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ク-ル・ジャパン世界が買いたがる日本 単行本 – 2006/2/15
杉山 知之
(著)
日本を救う「新文化産業」の未来とは!
アニメ、ゲーム、映画、フィギュア……
今、「メイド・イン・ジャパン」は世界最先端商品だ!
デジタルで統合が進むコンテンツ・ビジネスを国際マーケットでどう育てるか。
<文化と技術の融合した「新産業」が、これからの日本を牽引する(本書まえがきより)>
マンガやアニメをはじめとした日本のポップ・カルチャーが「クール(COOL=カッコいい)だ」と海外で高く評価され、大人気である。日本政府も、マンガやアニメ、映画、ゲームなどの「コンテンツ」が国際的に競争力を持ち、将来性も期待できる「売り物」であるとして、「知的財産戦略本部」を設置した。
これまで新聞、出版、放送、音楽、映画、ゲームなど、それぞれが独自に発展してきた産業は、デジタル化によって融合しつつあり、通信や電機、自動車などあらゆる産業も横に串刺しして再編する「コンテンツ産業」が出現しようとしている。まさに文化と技術の融合した新産業である。
この新産業が、少子高齢化や国家財政の行く末に不安を感じている現在の日本を、新しい次元へと牽引することは間違いない。
アニメ、ゲーム、映画、フィギュア……
今、「メイド・イン・ジャパン」は世界最先端商品だ!
デジタルで統合が進むコンテンツ・ビジネスを国際マーケットでどう育てるか。
<文化と技術の融合した「新産業」が、これからの日本を牽引する(本書まえがきより)>
マンガやアニメをはじめとした日本のポップ・カルチャーが「クール(COOL=カッコいい)だ」と海外で高く評価され、大人気である。日本政府も、マンガやアニメ、映画、ゲームなどの「コンテンツ」が国際的に競争力を持ち、将来性も期待できる「売り物」であるとして、「知的財産戦略本部」を設置した。
これまで新聞、出版、放送、音楽、映画、ゲームなど、それぞれが独自に発展してきた産業は、デジタル化によって融合しつつあり、通信や電機、自動車などあらゆる産業も横に串刺しして再編する「コンテンツ産業」が出現しようとしている。まさに文化と技術の融合した新産業である。
この新産業が、少子高齢化や国家財政の行く末に不安を感じている現在の日本を、新しい次元へと牽引することは間違いない。
- 本の長さ249ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2006/2/15
- ISBN-104396612621
- ISBN-13978-4396612627
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2006/2/15)
- 発売日 : 2006/2/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 249ページ
- ISBN-10 : 4396612621
- ISBN-13 : 978-4396612627
- Amazon 売れ筋ランキング: - 410,689位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 73,703位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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工学博士/デジタルハリウッド大学 学長
1954年東京都生まれ。87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年 日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との 合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の初代学院長に就任。XRコンソーシアムアドバイザー、一般社団法人Metaverse Japan理事、超教育協会評議員を務め、また福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は主にアメリカで日本のアニメや漫画の興隆を目の当たりにした筆者が、日本のサブカルチャーはコンテンツとして大変魅力的であると説くものである。確かにその通りだと思うし、国を挙げてもっと積極的な支援事業も必要だろうが、やや印象論的なところも否めない。本書が出版されたのは2006年だが、その直後、日本のアニメは「涼宮ハルヒ」シリーズの大ブレイクによって世界的なブーム(?)を巻き起こした。ところが現状は、お手軽なラノベや漫画のアニメが安易に大量生産されるようになってしまい、質的には低下しているのも否めない。さて筆者はこの現状をどう見ているのだろうか。
2006年9月15日に日本でレビュー済み
子どものころからアニメが大好きだった主婦です。
いまだから、アキハバラの文化が受け入れられるのですが、
当時はまだまだ、アンダーグラウンド!
子育てをしていて、日々流れるニュースを前に
一体自分の子ども達の将来はどうなるのか?
日本って大丈夫なの??と
思っていたのですが、これを読んで
日本ってすごい! もっと世界のメジャーになっていい
文化を持っているじゃないか!と思いました。
アニメ万歳です!
日本のアニメはアメリカなどのカートゥーンと違って
脚本が全然大人向け。
ガンダムを初め、小説に値する脚本を土台とした
人間描写がすばらしいのです。
お子様向けとせず、人とは何か?と万人に問うような
日本の真剣なものづくりのすばらしさを
語っていると思いました。
いまだから、アキハバラの文化が受け入れられるのですが、
当時はまだまだ、アンダーグラウンド!
