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退職金貧乏 定年後の「お金」の話(祥伝社新書) (祥伝社新書 390) 新書 – 2014/11/4
塚崎 公義
(著)
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あなたの老後、大丈夫ですか?
定年になり退職金を得ても、多くの人がいつのまにか減らしてしまうのが現実です。
本書は、そんな投資の知識に乏しい人がインフレ時代にいかにして退職金を守るか、その方法を示したものです。
提示したマニュアルどおりに資金を動かせば、適切な資産運用が可能になる、言うならば〝守りのマニュアル〟です。
大切な〝虎の子〟である退職金を失って、老後の生活に困らないために――まずはページを開いて下さい。
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大切な〝虎の子〟である退職金を失って、老後の生活に困らないために――まずはページを開いて下さい。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2014/11/4
- ISBN-104396113900
- ISBN-13978-4396113902
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商品の説明
著者について
塚崎公義(つかさき きみよし)
久留米大学商学部教授。
東京都生まれ。1981年、東京大学法学部卒業。日本興業銀行(現・みずほ銀行)入行後、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にてMBAを取得。同行調査部主任部員(課長待遇)、
財団法人国際金融情報センター調査企画部長などを経て2005年、退職して久留米大学へ。
著書に『よくわかる日本経済入門』(朝日新書)、
『なぜ、バブルは繰り返されるか?』(祥伝社新書)などがある。
久留米大学商学部教授。
東京都生まれ。1981年、東京大学法学部卒業。日本興業銀行(現・みずほ銀行)入行後、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にてMBAを取得。同行調査部主任部員(課長待遇)、
財団法人国際金融情報センター調査企画部長などを経て2005年、退職して久留米大学へ。
著書に『よくわかる日本経済入門』(朝日新書)、
『なぜ、バブルは繰り返されるか?』(祥伝社新書)などがある。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2014/11/4)
- 発売日 : 2014/11/4
- 言語 : 日本語
- 新書 : 232ページ
- ISBN-10 : 4396113900
- ISBN-13 : 978-4396113902
- Amazon 売れ筋ランキング: - 635,986位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 549位祥伝社新書
- - 1,397位一般・投資読み物 (本)
- - 61,101位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっとタイトルと中味との解離が気になるが、「サラリーマン卒業入門書」としてのアドバイスは素人にも理解しやすく、親切でした。評価は、所謂「可」ってヤツかなー。
2016年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
退職金を上手に運用して、老後の長生きリスク、インフレリスクに対処するマニュアルを提示しています。
当座の生活費としての銀行預金以外を物価連動国債、変動金利型国債、株式市場連動型ETF、外貨建て商品にアセットアロケーションすることを奨めています。
さらに60歳時での住宅ローン等負債の完済、60歳から65歳まで雇用で頑張り、年金を70歳以降に繰り下げ支給することで42%増額、さらにマクロ経済スライドの目減り分を補うために個人年金の終身年金(逓増型)を奨めています。 著者自身がリタイア年齢をこれから迎えるので、切実かつ防衛的に書いています。 楽しいリタイア生活のイメージとはやや異なります。
わたし自身も再来年にリタイア年齢を迎えます。
老後の生活は月々に入るフィクストインカムをどのように確保するかが重要だと思います。
幸い若いときに加入した全労済の個人年金終身・逓増型を夫婦でもらえるということで、マクロ経済スライドの目減り分をなんとか補っていることに気付いて安堵しています。
