鬼平犯科帳、剣客商売と池上正太郎先生の作品が大好きです。
物語の中で女性の存在は切っても切れないものです。鬼平犯科帳の同心兎が
暇さえ開けば女性に色目、昔を覗いてみたく購入しました。なるほどと物語が別の見方ができそうです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
江戸の下半身事情 (祥伝社新書 127) 新書 – 2008/9/26
永井 義男
(著)
■ 現代日本人にも通じる江戸市民の「性愛感覚」
江戸は、前近代的な政治システムと重苦しい世間体に支配された街だった。
日々ある夜の生活も不自由極まりない。
ゆえに過剰ともいえる性風俗の繁栄がもたらされる結果となる。
かのシーボルトが品川宿で目撃したのは、
位の高い御仁が白昼堂々と娼家に出入りする姿だった。
「まるでコーヒーでも飲みにいくかのように!」と驚嘆しながら、彼は記した。
現代日本の男たちが、風俗産業に対してさほど後ろめたい感情を持ち合わせていないのも、
やはりそうした江戸の遺伝子が作用しているからなのだろうか。
本書では、江戸の下半身にまつわる諸事情をざっと案内したが、
シーボルトのように驚くか、思わず同感するかは、読者個々の判断に委ねよう。
■ 国語の授業では教えてくれない「江戸語」が満載?
「割床(わりどこ)」 「飯盛(めしもり)」 「鳥屋(とや)」
「腎張(じんばり)」 「精進(しょうじん)落とし」 「出合(であい)茶屋」
「陰間(かげま)」 「新下り」 「下湯(しもゆ)」
■ この句の意味を理解できてこそ、あなたは江戸通です!
「板橋と聞いてむかひは二人へり」
「品川の客ににんべんのあるとなし」
■ 江戸の「性」事件は現代以上!
・主人の相手をしたくない妾がとった行動とは?
・弟子(といっても男色相手)と妾が心中してしまった。そのとき茶人のひとこと。
・豆腐屋の前で馬に陰茎を喰いちぎられた男、彼はその陰茎をどうしたか?
・僧侶は女犯(にょぼん)を禁じられている。が、遊女と遊びたい。さてどうするか?
江戸は、前近代的な政治システムと重苦しい世間体に支配された街だった。
日々ある夜の生活も不自由極まりない。
ゆえに過剰ともいえる性風俗の繁栄がもたらされる結果となる。
かのシーボルトが品川宿で目撃したのは、
位の高い御仁が白昼堂々と娼家に出入りする姿だった。
「まるでコーヒーでも飲みにいくかのように!」と驚嘆しながら、彼は記した。
現代日本の男たちが、風俗産業に対してさほど後ろめたい感情を持ち合わせていないのも、
やはりそうした江戸の遺伝子が作用しているからなのだろうか。
本書では、江戸の下半身にまつわる諸事情をざっと案内したが、
シーボルトのように驚くか、思わず同感するかは、読者個々の判断に委ねよう。
■ 国語の授業では教えてくれない「江戸語」が満載?
「割床(わりどこ)」 「飯盛(めしもり)」 「鳥屋(とや)」
「腎張(じんばり)」 「精進(しょうじん)落とし」 「出合(であい)茶屋」
「陰間(かげま)」 「新下り」 「下湯(しもゆ)」
■ この句の意味を理解できてこそ、あなたは江戸通です!
「板橋と聞いてむかひは二人へり」
「品川の客ににんべんのあるとなし」
■ 江戸の「性」事件は現代以上!
・主人の相手をしたくない妾がとった行動とは?
・弟子(といっても男色相手)と妾が心中してしまった。そのとき茶人のひとこと。
・豆腐屋の前で馬に陰茎を喰いちぎられた男、彼はその陰茎をどうしたか?
・僧侶は女犯(にょぼん)を禁じられている。が、遊女と遊びたい。さてどうするか?
