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君の望む死に方 (ノン・ノベル 845) 新書 – 2008/3/1

3.9 5つ星のうち3.9 56個の評価

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購入オプションとあわせ買い

私は君に殺されることにしたよ
しかも殺人犯にはしない──。
死を告知された男が選んだ自らの最期。
周到な計画は、一人の女性の出現によって齟齬(そご)をきたしはじめた
膵臓ガンで余命6ヶ月──
〈生きているうちにしか出来ないことは何か〉
死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則(ひなたさだのり)は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。
殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で──。
幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調(ととの)った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬(そご)をきたしはじめた……。
<著者のことば>
推理小説とは、事件発生と解決を描いた読み物です。その事件が「起きるまで」を丁寧(ていねい)に書こうと思いました。実際に書いてみると被害者も、犯人も、探偵も、みんなそれぞれに努力していることがよくわかりました。あなたは、誰に共感してくださるでしょうか?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 祥伝社 (2008/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4396208456
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4396208455
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 56個の評価

著者について

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石持 浅海
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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56グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年8月2日に日本でレビュー済み
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元々石持浅海さんの小説が好きで、扉は閉ざされたままを読んでシリーズの続きが読みたくなり購入しました。また碓氷優佳の推理に感動し、続きを読みたくなる内容でした。
このシリーズは中々近くの書店で売っていないのでネットにあってよかったです。
2012年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余命宣告を受けた会社社長が、敵(かたき)に殺される形で復讐を遂げさせてあげたいといろいろと画策するお話です。昔の時代劇にありそう。
倒述・クローズドサークル形式で書かれており、探偵役は「扉は閉ざされたまま」と同じく碓氷優桂です。

相変わらず凝った設定で、普通のお話とは違う展開です。
こういう設定ってどうなんだろうと読み進めていくと、だんだんと「え」「ないわー」が蓄積されていくのも前作と同じです。

それでも、前作よりも楽しめました。
序盤〜中盤までは面白いので、ラストの辺りを「はいはいそうだよねー」くらいで読み流すのがいいと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月25日に日本でレビュー済み
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特にありません。
2023年4月21日に日本でレビュー済み
ネタバレを含む可能性があるため気になる方は飛ばして欲しい。。

この著者の作品が1番好きだ。
中でもこの作品が私は好きだ。
再読してなお面白い一級品のミステリーだと思う。

これは本当に犯人が分かっている倒叙ミステリーなのだろうか?
探偵の謎解きには賛否あるのは分かるが、本書はそこじゃないと思う。

叙述トリックが感動した。

犯人も被害者も分からないミステリーを私は他に知らない。
2008年4月16日に日本でレビュー済み
『扉は開かれたまま』に続く小説。
探偵役が同じというのも、
この作家にしては、珍しいパターンみたい。

ある優良中小企業会社社長が末期ガンと診断される。
彼は死ぬ前に遣り残したことがある。
彼に恨みを持つ男の復讐を遂げさせること、
つまり、自分を殺させること、
しかも、完全犯罪によって。

殺す男と、
殺される男。
会社の保養所における小さな研修会。
限られた人間だけの集まり。
最後のチャンス。
お互いが、完全犯罪のための準備をはじめる。
しかしそこには、
驚くべき観察眼と推理力、洞察力を持った探偵役の女がいた。
彼女により、
次々と完全犯罪の準備が壊されていく。
彼女は何が起こるのか、感づいているのだろうか?
さまざまな思惑が交錯するなか、
研修会は進んでいく・・・。

状況設定や、
ドラマなど、
なかなかこっていて、おもしろい。
気になるところといえば、
お互いの動機が、
いまいち、説得力がないかな、
ということと、
探偵役が鋭すぎる!
ていうところかな。

予断ですが、
前作同様、
wowowのドラマがあります。
これから、観よっかな。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月5日に日本でレビュー済み
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「扉は閉ざされたまま」を読んだあと、シリーズということでこの作品を購入し、続けて読んでみた感想は、前作より面白くなかった、というのが正直なところ。
一般的にシリーズものは第1作が一番面白いと言われるが(本も映画も)、まさにそんな感じである。まあ、期待値が付加される分、2作目以降にハンディがあるのは明白ではあるが、それを乗り越えないとシリーズとしてリリースする意味がないと思う。もちろん極論ではあるが。
私はシリーズ化と聞いて、勝手に医学的倫理を軸として展開するものかと思い込んだ。第1作は「ドナーとしての倫理観」、2作目はそのタイトルから「尊厳死の倫理」なのかな、って勝手に予想して読み始めたが、実は全く違っていた。そのギャップが落胆へとつながった点も否めない。
確かに作者のミステリーへの新たな挑戦としては評価できそうだが、今回は読後感がイマイチ。その一つの要因に、探偵役のキャラが合わない点がある。やはり、倒叙風な作品に出てくる探偵(役)は、コロンボや古畑のようなネチネチした濃いキャラが似合うと思う。優佳がシリーズを引っ張るには魅力不足、という感は拭えない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月28日に日本でレビュー済み
この設定は珍しい。
詳しくは述べないが、この設定こそ著者が書きたかったことだろう。
そしてこのロジックは、まさにミステリだ。

倒叙ミステリというスタイルの作品だが、キーとなる二人の人物の視点でストーリーが展開する。
それに絡むのは彼女である。
しかも本作のラストもまた、彼女らしいというかなんというかだ。

登場人物が少ないし、結末が気になって、とにかくページをめくる。
リーダビリティも高い。
ただ、ドラマ化が予定されていたのか、かなりドラマ化を意識した描写とストーリーがあちこちにある。
評価が低い人は、そこらあたりが気に入らないのかもしれない。
しかし、私は好きだ。
彼女のキャラクターもロジックも。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年6月18日に日本でレビュー済み
サラリーマン作家のためか、会社員やその思考の描写にとても現実感があります。兼業作家とはすごいことですが。

ラストは評価が分かれるところでしょう。私としては、あそこまで探偵役が謎を解き明かしたのだから、ベストの解決策を仕込んでから退場してほしかったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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