外貨建て商品の中でも本命は米国債です。 今後米国債10年物の金利が上がるようであれば選択肢にしたいと考えています。 これからの円安リスクを予想すると、金融資産における円とUSDの分散は50:50でもいいかなと個人的には思っています。
さらに今後の金融抑圧リスク、増税リスクも想定すれば、その対応として、もし条件的に可能ならMM2Hビザ取得も考えてみてはいかがでしょうか。
本書以外に参考になる本として、田村正之著「老後貧乏にならないためのお金の法則」、林 敬一著「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」をお薦めします。
当座の生活費としての銀行預金以外を物価連動国債、変動金利型国債、株式市場連動型ETF、外貨建て商品にアセットアロケーションすることを奨めています。
さらに60歳時での住宅ローン等負債の完済、60歳から65歳まで雇用で頑張り、年金を70歳以降に繰り下げ支給することで42%増額、さらにマクロ経済スライドの目減り分を補うために個人年金の終身年金(逓増型)を奨めています。 著者自身がリタイア年齢をこれから迎えるので、切実かつ防衛的に書いています。 楽しいリタイア生活のイメージとはやや異なります。
わたし自身も再来年にリタイア年齢を迎えます。
老後の生活は月々に入るフィクストインカムをどのように確保するかが重要だと思います。
幸い若いときに加入した全労済の個人年金終身・逓増型を夫婦でもらえるということで、マクロ経済スライドの目減り分をなんとか補っていることに気付いて安堵しています。
外貨建て商品の中でも本命は米国債です。 今後米国債10年物の金利が上がるようであれば選択肢にしたいと考えています。 これからの円安リスクを予想すると、金融資産における円とUSDの分散は50:50でもいいかなと個人的には思っています。
さらに今後の金融抑圧リスク、増税リスクも想定すれば、その対応として、もし条件的に可能ならMM2Hビザ取得も考えてみてはいかがでしょうか。
本書以外に参考になる本として、田村正之著「老後貧乏にならないためのお金の法則」、林 敬一著「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」をお薦めします。
2022年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は金融機関(興銀)→財団法人国際金融情報センター→久留米大学という経歴。これは見る人がみれば、グレードダウンの転職であることが分かるはず。そんな人が書いた本だということをまず理解すべき。書いてある内容は初歩的な内容だが、基本的な日本語力がおかしいので、誤解を招きかねない文章が散見される。「老後のお金」は不安材料だから、こういう本が売れるのかもしれないが、書かれている対処法はあまりに非現実的。事例として挙げられたケースも「専業主婦と稼ぎ手の夫」という組み合わせしか想定していないし、子どもも「長男、次男」である。(どうして、「第一子、第二子」と書けないのか?おそらく頭の中が「男デファクトスタンダード」になっているのだろう)読んでいて違和感バリバリ。昭和の遺物を見た感じがした。老後対策本なら他にもっとまともな本が沢山ある。何もこれを読む必要はない。買って馬鹿を見た。
2015年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書店で見かけて買いそびれたのでアマゾンで買いました。思ったよりも早く到着してよかった。3月末で退職だけど、もう少し早く読めばよかった。
2015年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ターゲットを明確にしての論説。私自身はこれまでに株券購入については経験のない初心者です。
経済について偏った知識を持っていたこと、それについての納得できる方向転換のきっかけを促してくれました。
そして、今後迎える老後に備えについて、良い覚悟を持つことが出来ました。
経済について偏った知識を持っていたこと、それについての納得できる方向転換のきっかけを促してくれました。
そして、今後迎える老後に備えについて、良い覚悟を持つことが出来ました。
2014年12月10日に日本でレビュー済み
60才でリタイヤ、61才の今は年金(報酬比例部分)を貰ってます。
この本のメーンターゲットは50才代の方ですが、自分の場合どうかと思い
読んでみました。なお、アマゾンでは配送が遅いので他所から購入。
既に年金生活に入っているので、最初の部分は大幅にカットして読み進め
ました。そこで感じたのは、著者が過度に「長生きリスク」を恐れている事
でした。長生きするリスクは当然ありますが、男性で80才越える長命の方は
