1.切裂きジャックの日記
2.ナチ戦犯生存スクープの顛末
3.ケネディ暗殺の真犯人
4.「悪魔の棲む家」の真相
5.ハワード・ヒューズの偽自伝と遺言
取り上げられているのは以上の5件の捏造事件なので、これで「世界史」はちょっと大げさな題名だと思う。
それでも、件数が少ない分、一つ一つの事件への掘り下げ方は、結構しつこくて面白い。
どの事件も、捏造が行われ、それがばれて終わり、ではない。
話にさらに尾ひれがついてどんどん発展していき、最後には永遠のネタと化し、後日談は現在でも終わることなく続いている。
副題には「人はなぜ騙されるのか」とあるが、本書はどちらかというと騙す側の事情を掘り下げている。
だから「人はなぜ騙すのか」としたほうが正しい。
全体的に何となく茶化すような文章なのと、わりとどうでもいいこと(当事者と筆者の電話のやりとりなど)にまで結構なページを割いているのが気になるが、そこを割り引いても読み応えのある本だった。
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捏造の世界史 (祥伝社黄金文庫 お 17-1) 文庫 – 2008/4/11
奥菜 秀次
(著)
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購入オプションとあわせ買い
人は、文字が手書きの頃からでっち上げを行なってきた。ワープロ、パソコンソフトと進化を遂げ、昨今のメールやネットの掲示板に変わっても、捏造は一種の文化として存続している。
自ら騙されることを望むお人好しは、いつの世にも現れる。こんな話があったらいい、という世人の願望につけこみ、贋作者はいろいろな話を作り上げる。
本書には捏造史上の有名ケース五つを取り上げた。捏造の仕掛け、手口の基本パターンがほぼ網羅されている。彼らの偽造は、結局露見し、彼らの人生にさまざまな余波を生じた。結局ばれるにしても、世に嘘話は尽きそうもない。 (「まえがき」より)
ケネディ暗殺、ナチスの残党、ハワード・ヒューズ…
騙すヤツが悪いのか。騙されるのが愚かなのか
歴史を騒がせた5大偽造事件、その全貌が明らかに!
自ら騙されることを望むお人好しは、いつの世にも現れる。こんな話があったらいい、という世人の願望につけこみ、贋作者はいろいろな話を作り上げる。
本書には捏造史上の有名ケース五つを取り上げた。捏造の仕掛け、手口の基本パターンがほぼ網羅されている。彼らの偽造は、結局露見し、彼らの人生にさまざまな余波を生じた。結局ばれるにしても、世に嘘話は尽きそうもない。 (「まえがき」より)
ケネディ暗殺、ナチスの残党、ハワード・ヒューズ…
騙すヤツが悪いのか。騙されるのが愚かなのか
歴史を騒がせた5大偽造事件、その全貌が明らかに!
- 本の長さ392ページ
- 出版社祥伝社
- 発売日2008/4/11
- ISBN-104396314558
- ISBN-13978-4396314552
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商品の説明
著者について
奥菜秀次――1963年、埼玉県出身。アメリカ現代史研究家。膨大な文献と独自の人脈に裏打ちされた著作は、ジャーナリズムに大きな波紋を与えている。
本書は、歴史上特に有名な5つの捏造事件に注目し、偽造する側の手口とされる側の心理を、それぞれ詳細に描いている。
著書に、『落合信彦 破局への道』『陰謀論の罠』など、多数。
本書は、歴史上特に有名な5つの捏造事件に注目し、偽造する側の手口とされる側の心理を、それぞれ詳細に描いている。
著書に、『落合信彦 破局への道』『陰謀論の罠』など、多数。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2008/4/11)
- 発売日 : 2008/4/11
- 文庫 : 392ページ
- ISBN-10 : 4396314558
- ISBN-13 : 978-4396314552
- Amazon 売れ筋ランキング: - 887,202位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
