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涅槃の王 1 (ノン・ポシェット ゆ 2-16) 文庫 – 2000/8/1
夢枕 獏
(著)
幻獣変化
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2000/8/1
- ISBN-104396327862
- ISBN-13978-4396327866
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2000/8/1)
- 発売日 : 2000/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 4396327862
- ISBN-13 : 978-4396327866
- Amazon 売れ筋ランキング: - 605,988位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に 至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 天海の秘宝(上) (ISBN-13: 978-4022507631 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二度目の読破を目指して今やっと序を読み終えました。やはり面白い。前回読んだのは十年前、これからどんどん面白くなると知りながら、やはりわくわくしますね。
2014年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夢枕獏さんの作品をKindleで読むのは初めてでしたが世界観も壊れてなく、凄く良かったです。
内容は「これぞ夢枕獏っ!」感が満載で、2巻も楽しみです!
内容は「これぞ夢枕獏っ!」感が満載で、2巻も楽しみです!
2009年6月3日に日本でレビュー済み
若き日のシッダールタが悟りを求めて出家した後、不老不死の秘密を求める権力者たちの思惑に巻き込まれ、古代インドの魔境を舞台として繰り広げる冒険活劇。
「幻獣変化」の書き出しから、「神獣変化・覚者降臨編」まで全7編、作者は執筆に15年間を費やした。その間、作者は「魔獣狩り」でベストセラー作家の仲間入りをするのであるが、バイオレンス&エロスが売りの作家評が私の中では定着していた。最近の新聞の連載小説で「西行」の生涯を描き、私のそのイメージは払拭されたようだ。
本作品でも、形而上の世界を全編を通して取り上げ、丁寧に文字に置き換えて行く作業が見事に結実されている。作者のバイオレンス&エロスの持ち味は、要所要所で、その対極として、良好なバランスで全体を引き締めている。
圧巻は最後にシッダールタが覚醒し「仏陀」となり、幾千万の神々に囲まれ歓喜されるシーンだ。この深遠な宗教的テーマを、読者をわくわくさせる冒険活劇として成立させ得た傑作と言えよう。
「幻獣変化」の書き出しから、「神獣変化・覚者降臨編」まで全7編、作者は執筆に15年間を費やした。その間、作者は「魔獣狩り」でベストセラー作家の仲間入りをするのであるが、バイオレンス&エロスが売りの作家評が私の中では定着していた。最近の新聞の連載小説で「西行」の生涯を描き、私のそのイメージは払拭されたようだ。
本作品でも、形而上の世界を全編を通して取り上げ、丁寧に文字に置き換えて行く作業が見事に結実されている。作者のバイオレンス&エロスの持ち味は、要所要所で、その対極として、良好なバランスで全体を引き締めている。
圧巻は最後にシッダールタが覚醒し「仏陀」となり、幾千万の神々に囲まれ歓喜されるシーンだ。この深遠な宗教的テーマを、読者をわくわくさせる冒険活劇として成立させ得た傑作と言えよう。
2011年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『年取りたくない』とか『死にたくない』って、今も昔も変わらぬ命題。若いブッタも初めは求めたのですね。長生きするために命の危険を冒してまでも追い求め、追い求めるがゆえに命を落とす・・・色々な事象に対する人間の小ささを感じつつ、読み初めから最後まで息つくところなく、常にハラハラ、ドキドキ・・・読んでいる自分までもが、いつも死に直面しているような感覚で読み終えました。獏先生の情景描写は凄過ぎて、毎回自分自身もあたかもその現場に居合わせている錯覚を抱くのですが、今回も同様で、すっかり疲れ果てました。(内容は5星でも良いのですが、疲れ果てすぎての4星です。)読み終えた後の無常観・・・たら。ブッタの心境も垣間見れたかも!?
