孤島ものミステリーとしてはよくあるパターンで、一人ずつ犠牲になっていく恐怖はよく表現されていたと思う。ひとりひとりの性格とか内面がもう少しクリアに書き分けられいてたら恐怖の感じ方などもその感受性によって違っていてよかったのになあと思いました。
それと、夏のぎらぎらした太陽の熱があおる焦燥感とか、孤島の砂のざらざらした感触からくる手触りなどが行間にもう少し感じられると場の空気がもっと濃密になったのにとやや残念です。
途中でまで読んで先が予想されてしまったのはがっかりでした。
なお、これは個人的な好みですが、若いお嬢さんが怖い思い、痛い思いをするのはかわいそうで好きじゃない。
以上を総合して☆ふたつにさせていただきました。
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この島でいちばん高いところ (祥伝社文庫 こ 14-3) 文庫 – 2000/10/1
近藤 史恵
(著)
- 本の長さ151ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104396328117
- ISBN-13978-4396328115
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 151ページ
- ISBN-10 : 4396328117
- ISBN-13 : 978-4396328115
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,281,886位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年6月17日に日本でレビュー済み
無人島に遊びに行った女子高生たちが、うっかり帰りの舟を逃し、恐怖の体験をする…という設定。
恐怖度より不快指数が高く、ヒロインのひとり葛葉は責任回避的な女だし(戦うユンジャは唯一カッコいいけどねえ)、犯人の動機もイマイチ不鮮明だし、忌むべき陵辱シーンはあるし、私の好みとは全く正反対のお話。戦略が媚のみというのもやるせなし。
登場する或る男の言葉は醜悪だが真実を言い当てているのだろう。読後〈女の友情はハムのように薄い〉とか〈女って絶対に共闘できないよね〉という巷でよく聞く言葉を思い出させる一冊であった。
恐怖度より不快指数が高く、ヒロインのひとり葛葉は責任回避的な女だし(戦うユンジャは唯一カッコいいけどねえ)、犯人の動機もイマイチ不鮮明だし、忌むべき陵辱シーンはあるし、私の好みとは全く正反対のお話。戦略が媚のみというのもやるせなし。
登場する或る男の言葉は醜悪だが真実を言い当てているのだろう。読後〈女の友情はハムのように薄い〉とか〈女って絶対に共闘できないよね〉という巷でよく聞く言葉を思い出させる一冊であった。