かなり少ないです。女性ではそこそこいると思いますが、…。
著者が勧めている方策の中で自分が勧められないのは、「公的年金の
繰り下げ受給」についてです。これで厚生年金を70才まで繰り下げ受給する
ために退職金を取り崩す方策でした。これを行うと虎の子の現金が減少し、
70才では厚生年金と少なめの現預金となります。また、69才までに夫が
亡くなると満額貰う前に遺族年金で金額が減少する可能性があります。
これは配偶者にとってはキツいことと思います。普通通り年金受給し、現預金
もそこそこ保有していることで、色々なリスクに満遍なく対応出来るのではと
思いました。
※夫婦共稼ぎの場合、妻が厚生年金を戴けるので、その場合は65才年金
受給の方がリッチな生活が出来ると思います。
※健康寿命というのがあり、男性は70才くらいです。
この本のメーンターゲットは50才代の方ですが、自分の場合どうかと思い
読んでみました。なお、アマゾンでは配送が遅いので他所から購入。
既に年金生活に入っているので、最初の部分は大幅にカットして読み進め
ました。そこで感じたのは、著者が過度に「長生きリスク」を恐れている事
でした。長生きするリスクは当然ありますが、男性で80才越える長命の方は
かなり少ないです。女性ではそこそこいると思いますが、…。
著者が勧めている方策の中で自分が勧められないのは、「公的年金の
繰り下げ受給」についてです。これで厚生年金を70才まで繰り下げ受給する
ために退職金を取り崩す方策でした。これを行うと虎の子の現金が減少し、
70才では厚生年金と少なめの現預金となります。また、69才までに夫が
亡くなると満額貰う前に遺族年金で金額が減少する可能性があります。
これは配偶者にとってはキツいことと思います。普通通り年金受給し、現預金
もそこそこ保有していることで、色々なリスクに満遍なく対応出来るのではと
思いました。
※夫婦共稼ぎの場合、妻が厚生年金を戴けるので、その場合は65才年金
受給の方がリッチな生活が出来ると思います。
※健康寿命というのがあり、男性は70才くらいです。
2015年2月22日に日本でレビュー済み
2015年4月頃から同名の 「正義の味方」 というReviewer名が見られることから 誤解を避ける為にも私は 「正義の味方」 から 「元祖正義の味方」 に改名する。 管理者Amazonさんは、reviewer名は新規登録時に重複がないよう、チェックする機能を加えるべきであろう。 (2015年9月追記)
60歳で退職金を貰い、65歳まで嘱託再雇用、そして完全リタイアーという人生設計に、私の経験では50歳〜60歳の間に自助努力で蓄財に励むことが重要だ。 しかし今まで手にしたことのない退職金の額、これをどうしようかと迷う子羊の福音書になれば良いが、本書では難しい。
「退職金は、借金の返済があるが、その他に年金の早期受取りを我慢する為の生活費に使うこと」(p.29)として、年金受給年齢を 「70歳」 にする選択を勧めている。 退職金で住宅ローンの残債を完済して、その後の無収入を預金取り崩しで補えば、70歳の割増厚生年金を受給する頃は、蓄えは無い状態だ。 退職金を早期に生活費に使ったら「退職金貧乏」当たり前だ。 この著者は「無収入の65歳〜70歳の5年間で1,800万円使え」と。 最初から「ウッ??」だ。
「家計調査」で70歳以上の無職世帯の平均支出は、26万円強だと言う。 固定費は常に負担が多く、26万円でつましい生活は実際には無理だ。 つまり何か特別の支出があれば、直ぐに崩れることになる。 著者は1,500万円+予備200万円=1,700万円あれば老後は大丈夫と言う。 とんでもない。 甘過ぎる。 思わぬ出費、リフォーム、修理、電気製品買い替え、自動車維持、老人用施設等々を考えれば、不安な惨めな老後人生を送るだろう。
60歳の時点で 「自宅と現金」で2,400万円あるとしている。 しかし自宅を含めてなら金額が少な過ぎる。 とんだ記述ミスだ。 65歳まで嘱託再雇用、年金受給は遅らせて70歳にする、 65歳〜70歳は無収入、 その間に生活費として1,800万円を取崩す、これでは駄目だ。 そして70歳時点で資産は600万円という惨めな計画にしている。 しかも600万円に自宅の評価額が入るなら、現金はない勘定だ。
(1) 60歳〜65歳は再雇用(p.126)であり、収入は激減だろう。当然に預金を取り崩すが、それはこのキャッシュフロー上に反映されていない。
(2) 資産は70歳の時点でたったの600万円(p.128)とは情けない。 しかも預金が60万円のみ、 国債、投信に540万円だ。 10%=変動金利型国債、10%=物価連動国債、10%=普通預金と定期預金、35%=日本株(ETF)、35%=外債(MMF、米国債、外国株ETF)。 70歳、80歳の爺さんがインフレ対策にここまで必要か? ハイパ−インフレ到来より先にあの世に逝ってしまう。 残された婆さんや遺族が面倒になるだけだ。