子育てをしていて、日々流れるニュースを前に
一体自分の子ども達の将来はどうなるのか?
日本って大丈夫なの??と
思っていたのですが、これを読んで
日本ってすごい! もっと世界のメジャーになっていい
文化を持っているじゃないか!と思いました。
アニメ万歳です!
日本のアニメはアメリカなどのカートゥーンと違って
脚本が全然大人向け。
ガンダムを初め、小説に値する脚本を土台とした
人間描写がすばらしいのです。
お子様向けとせず、人とは何か?と万人に問うような
日本の真剣なものづくりのすばらしさを
語っていると思いました。
2007年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃よりアニメ・漫画好きだが、本書で、
日本のアニメがなぜ世界で受入れられているか
初めて分かった気がする。
アニメは、海外では日本でのように創られて
おらず(海外では子供番組)、日本のはストーリ
ーやキャラクターがハリウッド映画並に凝った
ものとなっている。だから、海外の子供にも
受けるし、海外の大人にも受けるんでしょう。
ビジネスとしてみたコンテンツについても
言及されており、その特性も良く分かった。
日本のアニメがなぜ世界で受入れられているか
初めて分かった気がする。
アニメは、海外では日本でのように創られて
おらず(海外では子供番組)、日本のはストーリ
ーやキャラクターがハリウッド映画並に凝った
ものとなっている。だから、海外の子供にも
受けるし、海外の大人にも受けるんでしょう。
ビジネスとしてみたコンテンツについても
言及されており、その特性も良く分かった。
2010年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シックな色に統一された無印良品など、日本がクールでかっこいい状態であるという風潮の現在のコンテンツ産業の旗手のデジタルハリウッドの先生が語る。読みやすく、納得のいく内容でした。
2007年4月10日に日本でレビュー済み
日本のコンテンツビジネスについて
非常に良くまとまった一冊である。
ありがちな瑣末な知識の披露ではなく
これでもってどうやったら金儲けができるのか、
という視点を貫いている点は好感が持てる。
しかし「萌えるアメリカ 米国人はいかにして
MANGAを読むようになったか 」などに
見られるような泥臭い実態ではなく、
評論家的に突き放したクールな文体は
ややこの分野への偏愛が足りない気もしてしまう。
非常に良くまとまった一冊である。
ありがちな瑣末な知識の披露ではなく
これでもってどうやったら金儲けができるのか、
という視点を貫いている点は好感が持てる。
しかし「萌えるアメリカ 米国人はいかにして
MANGAを読むようになったか 」などに
見られるような泥臭い実態ではなく、
評論家的に突き放したクールな文体は
ややこの分野への偏愛が足りない気もしてしまう。
2006年2月18日に日本でレビュー済み
この本はデジタルコンテンツが何かということを知らない人達に向かって書かれた解説書でもあるが、むしろ世の中のオタク達に向かって、『君たちが今やっていることは、実はこんなことなんだよ』と、気づかせてくれる本でもあると思う。
ネットの時代となり、どんな趣味の人でも同じ趣味を持った仲間を捜すのが極めて容易になり、情報の集積や流通も加速度的になっている。まさにオタクがオタクを生みさらなる高み(深み?)へと登っていく状況が世界的にできつつあるが、その最先端を走っているのが、実は日本である。
では、そこから発信されているのは何か? そしてそれにより何が起きているのか? それこそオタク文化であり、世界の人々の考え方感じ方の日本化(オタク化)である。
日本固有の文明のエッセンスがふんだんに盛り込まれたマンガやアニメなどに代表されるオタク文化が世界に流れ出たとき、それは日本人の『モノに対するこだわり』や、タブーの無い『生き方・考え方』を伝え、教育する教材となっている。
まずは子供達にしか伝わらないかもしれない。しかしその子供もやがて大人になる。そして既に社会の第一線で働くようになって来ている事実。親子で二世代オタクも当たり前になってきている現状。そしてそれは日本ではじまり、世界へと波及している現象なのだ。
もしかすると、いや、もしかしなくても日本のオタク文化は、人類の精神史を大きく変えるパワーを持っているのではと思えてくる。そんな本です。
ビジネスとして何らかの製作に携わる人、ネット上での創作活動にいそしむ人、こだわりの品を集める為に苦労をいとわない人。そんなオタク達が、ふと立ち止まり、自分が置かれた現状を見つめ直す為に読んで欲しいと思いました。