石屋貴浩
Amazonで購入
後述する目次の列記を見れば、本書の内容はある程度わかると思いますが、
とにかく全編爆笑必至の傑作であることは疑いないでしょう。
著者の奥菜秀次氏が、事件の関係者に直接インタビューを行って、<なんでこんなことになったのか?>にまで
ちゃんと肉薄しているので、その<なぜ?>の核心部分をちゃんと明かしているのが、まず凄いです。
ですが、何といってもそれ以上に、<爆笑必至>と評したように、
とにかく怪しい連中をこれでもかと取り上げているのが、本当に面白すぎます。
・
たとえば、「第三章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか」。
ケネディ暗殺の「疑惑」を解明すると宣言した、テレビ朝日と日本テレビのバラエティ番組(!)を詳しく紹介。
こんな番組を3回(!!)も制作したテレ朝と日テレの頭の中身が心配になってしまいますが、
「だが、所詮『アメリカ政府の陰謀を暴く』ことができるわけもなく、番組は21世紀版『川口探検隊』にすぎなかった」ようで、
まぁ、バラエティ番組ですからね。
そして、その3回の番組のうち、2回にまで出演した鳥越俊太郎氏が、本当に本当に面白すぎます。
2回目のときには、
「『スタジオ入りして初めて見たのでキューザック・ファイルのことなどは知りませんでした。
事実と異なるのであれば、制作した側は何らかの形で訂正しなければならないでしょう』」と、つまり、<俺は関係ない>と発言。
3回目では、
「『全く知りませんでした。ファイルズの話は筋が通っていましたし、全体の検証もおかしなところはないと思った。
でも、テープの件(極秘でもなんでもなく、すでに市販されていたことなど)が事実であれば、
言うとおりのこと(視聴者へのミスリード)になると思います』」と、つまり、<いや、俺も騙されていたんだ>と発言。
最後に著者の奥菜氏は、鳥越氏をこう評します。
「鳥越も不運な男だが、二度あることは三度あると言う。また似たようなことがあれば
彼も『インチキ番組ゲストのグランドスラム達成だーいっ』と開き直るしかあるまい」
こんな怪しい連中がケネディ事件に未だに多いものだから、
当のアメリカでは「パロディー新聞『オニオン』」が、「ケネディ暗殺を一面でこう報じ」る始末。
・
「CIA、マフィア、カストロ、ジョンソン、チームスター(トラック運転手の労組)、フリーメーソンの手によりケネディ大統領暗殺さる!
大統領は43方向から129回撃たれた!
テキサス州ダラス発--------ダラスのダウンタウンをパレード中のケネディ大統領が、
CIA、ジアンカーナの犯罪組織、フィデル・カストロ、ジョンソン副大統領、フリーメーソン、チームスター労働組合の手下たちに撃たれた。
目撃者によれば、ケネディのリムジンがデイリープラザにさしかかった時、
大統領は頭部、胸部、腹部、両腕、両腿、両手、両足、背面そして顔面を銃撃されたという。
射撃は中部標準時間午後零時半に始まり、零時43分まで続いた。
ダラス警察は43人の容疑者を連行した。
報告されたところでは、ジアンカーナの犯罪組織メンバーがグラシー・ノール近くから撃ち、
CIAエージェントがパレード・ルートの少し脇のオフィス・ビルから撃ち、キューバ人がデイリープラザを見下ろす歩道橋から撃ち、
ジミー・ホッファのために活動するエリート狙撃部隊がオーク木に登って撃ち、『単独犯』がテキサス教科書倉庫ビルから撃ち、
『ケネディがもてるのに嫉妬した夫たちの協会』員がパレード・ルート沿いの歩道の13ヶ所から撃ち、
ジョンソンに雇われたヒットマンがリムジンが過ぎたところを格子から撃ち、
知事コナリーがリムジンの中から大統領の喉をコンバットナイフで掻き切ったという。
致命傷を負った大統領は近くのパークランド病院に急送された。
ジョンソンの配下にあった医師団が手術を行い、中部標準時間午後2時18分、彼らは大統領の死亡を宣告した」
・
・・・こんな話が、本書には山ほど収録されています。
以下に目次を記すので、参考になれば。
・
まえがき
第一章 誰が切り裂きジャック日記を書いたのか
