可能なことではない」と指摘する。
行動をコントロールする具体的な方法として、賞罰、複眼思考、食事など、さまざまなアドバイスが並ぶ。
ストレスフルな社会で感情のコントロールに悩んでいる方は、どれか1つでも実行してみると良いと思う。
2008年8月16日に日本でレビュー済み
昨今、企業も官庁も新規採用者に求めるものは「コミュニケーション能力」と「ストレス耐性」である。ことに、とかくバッシングの対象となりがちな官庁は「ストレス耐性能力の高い」人材を切望している。評者は「ストレス耐性」や「コミュニケーション能力」というものが測定可能な恒常的「能力」かどうかは疑問に思っているが、組織がそういう人材を渇望する事情はよくわかる。今日、対外折衝を上手に行うためにも、組織内の士気を保つためにも、「人の気持ちがわかり」「自分の感情を統御できる」ことが極めて重要だからだ。
このような人材ニーズの「知能より人柄」へのシフトは、現代において筆者のいう「感情労働」の比重が高まってきていることが明らかに反映している。今日、「心のムラと上手につきあう」ことは、仕事をうまくやっていく上で死活的に重要となっているのだ。ことに、繊細な接客マナーを文化として高度に発達させてきた我が国において、「人の感情を逆撫でしない」ということの価値は極端に高い。それが良いのか悪いのかはおいておくとしても、日本が「感情労働化社会」の世界最先端を走っていることは間違いない。
本書は、そういう社会に生きる我々に「感情コントロールのコツ」を伝授してくれる指南書である。内容は具体的で示唆に富む。なにせ冒頭に提示される第一原則が「感情そのものはコントロールできない。コントロールできるのは行動だけだ」というものなのである!
一見逆説的に聞こえるが、精神医療の理論と臨床経験を踏まえた筆者のガイダンスは傾聴に値する。
ストレス社会を生きる我々にとって大いに役立つ本と考える。
このような人材ニーズの「知能より人柄」へのシフトは、現代において筆者のいう「感情労働」の比重が高まってきていることが明らかに反映している。今日、「心のムラと上手につきあう」ことは、仕事をうまくやっていく上で死活的に重要となっているのだ。ことに、繊細な接客マナーを文化として高度に発達させてきた我が国において、「人の感情を逆撫でしない」ということの価値は極端に高い。それが良いのか悪いのかはおいておくとしても、日本が「感情労働化社会」の世界最先端を走っていることは間違いない。
本書は、そういう社会に生きる我々に「感情コントロールのコツ」を伝授してくれる指南書である。内容は具体的で示唆に富む。なにせ冒頭に提示される第一原則が「感情そのものはコントロールできない。コントロールできるのは行動だけだ」というものなのである!
一見逆説的に聞こえるが、精神医療の理論と臨床経験を踏まえた筆者のガイダンスは傾聴に値する。
ストレス社会を生きる我々にとって大いに役立つ本と考える。
2019年7月29日に日本でレビュー済み
精神科医である著者が昨今の感情暴走『情動のハイジャック』現象について、何故こうした現象が多発しているのかの解説と、こうした感情暴走を如何にしたら抑止できるのかを解説している。
感情は動物脳により制御されているので咄嗟の感情を抑制するのはある程度の訓練が必要であるが、感情に伴って生じる行為自体は前頭葉で制御しているので、感情自体を制御するよりも容易に制御することが可能である。
精神疾患は同一の患者でも毎回同一の対応が良いと言うことはなく、患者自身に思っていることをすべて吐き出させる方法や、患者が改善すべき点を事細かに解説する方法、親友などに話を聞いてもらい共感をして貰うことで感情を和らげる方法など様々な方法がある。
感情を抑制するのではなく、感情を上手に吐き出すことで感情を管理することができるが、喜哀楽は普通に表現してもいいが、怒は周囲の影響があるため環境を考えながら発散方法を考える必要があると解説している。
感情は動物脳により制御されているので咄嗟の感情を抑制するのはある程度の訓練が必要であるが、感情に伴って生じる行為自体は前頭葉で制御しているので、感情自体を制御するよりも容易に制御することが可能である。
精神疾患は同一の患者でも毎回同一の対応が良いと言うことはなく、患者自身に思っていることをすべて吐き出させる方法や、患者が改善すべき点を事細かに解説する方法、親友などに話を聞いてもらい共感をして貰うことで感情を和らげる方法など様々な方法がある。
感情を抑制するのではなく、感情を上手に吐き出すことで感情を管理することができるが、喜哀楽は普通に表現してもいいが、怒は周囲の影響があるため環境を考えながら発散方法を考える必要があると解説している。
2008年8月15日に日本でレビュー済み
失敗した時に感情ではなく、行動そのものを捉え、行動によって気分を変えていくというアドバイスは落ち込みやすい自分には参考になった。
2009年10月8日に日本でレビュー済み
タイトルは仰々しいですが、社会で感情的にならないための提案が分かり易く書かれており、
とても読み易かったです。
特に「自分の感情をコントロールすることはできないが、
自分の行動をコントロールして間接的に感情に影響をあたえることはできる」(うろ覚え)ちうくだりはなるほどなあ、と思いました。
おもしろかった。
参考になりました。
とても読み易かったです。
特に「自分の感情をコントロールすることはできないが、
自分の行動をコントロールして間接的に感情に影響をあたえることはできる」(うろ覚え)ちうくだりはなるほどなあ、と思いました。
おもしろかった。
参考になりました。