読み終われば、きっと今の自分(オタク)に自信が持てますよ。私もそうでしたから。
ネットの時代となり、どんな趣味の人でも同じ趣味を持った仲間を捜すのが極めて容易になり、情報の集積や流通も加速度的になっている。まさにオタクがオタクを生みさらなる高み(深み?)へと登っていく状況が世界的にできつつあるが、その最先端を走っているのが、実は日本である。
では、そこから発信されているのは何か? そしてそれにより何が起きているのか? それこそオタク文化であり、世界の人々の考え方感じ方の日本化(オタク化)である。
日本固有の文明のエッセンスがふんだんに盛り込まれたマンガやアニメなどに代表されるオタク文化が世界に流れ出たとき、それは日本人の『モノに対するこだわり』や、タブーの無い『生き方・考え方』を伝え、教育する教材となっている。
まずは子供達にしか伝わらないかもしれない。しかしその子供もやがて大人になる。そして既に社会の第一線で働くようになって来ている事実。親子で二世代オタクも当たり前になってきている現状。そしてそれは日本ではじまり、世界へと波及している現象なのだ。
もしかすると、いや、もしかしなくても日本のオタク文化は、人類の精神史を大きく変えるパワーを持っているのではと思えてくる。そんな本です。
ビジネスとして何らかの製作に携わる人、ネット上での創作活動にいそしむ人、こだわりの品を集める為に苦労をいとわない人。そんなオタク達が、ふと立ち止まり、自分が置かれた現状を見つめ直す為に読んで欲しいと思いました。
読み終われば、きっと今の自分(オタク)に自信が持てますよ。私もそうでしたから。
2006年3月31日に日本でレビュー済み
私は30才台後半ですが、この本を読んでみて欧米製作の子供向けアニメと日本のアニメを比較した時にその違いを再発見できました。
特にアメリカは娯楽性に重きを置き、教育的な観点では、正義、自由、勧善懲悪といったステレオタイプのテーマが容赦なく連呼される。
日本はどうだろう? 善悪に完全に分けきれないキャラクターが個々の個性を持って現れる。
欧米世界が日本のアニメや漫画に興味を抱いたのは、この多様性に他ならない。
完全に二元化した善悪の構図ではなく、多元的に混沌とした世界感の中にもテーマはしっかりと存在し、普遍的で共生的な愛情の注ぎ方や生き方を葛藤を交えながら描いている点にある。
昔の日本のアニメで「ミクロイドS」があり、この主題歌の中で、「心を忘れた科学には幸せ求める夢が無い。」と言い切っている。
アメリカではこのような発想でアニメ主題歌は作られてきていないと思う。
科学力は諸刃の刃、核兵器も作れれば、家電や車といった人間生活を豊かにしたり、カラオケやアニメといった文化にまで昇華させる力を持つことを日本人はよく自覚している。
日本のアニメや漫画、文学には「自己犠牲」の尊さや「切ない程の愛情」、その世界を極める「道」を意識した精神的な世界が下敷きにあるものが多い。
このような日本人の感性に欧米の人たちも共鳴したのだと思う。
特にアメリカは娯楽性に重きを置き、教育的な観点では、正義、自由、勧善懲悪といったステレオタイプのテーマが容赦なく連呼される。
日本はどうだろう? 善悪に完全に分けきれないキャラクターが個々の個性を持って現れる。
欧米世界が日本のアニメや漫画に興味を抱いたのは、この多様性に他ならない。
完全に二元化した善悪の構図ではなく、多元的に混沌とした世界感の中にもテーマはしっかりと存在し、普遍的で共生的な愛情の注ぎ方や生き方を葛藤を交えながら描いている点にある。
昔の日本のアニメで「ミクロイドS」があり、この主題歌の中で、「心を忘れた科学には幸せ求める夢が無い。」と言い切っている。
アメリカではこのような発想でアニメ主題歌は作られてきていないと思う。
科学力は諸刃の刃、核兵器も作れれば、家電や車といった人間生活を豊かにしたり、カラオケやアニメといった文化にまで昇華させる力を持つことを日本人はよく自覚している。
日本のアニメや漫画、文学には「自己犠牲」の尊さや「切ない程の愛情」、その世界を極める「道」を意識した精神的な世界が下敷きにあるものが多い。
このような日本人の感性に欧米の人たちも共鳴したのだと思う。
2009年10月18日に日本でレビュー済み
日本のコンテンツに元気があった時期に書かれた本という感じがしました。
アニメ離れ、アニメ原作の枯渇という事態に直面しつつある今の日本アニメ業界を見ると隔世の感(数年しか経過していませんが)があります。
アニメ離れ、アニメ原作の枯渇という事態に直面しつつある今の日本アニメ業界を見ると隔世の感(数年しか経過していませんが)があります。