「オレが切り裂きジャックだ」・・・メイブリックの告白 疑問1・切り裂きジャックは不精者だったのか
疑問2・どうしてジャックは日記をスクラップ・ブックに書き、半分破り捨てたのか
疑問3・ジャックが残した血文字と遺体の傷は、メイブリックのイニシャルだったのか 疑問4・日記にはジャック以外知らない秘密が書いてあったのか
疑問5・科学的検証は日記がいつ書かれたと判定したのか 疑問6・「歴史的日記」の贋作例と今回の「発見」の類似
事の顛末・・・日記発見者バレッドの自白とグリフォン社の開き直り 味気なき最新のリッパロロジー
・
第二章 ヒトラー副官、マルチン・ボルマンは生きていたのか
「ヒトラー副官は生きていた!」・・・世界を震撼させたスクープ 昭和初期にデビューし、ヘミングウェイと並んで同じ雑誌にも寄稿した伝説的人物
ボルマン失踪の謎 ボルマン生存記の世界的反響 あまりに多いナチス逃亡の実例 誤認逮捕と妄想話のオンパレードだったナチス探索
ボルマンを巡るトンデモ情報の数々 「私は教師だ、ボルマンじゃない!」「書類はデッチアゲだ!」、早くも出てきたダウト ファラゴ反撃、『余波』
ファラゴ、梯子を外される 編集者の語る内幕 インチキ話の実例に堕した「世紀のスクープ」 ファラゴ・ストーリーの完全終焉
「本当のことを半分くらいは書いてある本」 息子ジョン語る父「ラシー」・ファラゴの実像
・
第三章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか
ケネディ暗殺を「ネタ」にする日本のテレビ 番組が誇った「世界初の試み」の実態 採用却下された証拠を使ったフェイク
偽造書類と知りつつ「スクープ」を喧伝 続々名乗り出る「犯人」たち わけのわからない犯人「オズワルド」と一枚岩ではなかったウォレン委員会
映画「JFK」の原作候補だった告発「私の亡父がCIAの命令でケネディを撃った」 日本でも話題になった米ジャーナリストの「スクープ」
綻(ほころ)び始めたフェイク 詳細な分析に耐えられない「世紀の告発」 いかにして陰謀ならぬ陰謀話は創造されたか
「都市伝説」をスクープとして掲載する判断力の欠如 「三日天下」「竜頭蛇尾」と化した「歴史的スクープ」
死後、妻子と「暗殺産業」に翻弄された哀れな男 かくて暗殺産業は存続し、人々の心中に新たなる「陰謀」は生まれ続ける
暗殺研究家らの仲間割れ
長い追記・・・愚行は繰り返された
正にデジャヴとはこのこと 世界の狭さを実感 拷問か恐怖体験か、の2時間 見えていた自称暗殺犯の実態と、見えてきた番組の実態
「羅生門」と化した番組の実態 デジャヴに始まりデジャヴに終わる
・
第四章 悪魔の棲む家には誰が住んでいたの?・・・怪談話の顛末
「悪魔の棲む家」の怪 創作(でっちあげ)が判明し始める過程 素人でも指摘できる矛盾 現場検証で見えてきたアラ
クロマティ家の災難、仲間割れを始めた関係者、創作の過程、相次ぐ暴露と訴訟合戦
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」・・・あまりに情けない悪霊の正体 『改訂版』と化したペーパーブック 商売は続くよ、どこまでも
ことはジョージの金策から始まった・・・全ての真相を語った女 かくて欺瞞は繰り返された ロナルド・デフォーの実像 笑うロザンネ・カプラン
ロザンネ・カプランが語るアメリカ民間伝承 ペンパルは殺人鬼 映画主演俳優が語った「秘話」 オキナの住む家・・・本当の話
・
第五章 ハワード・ヒューズの数奇な生涯・・・贋作者二人の明暗
牛乳ビンに放尿するレオナルド・ディカプリオ あまりにも奇怪な人物だったヒューズ ヒューズ、その隠された私生活 自伝偽造事件の顛末
ニクソン政権さえ揺るがす自伝騒ぎ ネバたのおとぎ話 「フー・イズ・ダマー?」 単純でなかった裁判の内幕
ヒューズ、人生最大の勝負、大統領を買収せよ! 「アビエーター」が「暴いた」ウォーターゲート事件の動機 ニクソンのトラウマ
人生の終わりに 勝ち組アーヴィングの栄光 アーヴィング、自らをかく語りき 負け組ダマーの闘病 「私は彼を信じる」
「何も話したくありません」 ダマーの行為は歴史を変えた?