2021年12月18日に日本でレビュー済み
宮城谷昌光の歴史小説は、古代中国を描きながら、人類の精神の機構と、社会でそれがどのように反響を及ぼすのかを、ほとんど社会学のようにさり気なく描写の中に紛れ込ませている点では、極めて抽象的な小説だと思う。
それとおなじ響きを夢枕「涅槃の王」にも感じる。
シッタールダ「不老不死になることは、あの山や天、つまり宇宙と同じになるということは、少し違うという気がする」
ラダ「そんなことを言えるのは主が若いからさ」
シッタールダ「そうだろうな」
百歳にひととせ足らぬ九十九髪、のような奇怪な老婆ラダは、とんでもなく魅力的なヒロインである。
彼女とのかけあい漫才の中で、シッタールダの求める、業を超えるものが少しずつ掘り出されていく。
とともに、夢枕獏終生のテーマである山岳小説も忘れられることはなく、素晴らしい雪山の困難が凍り付くような筆致で描写される。
冒険と苦悩が緊密にタテヨコ横糸で織りなされるサーガに酔い痴れながらまたたくまに読んでしまった。ああ…もったいない。もっとチビチビと読むべきだった。
それとおなじ響きを夢枕「涅槃の王」にも感じる。
シッタールダ「不老不死になることは、あの山や天、つまり宇宙と同じになるということは、少し違うという気がする」
ラダ「そんなことを言えるのは主が若いからさ」
シッタールダ「そうだろうな」
百歳にひととせ足らぬ九十九髪、のような奇怪な老婆ラダは、とんでもなく魅力的なヒロインである。
彼女とのかけあい漫才の中で、シッタールダの求める、業を超えるものが少しずつ掘り出されていく。
とともに、夢枕獏終生のテーマである山岳小説も忘れられることはなく、素晴らしい雪山の困難が凍り付くような筆致で描写される。
冒険と苦悩が緊密にタテヨコ横糸で織りなされるサーガに酔い痴れながらまたたくまに読んでしまった。ああ…もったいない。もっとチビチビと読むべきだった。
2008年11月26日に日本でレビュー済み
この作品は幾つもの側面をもっています。
仏陀が悟を得るまでの物語だと知ると、宗教書の様な硬いイメージだし、又全編
を徹して暴力的で血にもまみれている。
だけど、心配はいりません。
過去と現在がリンクした場面展開の妙や、登場人物の意外な関係又心の描写に
ハッとさせます。
とにかく、読者の心臓を握り潰す様な暴力的な力でねじ伏せて魅せてくれる、人
間物語でエンターテーメント!!
ここまで過激な事を書きましたが、この物語はあくまで救いの物語だと想います。
読み終わった後、晴々とした清々しい想いがして、読者の心も救ってくれる物語。
仏陀が悟を得るまでの物語だと知ると、宗教書の様な硬いイメージだし、又全編
を徹して暴力的で血にもまみれている。
だけど、心配はいりません。
過去と現在がリンクした場面展開の妙や、登場人物の意外な関係又心の描写に
ハッとさせます。
とにかく、読者の心臓を握り潰す様な暴力的な力でねじ伏せて魅せてくれる、人
間物語でエンターテーメント!!
ここまで過激な事を書きましたが、この物語はあくまで救いの物語だと想います。
読み終わった後、晴々とした清々しい想いがして、読者の心も救ってくれる物語。
2011年4月28日に日本でレビュー済み
1巻だけでも一応話は完結しますが、この物語の醍醐味は2巻以降です。
ハリウッドで映画化してもらえないだろうかと本気で思っています。
また、作者本人も自虐的に書いている通り、「完結することのできた貴重な作品」です。
ハリウッドで映画化してもらえないだろうかと本気で思っています。
また、作者本人も自虐的に書いている通り、「完結することのできた貴重な作品」です。
2022年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
グロいです。
長期的に心的苦痛を与えられるという意味ではトラウマになりました。
メインの主人公として見てしまう釈迦について、感情が希薄というか、何を考えているか分からないというか、出来事にあまり絡んでこないからというか、メインの主人公のような存在感がありません。
長期的に心的苦痛を与えられるという意味ではトラウマになりました。
メインの主人公として見てしまう釈迦について、感情が希薄というか、何を考えているか分からないというか、出来事にあまり絡んでこないからというか、メインの主人公のような存在感がありません。