下巻読了。
この作家の描写には、つくづく驚かされます。
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風魔(下) (祥伝社文庫 み 14-4) 文庫 – 2009/8/29
宮本 昌孝
(著)
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<いやはや、すごい。/書評家・北上次郎 表と影の英雄たちが乱世を駆ける時代巨編>
天下を取った家康の、唯一の気がかりは小太郎率いる風魔衆だった。折しも新開地江戸で、日本橋の大店が兇賊に蹂躙される。何者の仕業か? 徳川忍び衆総帥柳生又右衛門は、小太郎一派に相違なしと断定。ここに風魔狩りの命が下った――。勝利するのは剣の極意か、徒手空拳の技か。乱世を締め括る影の英雄たちが、箱根山塊で激突する! 迫力の時代巨編、堂々の完結。
天下を取った家康の、唯一の気がかりは小太郎率いる風魔衆だった。折しも新開地江戸で、日本橋の大店が兇賊に蹂躙される。何者の仕業か? 徳川忍び衆総帥柳生又右衛門は、小太郎一派に相違なしと断定。ここに風魔狩りの命が下った――。勝利するのは剣の極意か、徒手空拳の技か。乱世を締め括る影の英雄たちが、箱根山塊で激突する! 迫力の時代巨編、堂々の完結。
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2009/8/29
- ISBN-10439633530X
- ISBN-13978-4396335304
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著者について
一九五五年、静岡県浜松市生まれ。日大芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。九五年『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、歴史時代作家の新旗手として斯界をリードする。緻密で重厚ながらどこか爽快感溢れる作風にファンも多い。著書に『陣借り平助』(祥伝社文庫)『藩校早春賦』『夏雲あがれ』『ふたり道三』『おねだり女房』『海王』など多数。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2009/8/29)
- 発売日 : 2009/8/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 464ページ
- ISBN-10 : 439633530X
- ISBN-13 : 978-4396335304
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,438位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 319位祥伝社文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年11月1日に日本でレビュー済み
早いテンポの展開に登場人物の裏切りや騙し、策略等が交差しうかうかしていると展開を見失うほどだ。
史実を尊重した中に大胆な展開があり読み応え十分な作品だ。
ただ、小太郎が強すぎてなんでもありのような作品にはちょっと抵抗を感じないわけではない。
一般文学通算738作品目の感想。通算1106冊目の作品。2011/11/01
史実を尊重した中に大胆な展開があり読み応え十分な作品だ。
ただ、小太郎が強すぎてなんでもありのような作品にはちょっと抵抗を感じないわけではない。
一般文学通算738作品目の感想。通算1106冊目の作品。2011/11/01
2013年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上・中巻と読んで、下巻が読みたくなり 書店で探したけど 見つからなかった…
もしかしたらと思い…こちらで見つけました!!
安く購入出来て、満足です。
もしかしたらと思い…こちらで見つけました!!
安く購入出来て、満足です。
2010年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全3巻にわたる長編小説のクライマックス.
時代背景は関ヶ原に勝利した徳川家康が征夷大将軍となる頃.豊臣家滅亡となる大阪の陣はまだ先のことである.
だが下巻ではそういった背景もほとんど気にならないほど,風魔の小太郎中心に描かれる.何人たりにも支配されない小太郎は,時代にさえも支配されなくなったかのようである.上・中巻で登場してきた人物の顛末も次々と描かれ,読者は息をつく間もない.気が付けば,僅か数時間で読み終えてる.下巻は一度ひも解き始めたら最後,途中で止めることは出来ない.
史実の上では,北条家滅亡後,風魔一族は夜盗になったとも帰農したとも言われている.本作品はもちろん小説であり史書ではないが,そのあたりとの整合性もよくとれていると思う.
今までに読んだ風魔小太郎を主人公とした小説の中で,本作品が一番面白かった.
時代背景は関ヶ原に勝利した徳川家康が征夷大将軍となる頃.豊臣家滅亡となる大阪の陣はまだ先のことである.
だが下巻ではそういった背景もほとんど気にならないほど,風魔の小太郎中心に描かれる.何人たりにも支配されない小太郎は,時代にさえも支配されなくなったかのようである.上・中巻で登場してきた人物の顛末も次々と描かれ,読者は息をつく間もない.気が付けば,僅か数時間で読み終えてる.下巻は一度ひも解き始めたら最後,途中で止めることは出来ない.
史実の上では,北条家滅亡後,風魔一族は夜盗になったとも帰農したとも言われている.本作品はもちろん小説であり史書ではないが,そのあたりとの整合性もよくとれていると思う.
今までに読んだ風魔小太郎を主人公とした小説の中で,本作品が一番面白かった.
2017年7月23日に日本でレビュー済み
こんなに後を引く本を読んだのは久しぶりです。
風磨小太郎が大好きになりました。
風磨小太郎が大好きになりました。
2006年5月7日に日本でレビュー済み
相変らず各々の思い、策謀、戦いが錯綜する中、
一人悠然と自分の生き方を貫く
主人公の生き方が清く潔くうらやましい。
この時代に命を張って生きねばならない武士にとって、
ファンタジーのようなラストにも象徴されるように、
夢のような光の彼方へどこまでも行くヒーローは
あなたの胸に熱い風の名残を残すことだろう。
一人悠然と自分の生き方を貫く
主人公の生き方が清く潔くうらやましい。
この時代に命を張って生きねばならない武士にとって、
ファンタジーのようなラストにも象徴されるように、
夢のような光の彼方へどこまでも行くヒーローは
あなたの胸に熱い風の名残を残すことだろう。
2010年6月6日に日本でレビュー済み
中巻に不満を持っていたが、下巻で見事に終えてくれた。予想した結末ではあったが、そこに至る最終決戦の数々が面白い。氏姫に最後まで翻弄された小太郎だが、生き方を貫いたのは立派。下巻は読み応えがあった。
2006年4月30日に日本でレビュー済み
さて、この「風魔」下巻の見どころを簡潔に言わせますと、小太郎率いる風魔衆VS柳生又右衛門率いる柳生一門による死闘でしょう。
文章一つ一つから、激闘がひしひしと伝わっております。
それと、関ヶ原合戦を制した徳川勢とあくまでも従おうとしない小太郎や氏姫らの苦悩等も、けして見逃せません。
特に、氏姫の小太郎の対する気持ち故に、小太郎達風魔衆を遠ざける行動の裏にある決意も、思った以上に胸が痛くなりました。
その直後に、小太郎が氏姫の真意を知った瞬間も。
最後は、史実を基づいた結末のために切なかったのですが、最後まで読み終わった時に感じた達成感は、物凄かったです。
文章一つ一つから、激闘がひしひしと伝わっております。
それと、関ヶ原合戦を制した徳川勢とあくまでも従おうとしない小太郎や氏姫らの苦悩等も、けして見逃せません。
特に、氏姫の小太郎の対する気持ち故に、小太郎達風魔衆を遠ざける行動の裏にある決意も、思った以上に胸が痛くなりました。
その直後に、小太郎が氏姫の真意を知った瞬間も。
最後は、史実を基づいた結末のために切なかったのですが、最後まで読み終わった時に感じた達成感は、物凄かったです。