引用・参考資料 あとがき
・
・・・以上。
本書は白黒ですが写真も豊富なので、<怪しい物>や<怪しい人>を見るという楽しみもあるのですが、
何度も言うように、<陰謀論に取り憑かれた人たち>が、死ぬほど面白すぎます。
「歴史を捏造しようとした男たちの、あまりにも波乱に富んだ人生」を、楽しく読める一冊です。
むっちゃ面白いので、死ぬほどオススメです。
このレビューが参考になれば幸いです。 (*^ω^*)
とにかく全編爆笑必至の傑作であることは疑いないでしょう。
著者の奥菜秀次氏が、事件の関係者に直接インタビューを行って、<なんでこんなことになったのか?>にまで
ちゃんと肉薄しているので、その<なぜ?>の核心部分をちゃんと明かしているのが、まず凄いです。
ですが、何といってもそれ以上に、<爆笑必至>と評したように、
とにかく怪しい連中をこれでもかと取り上げているのが、本当に面白すぎます。
・
たとえば、「第三章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか」。
ケネディ暗殺の「疑惑」を解明すると宣言した、テレビ朝日と日本テレビのバラエティ番組(!)を詳しく紹介。
こんな番組を3回(!!)も制作したテレ朝と日テレの頭の中身が心配になってしまいますが、
「だが、所詮『アメリカ政府の陰謀を暴く』ことができるわけもなく、番組は21世紀版『川口探検隊』にすぎなかった」ようで、
まぁ、バラエティ番組ですからね。
そして、その3回の番組のうち、2回にまで出演した鳥越俊太郎氏が、本当に本当に面白すぎます。
2回目のときには、
「『スタジオ入りして初めて見たのでキューザック・ファイルのことなどは知りませんでした。
事実と異なるのであれば、制作した側は何らかの形で訂正しなければならないでしょう』」と、つまり、<俺は関係ない>と発言。
3回目では、
「『全く知りませんでした。ファイルズの話は筋が通っていましたし、全体の検証もおかしなところはないと思った。
でも、テープの件(極秘でもなんでもなく、すでに市販されていたことなど)が事実であれば、
言うとおりのこと(視聴者へのミスリード)になると思います』」と、つまり、<いや、俺も騙されていたんだ>と発言。
最後に著者の奥菜氏は、鳥越氏をこう評します。
「鳥越も不運な男だが、二度あることは三度あると言う。また似たようなことがあれば
彼も『インチキ番組ゲストのグランドスラム達成だーいっ』と開き直るしかあるまい」
こんな怪しい連中がケネディ事件に未だに多いものだから、
当のアメリカでは「パロディー新聞『オニオン』」が、「ケネディ暗殺を一面でこう報じ」る始末。
・
「CIA、マフィア、カストロ、ジョンソン、チームスター(トラック運転手の労組)、フリーメーソンの手によりケネディ大統領暗殺さる!
大統領は43方向から129回撃たれた!