- 本の長さ204ページ
- 出版社祥伝社
- 発売日2008/9/26
- ISBN-104396111274
- ISBN-13978-4396111274
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
永井義男 ながい・よしお
一九四九年生まれ。東京外国語大学卒業。作家。
一九九七年、『算学奇人伝』で第六回開高健賞受賞。
豊富な史料に裏打ちされた時代小説に定評がある。
著書に、『影の剣法』『辻斬り始末』『示現流始末』
『将軍と木乃伊』『戯作者滝沢馬琴 天保謎解き帳』『図説吉原入門』など。
一九四九年生まれ。東京外国語大学卒業。作家。
一九九七年、『算学奇人伝』で第六回開高健賞受賞。
豊富な史料に裏打ちされた時代小説に定評がある。
著書に、『影の剣法』『辻斬り始末』『示現流始末』
『将軍と木乃伊』『戯作者滝沢馬琴 天保謎解き帳』『図説吉原入門』など。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2008/9/26)
- 発売日 : 2008/9/26
- 新書 : 204ページ
- ISBN-10 : 4396111274
- ISBN-13 : 978-4396111274
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,162位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の帯に「割床・廻し・腎張・月役七日・鉄棒曳・新下り・菊座・
出合茶屋・陰間・岡場所・飯盛・口入屋・鳥屋・素見・伏玉・呼出し・
精進落とし・切見世・下湯・内済… 全部わかった人は立派な「ヘンタイ」です」
と書いてあるのですが、これだけでどんな本かは大体予想が付くと思います。
遊郭や岡場所に関する知識は勿論、陰間に関する資料も数ページに跨っているので、
女郎と比較したいけど良い資料がない…という方にもオススメです。
また、この著者の本は大変読みやすく、実際にあった話を織り交ぜているので、
昔はこうだった、ではなく実際に江戸の町を見ているような気分になれるのが良い点です。
本の内容に引き込まれるといいますか。
少しでも気になった方はお手に取ってみることをお勧めします。
出合茶屋・陰間・岡場所・飯盛・口入屋・鳥屋・素見・伏玉・呼出し・
精進落とし・切見世・下湯・内済… 全部わかった人は立派な「ヘンタイ」です」
と書いてあるのですが、これだけでどんな本かは大体予想が付くと思います。
遊郭や岡場所に関する知識は勿論、陰間に関する資料も数ページに跨っているので、
女郎と比較したいけど良い資料がない…という方にもオススメです。
また、この著者の本は大変読みやすく、実際にあった話を織り交ぜているので、
昔はこうだった、ではなく実際に江戸の町を見ているような気分になれるのが良い点です。
本の内容に引き込まれるといいますか。
少しでも気になった方はお手に取ってみることをお勧めします。
2018年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間の世界は、いつの世も同じです。そんな感想でした。他には特にありません。
2014年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
重要なところに蛍光ペンで線を引いていったら、本中が真っ黄色になっていましました。
江戸時代の性関係の雑学が、一通り学べるようになっています。
たとえば時代小説で、「岡場所」という単語はよく出てきますが、実際にどこにあったのかは、知りませんでした。
それが、この本では、詳細に説明されていて、岡場所の多かった深川などは、地図まで載っています。
時代小説の好きな人には、たまらない本です。お勧めします。
江戸時代の性関係の雑学が、一通り学べるようになっています。
たとえば時代小説で、「岡場所」という単語はよく出てきますが、実際にどこにあったのかは、知りませんでした。
それが、この本では、詳細に説明されていて、岡場所の多かった深川などは、地図まで載っています。
時代小説の好きな人には、たまらない本です。お勧めします。
2017年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書はこれまで余り注目されて来なかった題材に付いて、平易な文章で纏めた物である。記述は読みやすく、また面白い。ただ1点気になる点を挙げるとすれば、学術論文では無いので別に気にする事では無いと言えばそうなのだが、資料を豊富に引用しながらも、一部事実と筆者の認識が混同されている箇所が存在する事である。まあ、面白い読み物としては特に問題無いのだが。
2013年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
末尾40余の江戸期の参考文献中性愛がらみの談を引用(そのままで現代語訳してない部分もありますが歌舞伎のセリフ並みでわかります)または要約し、著者短評を加えた書。各談のテーマはなか見!検索の目次でたいてい察しはつくと思います。たまに当時の語(鉄棒曳、割床、引札、腎張・・・)が表題に使用されているのは?かもしれませんが、読んでのお楽しみということで。第一章はいたすについての障害要因と対処法です。障害は住宅構造、秘密の厳守、妊娠、貞節規範、精力のアンバランス、月経などで例えば住宅構造は見せびらかしてよがったり出歯亀のヘンタイにはお江戸は天国です。第二章は売春総論です。後章でみるように公許の営業もあることもあり、売春婦は(芸者、妾と同様あるいは下女よりアッパーな)りっぱな職業です。あと価格、客層などですが、主たる供給源は人身売買、過重労働と性病に苦しむ日々だったようです。第三章は各論になります。公許と無免許営業場所それらの立地理由・ランク(天保の改革前の位置図付き)、店外デート、個人営業、男色専科、ストリップショーと何でもありで、近代の西洋起源のタブーはありません。第四章「性」の事件簿は現代のタブロイド新聞、週刊誌などでみるような記事ですが、身分制(大名・武士と町人)、大奥、僧侶の女犯戒、縁談は愛情でなく算盤がからむものがあるのがいかにも江戸発です。読んだからどうということはありませんが、車中の暇つぶしにはよろしいでしょう。
2016年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かった!いやらしい感じではなくさっぱりと書いているので、希望通りでした。
もう少し詳しくてもいいかとは思いましたが、出典を見て自分で調べてみようかと思います。
もう少し詳しくてもいいかとは思いましたが、出典を見て自分で調べてみようかと思います。
2010年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすく、実際の江戸のエピソードを織り交ぜての解釈で面白い。