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欲張りで懲りないアメリカ人 (祥伝社新書166) (祥伝社新書 166) 新書 – 2009/7/28
「借りるほうも借りるほうなら、貸すほうも貸すほうである」、そこには、サギ、デタラメ、ウソが充満している。できるだけ、多くの人にマイホームを所有させようとした挙句、破産しても、1年後にはまたローンを組むことができるという、とんでもないことが横行した。彼らには、反省、我慢、恥ずかしい、などという観念はもちあわせていない。アメリカ型消費資本主義など、けっして真似してはいけない。
- ISBN-104396111665
- ISBN-13978-4396111663
- 出版社祥伝社
- 発売日2009/7/28
- 言語日本語
- 本の長さ208ページ
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商品の説明
著者からのコメント
アメリカのサブプライム問題や金融危機に関しては、日本でも多くの専門家や一般人がさまざまな分析を行い、行き過ぎた資本主義、米連邦政府の金利政策などが構造的、政策的要因として指摘されている。
私はアメリカで複数の賃貸物件を所有し、自己管理しており、日本在住の日本人が知り得もしないようなアメリカ庶民と日々、接触している。彼らを通じてアメリカ庶民の生身の生活を目のあたりにするうちに、なぜアメリカでサブプライム問題が起こったのか、社会的、文化的背景が見えてきた。
それは「身の丈以上の生活」「消費・借金中毒」「今、得すればいい、今が楽しければそれでいい」「悪いのは自分じゃない」「我慢はイヤ」などに特徴づけられる。こうしたアメリカ庶民の生活スタイル、考え方、価値観などからして、サブプライム問題は起こるべくして起こったといえるだろう。
本書では、不動産投資家としての私のバブル体験を交えながら、不動産投資現場から見たサブプライムローンのからくりを検証するとともに、大家業を通じて見た、サブプライム問題、金融危機を引き起こしたアメリカ人の思考体質を探った。
著者について
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2009/7/28)
- 発売日 : 2009/7/28
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4396111665
- ISBN-13 : 978-4396111663
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,908,375位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 919位祥伝社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
大学卒業後、日米企業勤務を経て渡米。米企業勤務後、日本企業の米国現地法人立ち上げ。MBA取得後、独立。16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業。その後、投資家として活躍。在米27年。
20年以上の国際ビジネス経験を基に、「海外のビジネス現場で使われている生の表現」をモットーとし、教科書英語や日本語英語ではない国際舞台で通じる英語表現を紹介。言葉と文化は切り離せないので、できる限り文化背景も解説。
『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』(ジャパンタイムズ)『英語でもっとSNS! どんどん書き込む英語表現』(語研)新発売! 『図解 アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ』(あさ出版刊) 『プレゼンの英語』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ) 好評発売中!
Twitter(英語) @TweetinEng グーグル+: 有元美津世 Facebookページ: 有元美津世
『英文履歴書の書き方Ver2.0』(17刷)(Ver1.0 23刷) 『面接の英語』『英文ビジネスeメール実例集 Ver.2.0』(ジャパンタイムズ)などロングセラー多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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意外であったのが、米国市民は日本人と同様にリストラのストレスを感じるという事と、戦前に育った世代が借金を好ましいものとみていなかった(つまり米国民も本来は正常な感覚の持ち主であった)という事の二つ。
憎まれっ子世にはばかる(強欲は善とする)一部の人が他の大多数を退けて支配するのが当たり前になり、それに気付けず反抗することのない市民は夢と自由で飼いならされるだけ。
これを読むと、このアメリカという国が本当に怖くなってきます。
時々思ってしまう。
本当によい人も多かったのに、一部感覚のおかしい連中が増えてきている。
私も長年アメリカに住んでいたのだが、飛行機の中でコーヒーを隣の30台くらいのビジネスマン風のお兄ちゃんにこぼされたことがある。
俺はいままでこんなドジをしたことが無かったのに、なんてこった。
自分のドジさ加減ばかり責めて、決して謝ろうとはしない。
おー、おれはなんてStupedなんだ。なんてこった。。。。。。
世界中さがしてもこんな国民はアメリカ人だけだろう。
ヨーロッパ人だって、南米人、アジア人だって、まずはあやまるだろう。
昔はこんな国ではなかったはずだと思っていたのだが、クリーニング代だせ!と言おうかと思ったが、しまいにはあほらしくなって、そんな気もうせてしまった。
本当によい人もいるんだけどね、変なのが増えてくるとおかしくなるんだろうね。
タイトルは過激だが、これは金融危機を発端に翻弄される人間の自我を鋭く突いた書である。しかし著者は現在の市場や経済を否定しているのではなく、古きよき時代を提唱しているものでもない。
経済成長の裏側に潜む、借金まみれ=「欲張りで懲りない」アメリカ人の実態をこのように丸裸にすることで、日本人に地に足をつけた行動、つまり自己責任のあり方を問うているのではないだろうか。
アメリカ人と仕事する機会が多々あるのですが、これまで「なぜ?」と思っていたことに解答を得たような気がします。
ただ私の世代(1970年代生まれ)以降にはアメリカナイズされた金銭感覚の人が増えているように思います。「アメリカ人は見栄っ張りだなぁ」とか「彼らは欲が深いなぁ」とか言ってる場合ではなく、自分たちのことを見つめなおさなければならないのだろうと再認識させられました。日本政府もアメリカの政治のやり方に影響を受けているので、最後に頼れるのは自己判断力です。誰のせいにでもできませんから、しっかり知識、良識は身に付けたいものです。