テキサス州ダラス発--------ダラスのダウンタウンをパレード中のケネディ大統領が、
CIA、ジアンカーナの犯罪組織、フィデル・カストロ、ジョンソン副大統領、フリーメーソン、チームスター労働組合の手下たちに撃たれた。
目撃者によれば、ケネディのリムジンがデイリープラザにさしかかった時、
大統領は頭部、胸部、腹部、両腕、両腿、両手、両足、背面そして顔面を銃撃されたという。
射撃は中部標準時間午後零時半に始まり、零時43分まで続いた。
ダラス警察は43人の容疑者を連行した。
報告されたところでは、ジアンカーナの犯罪組織メンバーがグラシー・ノール近くから撃ち、
CIAエージェントがパレード・ルートの少し脇のオフィス・ビルから撃ち、キューバ人がデイリープラザを見下ろす歩道橋から撃ち、
ジミー・ホッファのために活動するエリート狙撃部隊がオーク木に登って撃ち、『単独犯』がテキサス教科書倉庫ビルから撃ち、
『ケネディがもてるのに嫉妬した夫たちの協会』員がパレード・ルート沿いの歩道の13ヶ所から撃ち、
ジョンソンに雇われたヒットマンがリムジンが過ぎたところを格子から撃ち、
知事コナリーがリムジンの中から大統領の喉をコンバットナイフで掻き切ったという。
致命傷を負った大統領は近くのパークランド病院に急送された。
ジョンソンの配下にあった医師団が手術を行い、中部標準時間午後2時18分、彼らは大統領の死亡を宣告した」
・
・・・こんな話が、本書には山ほど収録されています。
以下に目次を記すので、参考になれば。
・
まえがき
第一章 誰が切り裂きジャック日記を書いたのか
「オレが切り裂きジャックだ」・・・メイブリックの告白 疑問1・切り裂きジャックは不精者だったのか
疑問2・どうしてジャックは日記をスクラップ・ブックに書き、半分破り捨てたのか
疑問3・ジャックが残した血文字と遺体の傷は、メイブリックのイニシャルだったのか 疑問4・日記にはジャック以外知らない秘密が書いてあったのか
疑問5・科学的検証は日記がいつ書かれたと判定したのか 疑問6・「歴史的日記」の贋作例と今回の「発見」の類似
事の顛末・・・日記発見者バレッドの自白とグリフォン社の開き直り 味気なき最新のリッパロロジー
・
第二章 ヒトラー副官、マルチン・ボルマンは生きていたのか
「ヒトラー副官は生きていた!」・・・世界を震撼させたスクープ 昭和初期にデビューし、ヘミングウェイと並んで同じ雑誌にも寄稿した伝説的人物
ボルマン失踪の謎 ボルマン生存記の世界的反響 あまりに多いナチス逃亡の実例 誤認逮捕と妄想話のオンパレードだったナチス探索
ボルマンを巡るトンデモ情報の数々 「私は教師だ、ボルマンじゃない!」「書類はデッチアゲだ!」、早くも出てきたダウト ファラゴ反撃、『余波』
ファラゴ、梯子を外される 編集者の語る内幕 インチキ話の実例に堕した「世紀のスクープ」 ファラゴ・ストーリーの完全終焉
「本当のことを半分くらいは書いてある本」 息子ジョン語る父「ラシー」・ファラゴの実像
・
第三章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか
ケネディ暗殺を「ネタ」にする日本のテレビ 番組が誇った「世界初の試み」の実態 採用却下された証拠を使ったフェイク
偽造書類と知りつつ「スクープ」を喧伝 続々名乗り出る「犯人」たち わけのわからない犯人「オズワルド」と一枚岩ではなかったウォレン委員会
映画「JFK」の原作候補だった告発「私の亡父がCIAの命令でケネディを撃った」 日本でも話題になった米ジャーナリストの「スクープ」
綻(ほころ)び始めたフェイク 詳細な分析に耐えられない「世紀の告発」 いかにして陰謀ならぬ陰謀話は創造されたか
「都市伝説」をスクープとして掲載する判断力の欠如 「三日天下」「竜頭蛇尾」と化した「歴史的スクープ」
死後、妻子と「暗殺産業」に翻弄された哀れな男 かくて暗殺産業は存続し、人々の心中に新たなる「陰謀」は生まれ続ける
暗殺研究家らの仲間割れ
長い追記・・・愚行は繰り返された