(3) 70歳まで厚生年金を我慢して、42%増額して、82歳まで生きれば損しない(p.134)、と言う。 全ての爺さんが80歳代まで生きるだろうか。 それまでに蓄財が努力不足だ。 もしも企業年金があるなら、解説数字に算入しないと意味が無い。
(4) 夫が死んでも、配偶者はローンを返済済み、遺族厚生年金を受け取れるから安心だ(p.130)、と言う。 非常に甘い考えの著者だ。 この著者は遺族厚生年金で生活が出来ると思っているのだろうか。 本書では触れていないが企業年金も企業によって違うものの、本人が死んだら終わりだろう。 その際に配偶者は非常に困ることになる。 災害で家が壊れればもう破産状態だ。
日本の不景気、株価が下落、日本の金利下げ、ドル高円安、大災害による日本経済壊滅的打撃、激しいインフレ等々を並べたて、兎に角「外貨預金」、「外貨建てMMF」、「米国債」、「外国株」、 特に通貨なら米ドル、ユーロ、 米国債かドイツ国債だと叫ぶ。 本書の目指す運用は、長生きのリスクに備える、インフレのリスクに備えるとのこと。 しかし円預金を数十万円〜数百万円程度で、残りの大半を外貨にしてどうするんだ? 現在は世界の何処で何が起こるか分からない。 米国、ギリシャ、ロシア、EC、何処かで何かが起きれば、世界中の銀行・金融システムが立ち行かなくなる。 外貨による細かい分散ポートフォリオなどは私には無意味に映る。 何れも失敗して、どれも目減りするからだ。
最後に現役時代の蓄財で、最も速く効果的な「私のアイディア」を紹介しよう。 遠距離の転勤、例えば国内なら札幌、博多、その他何処でも、或いは海外勤務(当然に危険地域は除く)、その機会を断らないことだ。 持ち家は他人に貸す。 但し町の不動産屋経由ではなく、企業の借り上げ社宅として扱う専門不動産屋で、上場企業の社員に貸す。 契約はその企業(人事・総務)だ。 賃貸借のトラブルはない。 良い賃料で貸せる。 その家賃収入のお蔭で、住宅ローンの期日前返済が面白い様に進んだ。 全ての人が取れる策ではないが、遠距離転勤はあり得る。 海外転勤も滞在国の年金は日本との社会保障協定があれば受給出来る。 厚生年金、企業年金に加えて、今年から米国年金が受給になるから有り難い。
60歳で退職金を貰い、65歳まで嘱託再雇用、そして完全リタイアーという人生設計に、私の経験では50歳〜60歳の間に自助努力で蓄財に励むことが重要だ。 しかし今まで手にしたことのない退職金の額、これをどうしようかと迷う子羊の福音書になれば良いが、本書では難しい。
「退職金は、借金の返済があるが、その他に年金の早期受取りを我慢する為の生活費に使うこと」(p.29)として、年金受給年齢を 「70歳」 にする選択を勧めている。 退職金で住宅ローンの残債を完済して、その後の無収入を預金取り崩しで補えば、70歳の割増厚生年金を受給する頃は、蓄えは無い状態だ。 退職金を早期に生活費に使ったら「退職金貧乏」当たり前だ。 この著者は「無収入の65歳〜70歳の5年間で1,800万円使え」と。 最初から「ウッ??」だ。
「家計調査」で70歳以上の無職世帯の平均支出は、26万円強だと言う。 固定費は常に負担が多く、26万円でつましい生活は実際には無理だ。 つまり何か特別の支出があれば、直ぐに崩れることになる。 著者は1,500万円+予備200万円=1,700万円あれば老後は大丈夫と言う。 とんでもない。 甘過ぎる。 思わぬ出費、リフォーム、修理、電気製品買い替え、自動車維持、老人用施設等々を考えれば、不安な惨めな老後人生を送るだろう。
60歳の時点で 「自宅と現金」で2,400万円あるとしている。 しかし自宅を含めてなら金額が少な過ぎる。 とんだ記述ミスだ。 65歳まで嘱託再雇用、年金受給は遅らせて70歳にする、 65歳〜70歳は無収入、 その間に生活費として1,800万円を取崩す、これでは駄目だ。 そして70歳時点で資産は600万円という惨めな計画にしている。 しかも600万円に自宅の評価額が入るなら、現金はない勘定だ。
(1) 60歳〜65歳は再雇用(p.126)であり、収入は激減だろう。当然に預金を取り崩すが、それはこのキャッシュフロー上に反映されていない。
(2) 資産は70歳の時点でたったの600万円(p.128)とは情けない。 しかも預金が60万円のみ、 国債、投信に540万円だ。 10%=変動金利型国債、10%=物価連動国債、10%=普通預金と定期預金、35%=日本株(ETF)、35%=外債(MMF、米国債、外国株ETF)。 70歳、80歳の爺さんがインフレ対策にここまで必要か? ハイパ−インフレ到来より先にあの世に逝ってしまう。 残された婆さんや遺族が面倒になるだけだ。
