国際金融の世界をベトナムのハノイ駐在事務所長を主人公にして描いた小説である。1998年に破綻した日本長期信用銀行をモデルとしたもので、当該銀行が資金ショート直前まで行く状況を主人公がたまたま香港にいて体験する描写が手に汗握るものとなっている。上巻(「アジアの隼(上)」)と異なり、スピート感があり、非常にハラハラドキドキさせられる小説である。
本書に登場するベトナムの描写は、著者がよく調べてから描いていることがよくわかり、深みを感じるものとなっている。実在する発電所名のみならず、ハノイやホーチミンの街の様子や社会・文化が非常に細かく、かつ丁寧に描写されている。著者が取材あるいは体験を基づいて描いていることが伺える。(2014/1/16)
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アジアの隼 (下) 祥伝社文庫 (祥伝社文庫 く 14-3) 文庫 – 2004/10/1
黒木 亮
(著)
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巨大発電プロジェクトを落札せよ
その時、悪夢が…
国際経済最前線の日本人を描く傑作小説
巨大プロジェクトの入札をめぐり、邦銀ベトナム事務所の真理戸潤(まりとじゅん)と日系商社の前に一人の男が立ちはだかる。アジア経済の暗部を渡り歩く大手米銀のシンだ。タイ・バーツ暴落と通貨危機が香港の証券会社「ペレグリン」を揺るがし、アジア全域に暗雲が広がる頃、日本では都市銀行や大手証券会社が破綻……。濁流のアジア市場を活写した話題の国際経済小説!
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- 本の長さ380ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104396331886
- ISBN-13978-4396331887
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商品の説明
著者について
著者の黒木亮氏は、1957年北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学修士。銀行、証券会社、総合商社英国現法プロジェクト金融部長を経て作家に。2000年に巨額融資を巡る日米金融機関の息詰まる激闘を描いて「喉の渇きを覚えながら、一気に読了した」と高杉良氏に絶賛された『トップ・レフト』(祥伝社文庫)でデビュしー。国際金融の舞台で活躍した経験を生かした新しい小説の書き手として注目を集めている。著書に『青い蜃気楼 小説エンロン』がある。ロンドン在住。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 380ページ
- ISBN-10 : 4396331886
- ISBN-13 : 978-4396331887
- Amazon 売れ筋ランキング: - 294,185位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 173位経済・社会小説 (本)
- - 804位祥伝社文庫
- - 7,200位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1957年、北海道生まれ。
早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。
銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、貿易金融、航空機ファイナンスなどを手がける。
2000年、『トップ・レフト』でデビュー。主な作品に『巨大投資銀行』、『排出権商人』、『エネルギー』など。大学時代は競走部に所属し、箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションで綴られている。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年6月14日に日本でレビュー済み
上巻はペースが遅く、いろんな登場人物が出てきて、
いったい、誰を主人公にした何の物語なのかちんぷんかんぷんだが、
やっと下巻になって、真理戸潤を軸にプロジェクトファイナンスをめぐる攻防という、
物語の核が見えてきて、そこそこおもしろくなるものの、
ほとんどの内容がベトナム人の賄賂を要求する腐敗さへの文句ばかりで、
ディテールはしっかりしているが、
ストーリーの核が意外とぞんざいで読みにくい部分もまだ残る。
上巻でだらだら書いてきたのに、
後半、駆け足なのが非常に残念。
クライマックスこそきちんと書くべきなのに。
題材がすばらしいだけでに
違う書き手なり編集者なりがリライトすれば
おもしろい作品に生まれ変わるだろう。
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ストーリーの核が意外とぞんざいで読みにくい部分もまだ残る。
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後半、駆け足なのが非常に残念。
クライマックスこそきちんと書くべきなのに。
題材がすばらしいだけでに
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