正にデジャヴとはこのこと 世界の狭さを実感 拷問か恐怖体験か、の2時間 見えていた自称暗殺犯の実態と、見えてきた番組の実態
「羅生門」と化した番組の実態 デジャヴに始まりデジャヴに終わる
・
第四章 悪魔の棲む家には誰が住んでいたの?・・・怪談話の顛末
「悪魔の棲む家」の怪 創作(でっちあげ)が判明し始める過程 素人でも指摘できる矛盾 現場検証で見えてきたアラ
クロマティ家の災難、仲間割れを始めた関係者、創作の過程、相次ぐ暴露と訴訟合戦
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」・・・あまりに情けない悪霊の正体 『改訂版』と化したペーパーブック 商売は続くよ、どこまでも
ことはジョージの金策から始まった・・・全ての真相を語った女 かくて欺瞞は繰り返された ロナルド・デフォーの実像 笑うロザンネ・カプラン
ロザンネ・カプランが語るアメリカ民間伝承 ペンパルは殺人鬼 映画主演俳優が語った「秘話」 オキナの住む家・・・本当の話
・
第五章 ハワード・ヒューズの数奇な生涯・・・贋作者二人の明暗
牛乳ビンに放尿するレオナルド・ディカプリオ あまりにも奇怪な人物だったヒューズ ヒューズ、その隠された私生活 自伝偽造事件の顛末
ニクソン政権さえ揺るがす自伝騒ぎ ネバたのおとぎ話 「フー・イズ・ダマー?」 単純でなかった裁判の内幕
ヒューズ、人生最大の勝負、大統領を買収せよ! 「アビエーター」が「暴いた」ウォーターゲート事件の動機 ニクソンのトラウマ
人生の終わりに 勝ち組アーヴィングの栄光 アーヴィング、自らをかく語りき 負け組ダマーの闘病 「私は彼を信じる」
「何も話したくありません」 ダマーの行為は歴史を変えた?
引用・参考資料 あとがき
・
・・・以上。
本書は白黒ですが写真も豊富なので、<怪しい物>や<怪しい人>を見るという楽しみもあるのですが、
何度も言うように、<陰謀論に取り憑かれた人たち>が、死ぬほど面白すぎます。
「歴史を捏造しようとした男たちの、あまりにも波乱に富んだ人生」を、楽しく読める一冊です。
むっちゃ面白いので、死ぬほどオススメです。
このレビューが参考になれば幸いです。 (*^ω^*)
八木下滋
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本書が主に取り上げているのは騙す側の人たちなので、『人はなぜ騙されるのか』と言うサブタイトルは『人はなぜ騙すのか』とすべきだろう。ただしそれでも、内容に相応しいとは言えない。捏造の経緯は詳しく書かれているものの、「なぜ」に関しては深く追求していないからである。金銭目的と読み取れる場合が多いが、それだけでは説明できない部分もある。
本書が取り上げた五つのケースはどれも興味深い。読み終えた後は『120年ぶりに解明された切り裂きジャックの正体』とか『45年目の衝撃の証言・ケネディ暗殺事件の真相』と言ったタイトルの本やテレビ番組を完全に無視するか、あら探しをするために血眼になって読む(視る)か、のどちらの態度しかとれなくなるだろう。
本書が取り上げた五つのケースはどれも興味深い。読み終えた後は『120年ぶりに解明された切り裂きジャックの正体』とか『45年目の衝撃の証言・ケネディ暗殺事件の真相』と言ったタイトルの本やテレビ番組を完全に無視するか、あら探しをするために血眼になって読む(視る)か、のどちらの態度しかとれなくなるだろう。
たーくら
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世界史ってタイトルつけるなよ。
それに、9.11の解説・・・。
「陰謀説」をこの著者は否定しているけど、
直感的に何か隠している感じがした。
小説みたいな感じで読めば面白いのかな?
取り寄せなければ良かった・・・。
それに、9.11の解説・・・。
「陰謀説」をこの著者は否定しているけど、
直感的に何か隠している感じがした。
小説みたいな感じで読めば面白いのかな?