(3) 70歳まで厚生年金を我慢して、42%増額して、82歳まで生きれば損しない(p.134)、と言う。 全ての爺さんが80歳代まで生きるだろうか。 それまでに蓄財が努力不足だ。 もしも企業年金があるなら、解説数字に算入しないと意味が無い。
(4) 夫が死んでも、配偶者はローンを返済済み、遺族厚生年金を受け取れるから安心だ(p.130)、と言う。 非常に甘い考えの著者だ。 この著者は遺族厚生年金で生活が出来ると思っているのだろうか。 本書では触れていないが企業年金も企業によって違うものの、本人が死んだら終わりだろう。 その際に配偶者は非常に困ることになる。 災害で家が壊れればもう破産状態だ。
日本の不景気、株価が下落、日本の金利下げ、ドル高円安、大災害による日本経済壊滅的打撃、激しいインフレ等々を並べたて、兎に角「外貨預金」、「外貨建てMMF」、「米国債」、「外国株」、 特に通貨なら米ドル、ユーロ、 米国債かドイツ国債だと叫ぶ。 本書の目指す運用は、長生きのリスクに備える、インフレのリスクに備えるとのこと。 しかし円預金を数十万円〜数百万円程度で、残りの大半を外貨にしてどうするんだ? 現在は世界の何処で何が起こるか分からない。 米国、ギリシャ、ロシア、EC、何処かで何かが起きれば、世界中の銀行・金融システムが立ち行かなくなる。 外貨による細かい分散ポートフォリオなどは私には無意味に映る。 何れも失敗して、どれも目減りするからだ。
最後に現役時代の蓄財で、最も速く効果的な「私のアイディア」を紹介しよう。 遠距離の転勤、例えば国内なら札幌、博多、その他何処でも、或いは海外勤務(当然に危険地域は除く)、その機会を断らないことだ。 持ち家は他人に貸す。 但し町の不動産屋経由ではなく、企業の借り上げ社宅として扱う専門不動産屋で、上場企業の社員に貸す。 契約はその企業(人事・総務)だ。 賃貸借のトラブルはない。 良い賃料で貸せる。 その家賃収入のお蔭で、住宅ローンの期日前返済が面白い様に進んだ。 全ての人が取れる策ではないが、遠距離転勤はあり得る。 海外転勤も滞在国の年金は日本との社会保障協定があれば受給出来る。 厚生年金、企業年金に加えて、今年から米国年金が受給になるから有り難い。
2015年1月24日に日本でレビュー済み
読者のターゲットは、50歳から70歳ぐらいの投資の初心者だろう。「長生きして、その間にインフレになって、大切な蓄えが底をつく」、そういうリスクにいかに備えるかについて書かれた本。
インフレのリスクに備えようとアドバイスするものの、その一方で「日本政府は破産しないが、激しいインフレやドル高の可能性はある」「年金制度は破綻しない。目減りはするかもしれないが、過度な心配は無用」というように非常にまっとうな持論を展開する。
また、「毎月分配型投資信託、高金利通貨などへの投資は避ける」「賃貸用不動産への投資は避ける」「投資は、シンプルで分かりやすいものにする」などのコメントは、非常に的確である。
その上で、著者は70歳時点で目指すべき資産構成を次のように示す。
●金融資産の10%は銀行預金。その過半は小口に分けた自動継続型定期預金で、普通預金は少額。
●金融資産の10%は変動金利型国債。
●金融資産の10%は物価連動国債。
●金融資産の35%を日本株(JPX日経400連動型ETF)
●金融資産の35%を外貨。そのうち、外貨建てMMFまたは米国債が半分、外国株ETFが半分。
読者にとっては、金融資産をいくらぐらい持っているかで類別した上で具体的な資産構成パターンを示している点が有り難い。文章も平易で分かりやすい。
嘘も誇張もない、安心してお勧めできる一冊である。
インフレのリスクに備えようとアドバイスするものの、その一方で「日本政府は破産しないが、激しいインフレやドル高の可能性はある」「年金制度は破綻しない。目減りはするかもしれないが、過度な心配は無用」というように非常にまっとうな持論を展開する。
また、「毎月分配型投資信託、高金利通貨などへの投資は避ける」「賃貸用不動産への投資は避ける」「投資は、シンプルで分かりやすいものにする」などのコメントは、非常に的確である。
その上で、著者は70歳時点で目指すべき資産構成を次のように示す。
●金融資産の10%は銀行預金。その過半は小口に分けた自動継続型定期預金で、普通預金は少額。
●金融資産の10%は変動金利型国債。
●金融資産の10%は物価連動国債。
●金融資産の35%を日本株(JPX日経400連動型ETF)
●金融資産の35%を外貨。そのうち、外貨建てMMFまたは米国債が半分、外国株ETFが半分。
読者にとっては、金融資産をいくらぐらい持っているかで類別した上で具体的な資産構成パターンを示している点が有り難い。文章も平易で分かりやすい。
嘘も誇張もない、安心してお勧めできる一冊である。