取り寄せなければ良かった・・・。
三文太助
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歴史上に残る5大捏造事件の、発端〜展開〜終焉〜その後 までを描いた作品。
ケネディ暗殺犯の息子、ケネディ暗殺犯本人と自称する二人の人物を描いた
章は興味深かった。注目を浴びて金儲けがしたいというあまりに俗っぽい捏造
動機はさもありなんである。また、日本のテレビ局がゴールデンタイムで堂々と
ハワード・ヒューズの遺言と自伝を捏造した人物のその後の明暗(なんと、
二人共まだ存命中)はとても味わい深かった。日本人である著者からコンタクト
を受けた当事者らの、それぞれのリアクションの差は面白い。
ときおり入る寒いオヤジギャグはいただけないが、起承転結+現在の関係者
を描いている点は買い。
ケネディ暗殺犯の息子、ケネディ暗殺犯本人と自称する二人の人物を描いた
章は興味深かった。注目を浴びて金儲けがしたいというあまりに俗っぽい捏造
動機はさもありなんである。また、日本のテレビ局がゴールデンタイムで堂々と
ハワード・ヒューズの遺言と自伝を捏造した人物のその後の明暗(なんと、
二人共まだ存命中)はとても味わい深かった。日本人である著者からコンタクト
を受けた当事者らの、それぞれのリアクションの差は面白い。
ときおり入る寒いオヤジギャグはいただけないが、起承転結+現在の関係者
を描いている点は買い。
palladian
世界中の注目を集めた5つの捏造について紹介しています。
著者は、エピソードだけではなく、捏造が生まれた過程や時代背景も併せて紹介しています。
本書を読んで感じたことは、需要(うわさ)があるから供給(捏造)が生まれるということです。
史実では結末しているものの、世間が納得していない事件は数多くあります。
そんな事件に新たな事実が発覚すれば世間が注目するのは確実です。
時代が変化しても人間の心理が変わらない限り、捏造はなくならないと感じました。
著者は、エピソードだけではなく、捏造が生まれた過程や時代背景も併せて紹介しています。
本書を読んで感じたことは、需要(うわさ)があるから供給(捏造)が生まれるということです。
史実では結末しているものの、世間が納得していない事件は数多くあります。
そんな事件に新たな事実が発覚すれば世間が注目するのは確実です。
時代が変化しても人間の心理が変わらない限り、捏造はなくならないと感じました。
うたかた
(目次より)
第一章 誰が切り裂きジャック日記を書いたのか
第二章 ヒトラー副官、マルチン・ボルマンは生きていたのか
第三章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか
第四章 悪魔の棲む家には誰が住んでいたの? 怪談話の顛末
第五章 ハワード・ヒューズの数奇な生涯 贋作者2人の明暗
タイトルは「捏造の世界史 人はなぜ騙されるのか」というやや固いものですが、目次を見てもわかるように、切り裂きジャック以外は現代アメリカを中心としたネタで、世界史というような広範なものを扱っているわけではありません。
まあこのタイトルは明らかに出版社側のつけたもので、あまり関係ないと思います。
内容はトピックになっている事件の経緯のまとめと、著者が独自で行った取材や研究のルポとが半々くらい。ただ内容の絞り込みがなく散漫で、ルポタージュとか研究書というより、捏造をテーマにしたサブカル系エッセイって感じでした。
で、このエッセイ、とても面白かったです。
取り上げるトピックはメジャーなものばかりですが、切り口が独特で、これまで知らなかったこともいろいろあり、また、事件より人間にスポットを当てるという視点がよかったです。
一攫千金を夢見てすぐボロが出るしょーもない「事実」をデッチあげる人々と、金の匂いをかぎつけてそれをあおる人々、そして自ら騙されに行く大衆。
捏造にまつわるのは、全部ミもフタもないマヌケ話ばかりです。でもそこがいいんですよねえ。
特に面白かったのはケネディ暗殺事件研究者業界(しょーもない業界だな)の仲間割れのくだり、
アミティビル・ホラーのけっこう情けない真相(悪魔の棲む家シリーズの簡単な全レビューつき)、
そして最終話のハワード・ヒューズの話はトリだけあって、悲喜劇こもごもで読み応えがあります。おすすめです。
この著者の本は初めて読んだのですが、文章がややへたでちょっと読みにくく(特に“てにをは”が少しヘン)、もったいないと思いました。
また、今ひとつ面白くないつかみのギャグがいくつか入っていて、ちょっと立ち読みした人などに誤解されそうに思いますが、内容は面白かったですよ。
第一章 誰が切り裂きジャック日記を書いたのか
第二章 ヒトラー副官、マルチン・ボルマンは生きていたのか
第三章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか
第四章 悪魔の棲む家には誰が住んでいたの? 怪談話の顛末
第五章 ハワード・ヒューズの数奇な生涯 贋作者2人の明暗
タイトルは「捏造の世界史 人はなぜ騙されるのか」というやや固いものですが、目次を見てもわかるように、切り裂きジャック以外は現代アメリカを中心としたネタで、世界史というような広範なものを扱っているわけではありません。
まあこのタイトルは明らかに出版社側のつけたもので、あまり関係ないと思います。
内容はトピックになっている事件の経緯のまとめと、著者が独自で行った取材や研究のルポとが半々くらい。ただ内容の絞り込みがなく散漫で、ルポタージュとか研究書というより、捏造をテーマにしたサブカル系エッセイって感じでした。
で、このエッセイ、とても面白かったです。
取り上げるトピックはメジャーなものばかりですが、切り口が独特で、これまで知らなかったこともいろいろあり、また、事件より人間にスポットを当てるという視点がよかったです。
一攫千金を夢見てすぐボロが出るしょーもない「事実」をデッチあげる人々と、金の匂いをかぎつけてそれをあおる人々、そして自ら騙されに行く大衆。
捏造にまつわるのは、全部ミもフタもないマヌケ話ばかりです。でもそこがいいんですよねえ。
特に面白かったのはケネディ暗殺事件研究者業界(しょーもない業界だな)の仲間割れのくだり、
アミティビル・ホラーのけっこう情けない真相(悪魔の棲む家シリーズの簡単な全レビューつき)、
そして最終話のハワード・ヒューズの話はトリだけあって、悲喜劇こもごもで読み応えがあります。おすすめです。
この著者の本は初めて読んだのですが、文章がややへたでちょっと読みにくく(特に“てにをは”が少しヘン)、もったいないと思いました。
また、今ひとつ面白くないつかみのギャグがいくつか入っていて、ちょっと立ち読みした人などに誤解されそうに思いますが、内容は面白かったですよ。
西瓜頭
だったらおもしろいですね。
全体を通してチープな感じはしますが、世界史自体が一つの産業なんだなと
感心しました。
年代を重ねる事に嘘がばれて行く模様は、当人に成り代わったとしたら
ドキドキものです。
生きている気がしないでしょうね。
さんざん、メディアを煽って伝えた真実。それが全て嘘だったって。
JFKの項では、日本のTV局のまぬけさ、いいかげんさ、やらせ?
改めて、TV番組は視聴率さへ稼げれば、何でもOKなんだと感心しました。
本当に地に落ちたメディアになりましたね。
鳥越俊太郎氏、落合信彦氏のまぬけさには大爆笑です。
「悪魔の棲む家」の項では、悪魔より怖い事実が隠されていたなんて・・・
悪魔より怖い者・・・それは貧乏だったとは、びっくり仰天。
全体を通してチープな感じはしますが、世界史自体が一つの産業なんだなと
感心しました。
年代を重ねる事に嘘がばれて行く模様は、当人に成り代わったとしたら
ドキドキものです。
生きている気がしないでしょうね。
さんざん、メディアを煽って伝えた真実。それが全て嘘だったって。
JFKの項では、日本のTV局のまぬけさ、いいかげんさ、やらせ?
改めて、TV番組は視聴率さへ稼げれば、何でもOKなんだと感心しました。
本当に地に落ちたメディアになりましたね。
鳥越俊太郎氏、落合信彦氏のまぬけさには大爆笑です。
「悪魔の棲む家」の項では、悪魔より怖い事実が隠されていたなんて・・・
悪魔より怖い者・・・それは貧乏だったとは、びっくり仰天。